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千葉市若葉区の都賀で高血圧の症状にお困りの患者の方へ
現在、日本において高血圧の方は「約4300千万人」いると試算されております。高血圧はいわゆる生活習慣病のひとつ。ほとんどの方は自覚症状がありません。しかし放置しておくのは危険です。血圧が高い状態を放っておくと、徐々に動脈硬化が進行し、大血管、心臓、腎臓などが傷害を受け、重大な病気を引き起こすことになります。ですから、高血圧と診療された場合は放置せず、生活習慣を見直す。もしくは薬の服用により、血圧をコントロールする必要があるでしょう。 この記事では「高血圧の原因」や「高血圧の治療法」について、詳しくご説明していきます。高血圧症に心当たりのある方は、ぜひ最後までご覧ください。
2021.10.10
コロナワクチンによる副反応の症状についてご説明します
現在、日本で接種が行われているコロナワクチンは、いずれも新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、重症化を予防する効果が期待されています。しかしながら、なかなかコロナワクチンの接種が進みません。これは供給量や打ち手不足の問題。それに加えて、誤った情報に基づく誤解や副反応への恐れが原因ではないかと考えられております。 この記事では、これからコロナワクチンを接種される方に向けて、副反応の症状について説明したいと思います。副反応の症状を知り、コロナワクチンへの理解を深めれば、安心して接種ができると思います。また、副反応がおこった際、冷静に対処できるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
2021.09.07
コロナワクチン接種後の副反応について解説します
現在、日本で接種が行われているコロナワクチンは、安全性を確認した上で承認され、接種されています。そのため、コロナワクチン接種後にみられる副反応を過度に恐れることはありません。一般的にワクチン接種後には、身体が免疫をつける反応を起こすため、発熱や接種部位の痛みなどの副反応が多くの方に出現するとされています。ですから、副反応が起こっても慌てず、冷静に対処していただきたく存じます。 この記事では、これからコロナワクチンを接種される方に向けて、接種後の不安を和らげるため、副反応について解説いたします。記事の後半では、副反応がおこった場合の対応について詳しく書いておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
2021.09.07
新着記事
インフルエンザの待機期間について
内科に関する記事です。
この記事では「インフルエンザの感染から発症までの待機期間」について解説していきます。後半部分では「インフルエンザの感染を防ぐポイント」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
インフルエンザの感染から発症までの待機期間について
学校保健安全法におけるインフルエンザの待機期間
インフルエンザ潜伏期間中の注意点
インフルエンザに感染したかもと思ったら
インフルエンザに感染した疑いがある場合に医療機関を受診する方法
インフルエンザの感染を防ぐポイント
当院では予約なしでインフルエンザ予防接種が可能です
インフルエンザの感染から発症までの待機期間について
厚生労働省が発表している「インフルエンザ Q&A」では、インフルエンザの発症前日から発症後5日間は外出を控えることが推奨されています。なぜなら、この期間中は“鼻”や“喉”からウイルスが排出されるためです。したがって、基本的には発症前日から発症後5日間は外出を控える必要があります。なお、インフルエンザウイルスの排出期間には個人差がありますので、“咳”や“くしゃみ”などの症状が続く場合には、不織布製マスクを着用するなど周りの方へうつさないよう配慮してください。排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、解熱後もウイルスを排出しておりますので、引き続きご注意ください。「厚生労働省」でも同様の見解を述べております。
学校保健安全法におけるインフルエンザの待機期間
学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」を、インフルエンザによる出席停止期間として定めています。したがって、お子さんがインフルエンザに感染した際の休みの期間としては5日間程度が妥当です。ただし、病状により「学校医」や「その他の医師」において感染のおそれがないと認められた場合は、この限りではありません。
インフルエンザ潜伏期間中の注意点
インフルエンザは、潜伏期間中にも感染力があり、他者にウイルスを広げる可能性があるため注意が必要です。インフルエンザウイルスの潜伏期間は一般的に1~3日とされています。ただし、潜伏期間は年齢や体質、体調によって個人差があり、この期間が長くなることもあります。例えば、子供や高齢者は通常、免疫系が未発達または衰えているため、潜伏期間が長くなることがあります。また、基礎疾患を抱えている方も同様です。インフルエンザウイルスの潜伏期間は個人差が大きいため、「インフルエンザ陽性者」との接触があった場合は十分に注意してください。なお、インフルエンザ発症直後に「インフルエンザ迅速検査」を行っても陽性となりづらい傾向があります。また、インフルエンザ迅速検査は、本当にインフルエンザに感染していても、必ずしも陽性になるわけではありません。それに検査陰性であっても、インフルエンザに感染していないとも言い切れません。したがって、インフルエンザの流行期において“インフルエンザ陽性者”との接触があった場合に、発熱・咽頭痛・関節痛といったインフルエンザ様症状を呈して受診された場合、検査が陰性でも「インフルエンザ」と臨床診断することがあります。インフルエンザの潜伏期間について詳しく知りたい方は「インフルエンザ潜伏期間の症状・感染について|患者・家族の方へ」をご覧ください。
インフルエンザに感染したかもと思ったら
インフルエンザは「飛沫感染」や「接触感染」により感染が広がります。したがって、インフルエンザに罹患した可能性がある場合は、会社内・家庭内での感染リスクに注意してください。具体的には、会社内・家庭内での感染リスクは密なコミュニケーションや共有する空間によって高まりますので、なるべく3密(密閉・密集・密接)を避けてください。また、共用の食器やタオルに触れることにより、会社内・家庭内でのウイルスの拡散が生じますので、感染者が触れたものに触れないように気を付けてください。会社内・家庭内にインフルエンザ患者が発生すると、家族にインフルエンザが蔓延することが危惧されますので、十分に注意してください。なお、会社内・家庭内の感染対策としては、以下が有用です。
