板谷内科クリニックブログ

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男性に多い不眠症の原因について

内科に関する記事です。
この記事では、男性に向けて不眠症の「症状」や「原因」をご紹介していきます。後半部分では「不眠症の改善策」を紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 不眠症とは 男性の不眠症の割合 不眠症の原因 男性に多い不眠症の原因 不眠症の改善策 不眠症にお困りの男性はいつでもご相談ください   不眠症とは 不眠症とは、入眠困難(寝つきが悪い)、中途覚醒(夜中に何度も目を覚ます)、早朝覚醒(早朝に目覚めて二度寝ができない)、熟睡障害(睡眠時間のわりに熟睡した感じが得られない)によって、その人にとって必要な睡眠時間が十分に取れないことや“睡眠の質”が低下することで、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。日本においては約5人に1人が、不眠の症状で悩んでいると言われております。不眠は、眠気、倦怠感、集中力低下、抑うつや不安などの精神症状を引き起こし、その結果として生産性の低下、交通事故の増加など、様々な人的及び社会経済的損失をもたらすと考えられております。したがって、「睡眠が浅い」「寝付けない」など、睡眠に関して気になる症状がある方は、早い段階で医療機関に相談することをお勧めします。なお、不眠症は慢性不眠症(慢性不眠障害)と短期不眠症(短期不眠障害)の二つに分けられます。詳しくは「不眠症 - e-ヘルスネット - 厚生労働省」をご覧ください。   男性の不眠症の割合 一般成人の30〜40%が何らかの不眠症状を有しており、特に“女性に多いこと”が知られています。実際に、厚生労働省が令和元年に行なった「国民健康・栄養調査報告」では、睡眠時間が6時間未満の方の割合は男性で37.5%、女性で40.6%となっております。また、「睡眠全体の質に満足できなかった」と答えた人の割合は男性で 21.6%、女性で22.0%と発表しております。詳しくは「令和元年国民健康・栄養調査の結果」をご覧ください。   不眠症の原因 不眠症の原因はストレス・心や身体の病気・薬の副作用など様々です。ここでは不眠症を引き起こす主な原因をご紹介します。 【不眠症の原因1】心理的原因 何らかのストレスに関連して起こる不眠です。 【不眠症の原因2】身体的原因 身体の病気や症状が原因で起こる不眠です。 【不眠症の原因3】薬理学的原因 服用している薬や、アルコール、カフェイン、ニコチンなどが原因で起こる不眠です。 【不眠症の原因4】精神医学的原因 精神や神経の病に伴って起こる不眠です。精神や神経の病には、不眠を伴うことが少なくありません。なかでも不眠になりやすいのは、不安と抑うつになります。 ※不眠症の原因について詳しく知りたい方は「不眠症の症状や原因について解説しているサイト」をご覧ください。   男性に多い不眠症の原因 働き盛りの中高年男性を襲う、不眠や疲労感、倦怠感などの症状は「男性更年期障害」かもしれません。 <男性更年期障害> 男性更年期障害とは、男性ホルモンである“テストステロン”の低下により、不眠や集中力の低、全身の倦怠感など、様々な症状が引き起こされる病気のことを言います。(「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」とも呼ばれています)。女性の更年期障害は閉経前後の10年間に発症しますが、男性更年期障害では、主に40歳代以降に目立ち始めます。ただしホルモンが低下する期間や程度、その時期に個人差があるため、中には60歳、70歳になってから症状を訴える方もいます。なお、男性更年期障害を放っておけば、症状が悪化するだけではなく「性機能障害」や「その他の病気」を引き起こす可能性もあります。したがって、身体や精神面の不調が続くような場合には「男性更年期障害」の可能性も考えて、早期に医療機関に相談することをお勧めします。   不眠症の改善策 不眠症を改善するためには「不眠の原因」を診断し、取り除くことです。そして、それに加えて「自己流の安眠法」を工夫することが効果的です。以下