・換気は積極的に行う
・タオルなどの共有はしない
・接触が必要な場合にはマスクを装着
・マスクを外す際には2m以上離れる
・インフルエンザ患者の衣類などに触れた際には必ず手洗いをする
インフルエンザに感染した疑いがある場合に医療機関を受診する方法
インフルエンザに感染した疑いがある場合、まずはお近くの医療機関に電話して、受診方法について相談してください。発熱患者の診療を行っている医療機関がどこにあるか分からない方は、保健所などに設置されている発熱相談センターに電話して、「どの医療機関に行けばよいか」相談してください。また、「呼吸が苦しい」「意識が朦朧としている」など症状が重い方については、できるだけ早く入院設備のある医療機関を受診することをお勧めします。そして必要ならば我慢せず、救急車(119番)を呼んでください (必ずインフルエンザの症状があることを伝えてください)。なお、当院では発熱外来を設置し、インフルエンザに関する診察を行っております。インフルエンザに感染した疑いがある方は、お気軽にご相談ください。
インフルエンザの感染を防ぐポイント
インフルエンザは、鼻や口から侵入した「インフルエンザウイルス」が肺や気道で感染・増殖することで引き起こされる疾患です。インフルエンザの感染を予防するためには、「インフルエンザが流行しているときは人混みを避ける」、「マスクを着用する」などの対策により、感染ルートを断つことが大切になります。以下、インフルエンザウイルスの感染を防ぐためのポイントです。
【インフルエンザ対策1】人混みに出ない
インフルエンザが流行している時期は、不要な外出は避けたほうが安心です。「ショッピングセンター」や「繁華街」などの人混みでインフルエンザに感染することも多いため、インフルエンザが流行している時期は、ご注意ください。なお、やむを得ず外出する場合は、なるべく短時間で済ませることをお勧めします。
【インフルエンザ対策2】マスクを着用する
マスクによるインフルエンザ予防は、効果が薄いことが示されています。ただし、全く効果がないわけではありません。近くにいる誰かが“くしゃみ”や“咳”をしたときには、マスクによって飛沫感染を防ぐことができます。また、“くしゃみ”や“咳”が出る人が周囲にウイルスを拡散しないためにもマスクは有効です。したがって、人混みに出る場合などにはマスクの着用をお勧めします。
【インフルエンザ対策3】手洗い・手の消毒
手についたウイルスが口や鼻に入るというのが、インフルエンザウイルスの感染経路としてとても多いケースです。したがって、インフルエンザの予防として最もお勧めなのは、手洗い・手の消毒になります。手洗い・手の消毒をこまめに行えばウイルスを撃退し、インフルエンザウイルスの感染を防ぐことができますので、小まめに手洗い・手の消毒を行ってください。
【インフルエンザ対策4】毎日の食事で免疫力を高める
インフルエンザウイルスの感染を防ぐためには、毎日の食事で免疫力を高めて、「インフルエンザにかからない体づくり」をすることも大切です。具体的には、免疫システムに欠かせない「ビタミンC」と体のエネルギー産生に必要な「ビタミンB1群」、鼻やのどの粘膜を強化する働きのある「ビタミンB2」「ビタミンB6」を多くとることがポイントになります。なお、免疫力を高めるためには1日3食、規則正しく食べることも大切です。免疫力を高めるためにも、栄養バランスのとれた食事と良好な生活習慣を心掛けてください。
【インフルエンザ対策5】適度な湿度を保つ
空気が乾燥すると、のどの粘膜の“防御機能”が低下します。したがって、乾燥しやすい室内では加湿器の使用をお勧めします。免疫効果を正常に作用させるためには50~60%程度の湿度が必要になりますので、加湿器などで“室内の湿度”を適切に維持するよう心掛けてください。
【インフルエンザ対策6】インフルエンザ予防接種
インフルエンザの発症を予防するためにも「インフルエンザ予防接種」を推奨します。インフルエンザ予防接種は感染を防ぐだけでなく、症状の重症化を防ぐ効果もあります。インフルエンザは悪化すると、気管支炎や肺炎、脳症などの重篤な合併症を引き起こす恐れがありますので、高齢者や基礎疾患をお持ちの方には、インフルエンザ予防接種を強く推奨いたします(インフルエンザ予防接種をしてもインフルエンザにかかる場合があります)。
【インフルエンザ対策7】うがい
うがいは、のどに付着したウイルスの数を減らしたり、洗い流したりするために有効と言われています。口の中をきれいに保てば、口からうつる「インフルエンザ」や「風邪」などの感染症を防ぐことができますので、外出先から戻ったら「うがい」を行ってください。
当院では予約なしでインフルエンザ予防接種が可能です
インフルエンザウイルスに感染すると、約1週間で回復する場合が多いです。しかし、「インフルエンザ脳炎」や「ウイルス性肺炎」といった重大な合併症が現れて重症化する場合もあります。したがって、重症化のリスクを下げるためにもインフルエンザ予防接種を推奨いたします。特に、高齢者や基礎疾患をお持ちの方には、インフルエンザ予防接種を強く推奨いたします。なお、当院では、予約なしでインフルエンザ予防接種を実施しております。現在、診察時間内であれば当日の接種も可能ですので、突然の接種希望にも柔軟に対応できます。インフルエンザ予防接種をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
当日の順番予約はこちらから
2024.01.20
インフルエンザ治療薬の種類や効果、副作用について
内科に関する記事です。
この記事では「インフルエンザの治療薬」について解説していきます。後半部分では「インフルエンザの治療薬の副作用」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
インフルエンザの薬の基本知識
市販でインフルエンザに有効な治療薬
抗インフルエンザ薬の副作用
インフルエンザの初期症状に適した薬の選び方
インフルエンザ市販薬を服用される際の注意点
インフルエンザ治療薬と予防接種の併用について
インフルエンザの治療薬の適切な使い方と管理方法
当院では予約なしでインフルエンザ予防接種が可能です
インフルエンザの薬の基本知識
インフルエンザの治療薬は、大きく分けて飲み薬・吸入薬・点滴の3種類があります。飲み薬は、タミフル・ゾフルーザ・シンメトレル、吸入薬はリレンザ・イナビル、点滴はラピアクタという薬です。これらの薬は、体内でインフルエンザウイルスが増殖するのを抑える作用があります。
【インフルエンザの薬1】タミフル®︎
タミフルは、A型・B型両方のインフルエンザに有効と言われている抗インフルエンザ薬です。インフルエンザウイルスが増えるときに必要な酵素・ノイラミニダーゼの働きを妨げて、症状を緩和したり、予防したりします。ただし、インフルエンザウイルスが増えてしまってからタミフルを服用しても効果はないため、発熱などの症状が出てから48時間以内に服用を開始する必要があります。なお、タミフルは基本的に、成人は錠剤1錠を1日2回、計5日間服用します。
【インフルエンザの薬2】ゾフルーザ®︎
ゾフルーザは2018年2月に登場した「抗インフルエンザ薬」の新薬です。1回服用するだけでよいというのが最大の特徴になります。これまで、抗インフルエンザ薬は「ノイラミニダーゼ阻害薬」のみでしたが、ゾフルーザは「エンドヌクレアーゼ」と呼ばれる別の作用機序で効果を発揮します。インフルエンザウイルスを消失させる速度が速いと言われており、周囲の人への感染を減らせるのではないかとの期待がされています。ただし、薬剤相互作用や副作用については未知であり、その安全性は確定されていません。そのため、日本小児科学会は12歳未満の服用については推奨しないとしています。
【インフルエンザの薬3】リレンザ®︎
リレンザはA型・B型両方のインフルエンザに有効と言われている吸入薬です。リレンザは、インフルエンザウイルスの表面に存在する酵素を阻害するだけでなく、ウイルスが感染細胞から遊離するのも阻害し、インフルエンザウイルスの感染拡大を阻止します。なお、リレンザは、粉薬を直接気道に届けることで、ウイルスの増殖を抑えることが期待できる吸入薬です。したがって、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患など呼吸器に病気のある方は、気道に対する刺激になって「喘息発作」を誘発する可能性があるため注意が必要になります。
【インフルエンザの薬4】イナビル®︎
イナビルは、A型・B型両方のインフルエンザに有効と言われている吸入薬です。イナビルは、インフルエンザウイルスの増殖を防ぐ働きがあり、症状の緩和や感染予防に役立ちます。イナビルはリレンザと同様、気道に粉薬を入れるため慎重に使用する必要があります。気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患などがある方は、必ず医師に相談してから使用してください。なお、イナビルは長時間作用型のため、処方された分を1回吸入するだけでよいというのが最大の特徴になります。
【インフルエンザの薬5】ラピアクタ®︎
ラピアクタは、A型・B型両方のインフルエンザに有効と言われている点滴薬です。ラピアクタは、インフルエンザウイルスの「ノイラミニダーゼ」というウイルス増殖に関与する酵素を阻害し、ウイルス増殖を抑える効果があります。したがって、インフルエンザウイルスが増殖してしまった後では薬の効果は発揮できず、発症後48時間以内に使用する必要があります。
【インフルエンザの薬6】シンメトレル®︎
シンメトレルはA型インフルエンザに対して効果のある飲み薬です。シンメトレルは、ノイラミニダーゼ阻害薬ではなく、A型インフルエンザウイルスに存在する「蛋白構造」に作用し、脱殻というウイルスの増殖工程を阻害することでウイルスの増殖を防ぎます。なお、シンメトレルは、感染初期に使用することで発熱の期間が1~2日短くなり、治りが早くなる効果が期待できます。
市販でインフルエンザに有効な治療薬
残念ながらインフルエンザの治療薬として使用される「抗インフルエンザ薬」は、市販薬では販売されていません。そして、市販の風邪薬はインフルエンザを完治させるほどの効果は期待できません。したがって、インフルエンザが疑われる場合は医療機関を受診してください。なお、インフルエンザと普通の風邪の違いについて知りたい方は「令和5年度インフルエンザQ&A」をご覧ください。
抗インフルエンザ薬の副作用
抗インフルエンザウイルス薬は、適切な時期(発症から48時間以内)から使用を開始すると、発熱期間は通常1~2日間短縮され、ウイルス排出量も減少します。しかし残念なことに「抗インフルエンザウイルス薬」には、吐き気、下痢、口内炎、めまい、頭痛、不眠などさまざまな副作用が報告されています。副作用については以下をご覧ください。
【抗インフルエンザ薬の副作用1】タミフル®︎
タミフルを服用した際の副作用としては、下痢、腹痛、吐き気などが報告されています。
【抗インフルエンザ薬の副作用2】ゾフルーザ®︎
ゾフルーザを服用した際の副作用としては、下痢、吐き気、頭痛、嘔吐などが報告されています。
【抗インフルエンザ薬の副作用3】リレンザ®︎
リレンザを服用した際に考えられる副作用は、血圧低下、呼吸困難、咽頭・喉頭浮腫などがあげられます。他にも、発作的な息切れ、下痢、発疹、吐き気、嘔吐、嗅覚障害、顔面浮腫、蕁麻疹なども報告されていますが、これらの可能性は低いです。
【抗インフルエンザ薬の副作用4】イナビル®︎
イナビルを服用した際に考えられる副作用は、失神、呼吸困難、蕁麻疹、血圧低下、顔面蒼白、冷汗などが挙げられます。また、発作的な息切れなどの症状も確認されていますが、どの副作用も発現する確率は低いです。
【抗インフルエンザ薬の副作用5】ラピアクタ®︎
ラピアクタを服用した際の副作用としては、下痢、吐き気、嘔吐などが報告されています。
【抗インフルエンザ薬の副作用6】シンメトレル®︎
シンメトレルを服用した際の副作用としては、めまい、ふらつき、立ちくらみ、不眠、幻覚、興奮、頭痛、便秘、食欲不振、吐き気、口の渇き、浮腫などが報告されています。
インフルエンザの初期症状に適した薬の選び方
インフルエンザは、感染してから約1~3日間程度の潜伏期間の後に、38℃以上の高熱、関節痛、頭痛、全身倦怠感などが突然あらわれます。インフルエンザの薬は市販されていないため、感染が疑わしい症状が出た場合は、速やかに医療機関で検査を受けてください。インフルエンザウイルスは初期ほど急激に増えるため、発症後48時間以内に投与することが重要です。したがって、市販の風邪薬で対処するようなことは絶対に避けてください。インフルエンザの治療薬を発症後48時間以内に投与することで、症状の軽減や合併症のリスクを低減することが期待されます。
インフルエンザ市販薬を服用される際の注意点
インフルエンザにかかっている場合、市販の解熱剤を安易に使うことは望ましくありません。なぜなら解熱剤の成分のなかには、インフルエンザの合併症を引き起こす原因となりうるものがあるからです。具体的には、アスピリン、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸の3種です。これらが含まれる解熱剤をインフルエンザ感染時に服用すると、インフルエンザ脳炎・脳症の発症リスクを高めたり、重症化したりする危険性があります。またアスピリンには、肝機能障害や精神神経症状をきたす「ライ症候群」という合併症を引き起こす可能性も指摘されています。この合併症は主に乳幼児が発症しやすいとされていますが、成人でもまれに発症することがあるため、インフルエンザ感染時に服用することは避けてください。なお、こういった成分は市販の風邪薬にも含まれているケースが多いです。したがって、風邪かインフルエンザか判断できない場合は、安易に市販薬を使うことはやめてください。インフルエンザウイルスの感染が疑わしい症状が出た場合には、速やかに医療機関を受診することをお勧めします。
インフルエンザ治療薬と予防接種の併用について
インフルエンザ予防接種は、インフルエンザの重症化を防ぐ上で極めて有効な方法です。したがって、インフルエンザの重症化を予防するためにもインフルエンザ予防接種を推奨します。しかし、インフルエンザ予防接種をしても、手洗い・うがいをしっかりしても、完全にインフルエンザの感染を防ぐことはできません。そのため、インフルエンザウイルスの感染が不安な方は、抗インフルエンザ薬の予防投与をご検討ください。抗インフルエンザ薬の予防投与は、「インフルエンザに絶対かかりたくない」と考えている方にお勧めです。抗インフルエンザ薬を予防内服することによって、7~8割の方がインフルエンザの発症を防げると言われています。したがって、「大事なプレゼンが迫っている」「入学受験がある」など、人生の中で「どうしても今だけはインフルエンザにかかりたくない」という局面がある方は、抗インフルエンザ薬の予防投与をご検討ください。
インフルエンザの治療薬の適切な使い方と管理方法
インフルエンザの治療薬を適切に使用し、安全に管理をするためには医師の指示に従うことが大切です。用法・用量を正確に守り、予定通り服用を続けることが治療の鍵となります。また、薬物の保管は涼しい場所で湿気や直射日光を避け、小児の手の届かない場所に保管することが重要です。そして治療期間が終了したら、残った薬剤は処分し、再度使用しないように注意してください。なお、インフルエンザの治療薬を使用する際は、副作用やアレルギー反応に留意し、異常な症状が見られれば直ちに医師に報告するよう心掛けてください。
当院では予約なしでインフルエンザ予防接種が可能です
インフルエンザウイルスに感染すると、約1週間で回復する場合が多いです。しかし、「インフルエンザ脳炎」や「ウイルス性肺炎」といった重大な合併症が現れて重症化する場合もあります。したがって、重症化のリスクを下げるためにもインフルエンザ予防接種を推奨いたします。特に、高齢者や基礎疾患をお持ちの方には、インフルエンザ予防接種を強く推奨いたします。なお、当院では、予約なしでインフルエンザ予防接種を実施しております。現在、診察時間内であれば当日の接種も可能ですので、突然の接種希望にも柔軟に対応できます。インフルエンザ予防接種をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
当日の順番予約はこちらから
2024.01.19
インフルエンザの症状について知ろう
内科に関する記事です。
この記事では「インフルエンザの症状」について解説していきます。後半部分では「子供のインフルエンザ」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
インフルエンザの基本的な症状
インフルエンザの発症期間について
発熱のないインフルエンザの症状について
インフルエンザで下痢の症状がある場合
子供のインフルエンザについて
インフルエンザの症状をチェックするためのポイント
当院では予約なしでインフルエンザ予防接種が可能です
インフルエンザの基本的な症状
インフルエンザは、鼻や口から侵入した「インフルエンザウイルス」が肺や気道で感染・増殖することで引き起こされる疾患です。感染してから約1~3日間程度の潜伏期間の後に、38℃以上の高熱、関節痛、頭痛、全身倦怠感などが突然あらわれます。以下、インフルエンザの主な症状です。
・発熱
・全身倦怠感
・喉の痛み
・悪寒
・関節痛・筋肉痛
・頭痛
・食欲不振
・嘔吐
・下痢
・咳・痰
・鼻水
通常の風邪と比較して、インフルエンザは「高熱」と「全身症状」が特徴です。インフルエンザの症状について詳しく知りたい方は「インフルエンザかな?症状がある方へ」や「インフルエンザQ&A」をご覧ください。
インフルエンザの発症期間について
インフルエンザウイルスに感染しても、すぐに症状は出ません。通常はインフルエンザウイルスに感染してから1~3日間程度の潜伏期間の後に、38℃以上の高熱、関節痛、頭痛、全身倦怠感などが突然あらわれます。そして、その後に鼻水・咳などの症状が出現し、約1週間程度で軽快するのが典型的なインフルエンザの症状です。ただし、実際には個人差が大きいため、潜伏期間や症状の重さは個々に異なります。したがって、発症前に手洗いやマスクの着用などの感染対策を徹底し、万一症状が出た場合は速やかな医療受診が重要です。特に、高齢者や基礎疾患のある方は重症化しやすいため、十分な注意が必要になります
発熱のないインフルエンザの症状について
インフルエンザは通常の風邪に比べ、「高熱」と「全身症状」が特徴です。ただし、全てのインフルエンザウイルスが重篤な症状をもたらすわけではありません。風邪とほぼ同様のケースもあり、なかには自分がインフルエンザに感染したことに気づかない方もいます(熱なし)。インフルエンザに感染していることに気づかないままでいると、自分でも気づかないうちに周囲にウイルスを広げてしまう可能性があります。そのため、早い段階で自分がインフルエンザに感染していることに気づき、適切な対処をすることが非常に重要です。また、隠れインフルの場合、通常のインフルエンザと比べて症状が軽いことが挙げられますので、「少しでもおかしい」と感じたら、早めに病院へ行くことが大切になります。「厚生労働省のサイト」でも同様の見解を述べております。
インフルエンザで下痢の症状がある場合
下痢の症状がある場合、「インフルエンザB型」の可能性が比較的高いと考えられます。インフルエンザB型に罹患すると、38度以下の微熱が出るなど、A型よりも比較的穏やかな症状が現れることがあります。ただし、A型よりも症状が長引くことがあり、長期間微熱や腹痛、下痢などが続くこともあります。下痢は体内の水分を失いやすくなり、脱水症状を引き起こす可能性があります。したがって、インフルエンザで下痢の症状がある場合は、水分補給が重要です。下痢が続くと脱水症状になる恐れがあるため、水分補給をこまめに行ってください。また、医師に相談して適切な抗ウイルス薬や対症療法を検討することも大切です。なお、インフルエンザA型に感染したときでも、熱が引いた後に下痢の症状が出ることはあります。そのため、下痢があるからといって「インフルエンザB型」と自己判断せず、下痢の症状がある場合は早めに医療機関を受診してください。
子供のインフルエンザについて
子供のインフルエンザでよく見られる症状として、頭痛、関節痛、咳、鼻水、および38℃以上の急な発熱が挙げられます。子供が発熱した時は、氷枕を使用するほか、首筋や脇の下、太股のつけ根など、太い血管がある部位に氷を当てて冷やしてください。また、冬は暖房を強くしないように、夏はクーラーの風が直接当たらないように気をつけてください。なお、子供が熱を出すと、一時的に「理解できない言動」や「異常な行動」をとることがあります(これを「熱せん妄」と呼びます)。ほとんどの場合は短時間で収まりますが、場合によってはそれが長時間続いたり、けいれんを引き起こしたりする可能性があるため、早めに医療機関を受診してください。子供のインフルエンザは、症状が重篤になる可能性があるため、早めに医療機関で診断を受けることをお勧めします。「厚生労働省のサイト」でも同様の見解を述べております。
インフルエンザの症状をチェックするためのポイント
インフルエンザウイルスに感染した可能性がある場合は、以下の症状を確認してください。
<インフルエンザの初期症状>
・38度以上の高熱
・悪寒
・強い倦怠感
・筋肉痛や関節痛
・激しい頭痛
これらの症状に加えて、咳や喉の痛み、鼻水などの呼吸器症状が現れることもありますので、慎重に確認してください。また、「地域内でインフルエンザが流行しているのか」「家庭内にインフルエンザ陽性者はいるのか」なども重要な情報です。医師への報告の際には、具体的な情報収集が大切になります。症状の発生時期や進行具合、体温の変動、服薬歴、そして近くで同様の症状が見られる人がいるかなど、症状に関する詳細な情報を医師に提供してくださいね。
当院では予約なしでインフルエンザ予防接種が可能です
インフルエンザウイルスに感染すると、約1週間で回復する場合が多いです。しかし、「インフルエンザ脳炎」や「ウイルス性肺炎」といった重大な合併症が現れて重症化する場合もあります。したがって、重症化のリスクを下げるためにもインフルエンザ予防接種を推奨いたします。特に、高齢者や基礎疾患をお持ちの方には、インフルエンザ予防接種を強く推奨いたします。なお、当院では、予約なしでインフルエンザ予防接種を実施しております。現在、診察時間内であれば当日の接種も可能ですので、突然の接種希望にも柔軟に対応できます。インフルエンザ予防接種をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
当日の順番予約はこちらから
2024.01.18
インフルエンザ潜伏期間の症状・感染について|患者・家族の方へ
内科に関する記事です。
この記事では「インフルエンザウイルスの潜伏期間」について解説していきます。後半部分では「インフルエンザの初期症状」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
インフルエンザ潜伏期間とは
インフルエンザ潜伏期間の一般的な長さ
インフルエンザ潜伏期間の家族との関わり
インフルエンザ潜伏期間中にうつるのか?
インフルエンザ潜伏期間の主な症状
インフルエンザの予防接種、予防策について
インフルエンザの予防接種の時期について
当院では予約なしでインフルエンザ予防接種が可能です
インフルエンザ潜伏期間とは
インフルエンザウイルスの潜伏期間とは、インフルエンザウイルスに感染してから症状が現れるまでの時間を指します。通常は1~3日の潜伏期間が経過すると、発熱や倦怠感などの症状が現れます。ただし、潜伏期間中にも感染力があり、他者にウイルスを広げる可能性があるため注意が必要です。なお、発症直後に「インフルエンザ迅速検査」を行っても陽性となりづらい傾向があります。また、インフルエンザ迅速検査は、本当にインフルエンザに感染していても、必ずしも陽性になるわけではありません。それに検査陰性であっても、インフルエンザに感染していないとも言い切れません。したがって、インフルエンザの流行期において“インフルエンザ陽性者”との接触があった場合に、発熱・咽頭痛・関節痛といったインフルエンザ様症状を呈して受診された場合、検査が陰性でも「インフルエンザ」と臨床診断することがあります。インフルエンザの流行状況について知りたい方は「インフルエンザの流行状況(東京都2023-2024年シーズン)」をご覧ください。
インフルエンザ潜伏期間の一般的な長さ
インフルエンザウイルスの潜伏期間は一般的に1~3日とされています。ただし、潜伏期間は年齢や体質、体調によって個人差があり、この期間が長くなることもあります。例えば、子供や高齢者は通常、免疫系が未発達または衰えているため、潜伏期間が長くなることがあります。また、基礎疾患を抱えている方も同様です。インフルエンザウイルスの潜伏期間は個人差が大きいため、「インフルエンザ陽性者」との接触があった場合は十分に注意してください。
インフルエンザ潜伏期間の家族との関わり
インフルエンザは「飛沫感染」や「接触感染」により感染が広がります。したがって、インフルエンザに罹患した可能性がある場合は、家庭内での感染リスクに注意してください。具体的には、家庭内での感染リスクは密なコミュニケーションや共有する空間によって高まりますので、なるべく3密(密閉・密集・密接)を避けてください。また、共用の食器やタオルに触れることにより、家族内でのウイルスの拡散が生じますので、感染者が触れたものに触れないように気を付けてください。家族内にインフルエンザ患者が発生すると、家族にインフルエンザが蔓延することが危惧されますので、十分に注意してくださいね。なお、家庭内感染への対策としては、以下が有用です。
・換気は積極的に行う
・タオルなどの共有はしない
・接触が必要な場合にはマスクを装着
・マスクを外す際には2m以上離れる
・インフルエンザ患者の入浴は最後に行うか
・インフルエンザ患者の衣類などに触れた際には必ず手洗いをする
インフルエンザ潜伏期間中にうつるのか?
インフルエンザウイルスは、症状をはっきりと感じることのない潜伏期間中から感染力を持っています。したがって、潜伏期間中でも十分に感染力はあります。特に、インフルエンザの発症前24時間から発病後3日程度までが最も感染力が強いと言われております。ですので、インフルエンザの症状が出てから気を付けるのではなく、インフルエンザの発症前から注意する必要があります。なお、インフルエンザの感染拡大を防ぐためには、手洗いやマスクの着用、密閉・密集・密接の回避が重要です。また、発症初期の段階で医療機関を受診し、専門医の指示に従うことも重要になります。
インフルエンザ潜伏期間の主な症状
インフルエンザウイルスに感染してから1~3日間程度の潜伏期間の後に、38℃以上の高熱、関節痛、頭痛、全身倦怠感などが突然あらわれます。そして、その後に鼻水・咳などの症状が出現し、約1週間程度で軽快するのが典型的なインフルエンザの症状になります。インフルエンザは「通常の風邪」と比較すると全身症状が強いことが特徴です。なお、全てのインフルエンザウイルスが重い症状をもたらすわけではありません。風邪とほぼ変わらないケースもあり、なかには自分がインフルエンザに感染したことに気づかない方もいます。インフルエンザに感染していることに気づかないままでいると、自分でも気づかないうちに周囲にウイルスを広げてしまう可能性があります。そのため、早い段階で自分がインフルエンザに感染していることに気づき、適切な対処をすることが非常に重要です。また、隠れインフルの場合、通常のインフルエンザと比べて症状が軽い点が挙げられますので、「少しでもおかしい」と感じたら、早めに病院へ行くことが大切になります。以下、インフルエンザの初期症状です。
・発熱
・全身倦怠感
・関節痛・筋肉痛
・頭痛
・食欲不振
インフルエンザの初期症状について詳しく知りたい方は「厚生労働省のサイト」をご覧ください。
インフルエンザの予防接種、予防策について
インフルエンザ予防接種は、インフルエンザの重症化を防ぐ上で極めて有効な方法です。したがって、インフルエンザの重症化を予防するためにもインフルエンザ予防接種を推奨します。インフルエンザは悪化すると、気管支炎や肺炎、脳症などの重篤な合併症を引き起こす恐れがありますので、高齢者や基礎疾患をお持ちの方には、インフルエンザ予防接種を強く推奨いたします。
インフルエンザの予防接種の時期について
インフルエンザ予防接種は、接種してから効果が現れるまで約2週間程度かかります。そのため、インフルエンザ予防接種は、インフルエンザが流行する前に受けておくことが望ましいとされています。なお例年、日本では12月~4月頃にインフルエンザが流行し、1月末~3月上旬に流行のピークを迎えます。したがって、12月中旬までにインフルエンザ予防接種を終えることが望ましいと考えられます。「厚生労働省」「文部科学省」「環境省」でも同様の見解を述べております。
当院では予約なしでインフルエンザ予防接種が可能です
インフルエンザウイルスに感染すると、約1週間で回復する場合が多いです。しかし、「インフルエンザ脳炎」や「ウイルス性肺炎」といった重大な合併症が現れて重症化する場合もあります。したがって、重症化のリスクを下げるためにもインフルエンザ予防接種を推奨いたします。特に、高齢者や基礎疾患をお持ちの方には、インフルエンザ予防接種を強く推奨いたします。なお、当院では、予約なしでインフルエンザ予防接種を実施しております。現在、診察時間内であれば当日の接種も可能ですので、突然の接種希望にも柔軟に対応できます。インフルエンザ予防接種をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
当日の順番予約はこちらから
2024.01.17
不眠症と睡眠時無呼吸症候群(SAS)の違い
内科に関する記事です。
この記事では、「不眠症と睡眠時無呼吸症候群(SAS)の違い」について解説していきます。後半部分では、「生活習慣病と睡眠障害の関係」について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
不眠症(睡眠障害)とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
不眠症と睡眠時無呼吸症候群(SAS)の違い
生活習慣が睡眠障害に影響することも
不眠症や睡眠時無呼吸症候群にお悩みの方はいつでも相談ください
不眠症(睡眠障害)とは
不眠症とは、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟睡障害によって、その人にとって必要な睡眠時間が十分に取れないことや「睡眠の質」が低下することで、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。不眠は、眠気、倦怠感、集中力低下、抑うつや不安などの精神症状を引き起こし、その結果として生産性の低下、交通事故の増加など、様々な人的および社会経済的損失をもたらすと考えられております。したがって、「睡眠が浅い」「寝付けない」など、睡眠に関して気になる症状がある方は、早い段階で医療機関に相談することをお勧めします。「一般社団法人千葉市医師会」や「不眠症 - e-ヘルスネット - 厚生労働省」でも同様のことを伝えておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、眠り出すと呼吸が止まってしまう病気です。医学的な定義では、10秒以上呼吸が止まる「無呼吸」や、呼吸が弱くなる「低呼吸」が、1時間あたり5回以上繰り返される状態を言います。睡眠中に無呼吸が発生すると、十分な酸素が体に供給されないため、深い睡眠がまったくとれなくなり、日中に強い眠気が出現します。また、無呼吸に伴う低酸素状態が毎晩、しかも年単位で起きれば、「心臓・血管系の病気」や「多くの生活習慣病」を引き起こします。したがって、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を放置してはいけません。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、早期の診断と適切な治療が不可欠です。医師の診療を受け、個別に合わせた対策を始めると、健康な生活を取り戻せますので、専門医への相談をお勧めします。「睡眠時無呼吸症候群 / SAS」や「日本呼吸器学会のサイト」でも同様のことを伝えておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
※睡眠時無呼吸症候群は(Sleep Apnea Syndrome)の頭文字を取ってSAS(サス)とも呼ばれております。
不眠症と睡眠時無呼吸症候群(SAS)の違い
不眠症と睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、両者ともに睡眠障害の一形態ですが、異なる症状とメカニズムを有しています。そのため、不眠症は「睡眠障害」に分類されていますが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は「睡眠呼吸障害」に分類されています。不眠症は、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟睡障害によって「睡眠の質」が低下し、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。一方、睡眠時無呼吸症候群は、眠り出すと呼吸が止まってしまう病気で、睡眠中に一時的な呼吸停止が繰り返されて酸素供給が減少し、その結果、日中の眠気や集中力低下が生じます。このような理由から、不眠症と睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、異なる症状とメカニズムを有していると言えます。なお、不眠症は主に心理的な要因に起因し、入眠や寝つきに関する問題が中心です。一方で睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中の呼吸障害が主な原因です。したがって、両者の治療方法は異なります。
生活習慣が睡眠障害に影響することも
生活習慣が睡眠障害に与える影響は非常に大きいです。不規則な睡眠スケジュールや長時間のスマートフォンの使用は、「入眠困難」や「中途覚醒」を引き起こす可能性があります。また、「過度なカフェイン摂取」や「過度なアルコール摂取」も睡眠を妨げる要因となります。さらに、「喫煙」や「運動不足」も睡眠パターンに悪影響を及ぼすことがあります。これらの生活習慣が蓄積すると、慢性的な睡眠障害が発生しやすくなりますので、ご注意ください。なお、質の高い睡眠を確保するためには、「規則正しい生活習慣の確立」が重要です。睡眠障害に対する対策と予防法は、次の通りです。
【睡眠障害に対する対策と予防法1】適切な食習慣
快適な睡眠を得るためには、適切な食習慣が重要です。朝食は心と身体の目覚めに欠かせません。栄養バランスの取れた朝食を摂ってエネルギーを補給し、一日のスタートを切ってください。なお、夜食については、軽めのものを選ぶことがポイントです。胃腸を過度に刺激しないようにし、就寝前には十分な時間を置いて消化を促してください。適切な食習慣を心掛けることで、良質な睡眠への道が開かれます。
【睡眠障害に対する対策と予防法2】睡眠のルーティン化
睡眠のリズムを整えるために、毎晩同じ時間に寝る習慣を作ってください。また、朝起きたらすぐに起きることも大切です。
【睡眠障害に対する対策と予防法3】スマートフォンを長時間使用しないこと
スマートフォンの画面から発せられるブルーライトは、眠りを誘うメラトニンの分泌を抑制し、眠りの質を低下させます。また、SNSやメッセージアプリの利用は興奮状態を引き起こし、リラックスを妨げます。ですので、就寝前のスマートフォンの使用はできる限り控えてください。なお、就寝前のスマートフォンの使用を抑制するためには「寝室からスマートフォンを遠ざける」「寝る1時間前からスマートフォンの使用を控える」「ブルーライトカットフィルターを使用する」などの対策が効果的です。
【睡眠障害に対する対策と予防法4】睡眠環境の整備
快適な寝室環境を作ってください。暗い部屋、静かな環境、快適な温度、適切なマットレスや枕などが重要です。
【睡眠障害に対する対策と予防法5】午後の眠気はうまくやり過ごす
長い昼寝はかえって夜間の睡眠を妨げます。昼寝をするなら、午後3時前の20~30分にしてください。
【睡眠障害に対する対策と予防法6】カフェインやアルコールの摂取制限
カフェインやアルコールは睡眠を妨げることがありますので、摂取量を制限する、または避けるようにしてください。
【睡眠障害に対する対策と予防法7】ストレス管理
ストレスは睡眠の質の悪化を引き起こすことがあります。リラクゼーション法やストレス解消の方法を取り入れて、日常的なストレスを軽減してください。
【睡眠障害に対する対策と予防法8】目が覚めたら日光を浴びる
目が覚めたら日光を取り入れ、体内時計を刺激してください。早起きは早寝に通じます。なお、睡眠のリズムを整えるために、週末などの休みの日も、平日と同じ時刻で起床するよう心掛けてくださいね。
【睡眠障害に対する対策と予防法9】適度な運動
適度な運動は睡眠障害に対して効果的な手段とされています。運動によって体温が上昇し、その後の体温低下が入眠を促進します。さらに、適切な運動は睡眠の質を向上させ、深い眠りやREM睡眠の量を増やすと報告されています。習慣的に運動を行うことで、寝つきが良くなり、より良質な睡眠を得ることができますので、不眠症や睡眠時無呼吸症候群にお悩みの方は積極的に運動を行ってください。なお、一般的には以下のような運動が効果的とされています。
<軽いジョギングやサイクリング>
軽いジョギング、ウォーキング、サイクリングなどの有酸素運動は心拍数を上げ、体温を上昇させる効果があります。これにより、身体をリラックスさせるための条件を整え、入眠を促進することが期待されます。なお、有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに酸素を使う運動のことです。
<ヨガ>
ヨガは、リラックスやストレス軽減に効果があります。ヨガは、睡眠障害の原因の一つにストレスや緊張が関与している場合、特に効果的です。
<水泳>
水中での運動は体を軽く感じさせ、筋肉をリラックスさせる効果があります。また、水中の環境が落ち着きを与え、リラックス効果を高めることができます。
不眠症や睡眠時無呼吸症候群(SAS)にお悩みの方はいつでも相談ください
不眠症や睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、他の病気との関連性が高い病気です。したがって、不眠症や睡眠時無呼吸症候群(SAS)は放置せず、適切な治療を受けることが重要です。睡眠が浅い、寝付けないなど、睡眠に関して問題があることで、「日常生活に支障が出ている」と感じている方は、早めに医師に相談することをお勧めします。なお、当院では、不眠症や睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する診断を行っております。不眠症や睡眠時無呼吸症候群(SAS)について悩んでいる方、あるいは不眠症や睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状にお心当たりのある方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
当日の順番予約はこちらから
2023.12.13
不眠症は内科で受診できます
内科に関する記事です。
この記事では「不眠症の診療科」について解説していきます。後半部分では、「不眠症の診察を受けるタイミング」について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
不眠症(睡眠障害)とは
不眠症(睡眠障害)の主な症状
不眠症が内科で受診できる理由
不眠症と他の病気との関連性
不眠症の診察を受けるタイミング
不眠症(睡眠障害)にお悩みの方はいつでも相談ください
不眠症(睡眠障害)とは
不眠症とは、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟睡障害によって、その人にとって必要な睡眠時間が十分に取れないことや「睡眠の質」が低下することで、日中に「倦怠感」や「意欲低下」などの不調が出現する病気です。不眠は、眠気、倦怠感、抑うつや不安などの精神症状を引き起こし、その結果として生産性の低下、交通事故の増加など、様々な人的および社会経済的損失をもたらすと考えられております。したがって、「睡眠が浅い」「寝付けない」など、睡眠に関して気になる症状がある方は、早い段階で医療機関に相談することをお勧めします。「一般社団法人千葉市医師会」や「不眠症 - e-ヘルスネット - 厚生労働省」でも同様のことを伝えておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
不眠症(睡眠障害)の主な症状
不眠症は、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟睡障害などの睡眠問題によって、眠気や倦怠感、意欲低下、集中力低下、食欲低下などの身体的な症状を引き起こす可能性があります。さらに、長期間にわたる不眠は「うつ病」や「不安障害」などの精神症状も引き起こす可能性があります。十分な睡眠を得られない状態が続くと、神経系やホルモンバランスに影響を及ぼし、精神的な安定に悪影響を及ぼすことがありますので、ご留意ください。なお、不眠症を放置すると日常生活にも影響を及ぼす場合があります。そのため、早めに医師の診断を受け、適切なケアを行うことが大切です。
不眠症が内科で受診できる理由
不眠症の治療では、基本的に内科を受診します。内科医は患者さんの健康状態や生活習慣を考慮し、不眠の原因を明らかにする手助けをしてくれます。また、慢性的な疾患や薬物の影響も確認し、必要に応じて「適切な治療」や「アドバイス」を提供してくれます。したがって、不眠症が疑われる場合は、まず内科を受診してください。なお、不眠の要因は様々で、症状によっては他の専門科目が必要な場合もあります。しかし、「自分がどの症状かを判断すること」は難しい場合があります。そのため、まずは内科で相談を受けることが大切です。睡眠に対して不安を感じたら、まずは内科で相談してくださいね。
不眠症と他の病気との関連性
不眠症は他の病気との関連性が高い疾患です。大きく分けて、「からだの病気」と「こころの病気」との関連性が見られます。
<からだの病気>
慢性疼痛や心臓病、呼吸器疾患、消化器疾患などは、不眠症のリスクを高める要因となります。また、これらの病気は睡眠の質や量に影響を及ぼし、不眠症の症状を悪化させることがあります。
<こころの病気>
不眠症は、こころの病気との関連性も高いです。なかでも「うつ病」や「不安障害」との関連が顕著であり、相互に影響し合うことが多いです。そのため、うつ病や不安障害の治療が不十分な場合、不眠症の症状が悪化することもあります。
このように、不眠症は「からだの病気」と「こころの病気」と密接に関連しており、それぞれが互いに影響し合うことがあるため、不眠症の治療においては「総合的なアプローチ」が重要です。不眠症の症状について気になる点がある方は、早めに医師の診断を受け、適切な治療を受けることをお勧めします。
不眠症の診察を受けるタイミング
睡眠障害が続く場合、早めに医師の診察を受けることが重要です。具体的には、不眠症などの睡眠の問題で、1ヶ月以上にわたって「だるさ」や「頭痛」などの身体症状が現れている場合は、一度、医療機関を受診してください。また、1ヶ月以内であっても、「日中の眠気」や「集中力の低下」が仕事や学業に支障をきたしている場合は、早めの受診がお勧めです。早期の診断と適切な治療で、良質な睡眠を取り戻すことが可能です。早めに医師の診断を受け、適切な治療を行ってくださいね。
不眠症(睡眠障害)にお悩みの方はいつでも相談ください
「睡眠が浅い」「なかなか寝付けない」など、睡眠に関して問題があることで「日常生活に支障が出ている」と感じている方は、早めに専門家に相談することをお勧めします。睡眠不足は、単に身体の疲れが残りやすくなるだけでなく、「体の病気」や「心の病気」の原因となります。また睡眠障害自体が“心の病気”の前兆の可能性もあります。ですので、「睡眠が浅い」「なかなか寝付けない」など、睡眠に関して気になる症状がある方は放っておかずに、お近くの医療機関に足を運んでください。なお、当院では“不眠症の診療”や“薬の処方”だけでなく、診断書の発行も行っております。医師の診断を受けたい方、あるいは自分が不眠症なのか気になる方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
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2023.12.13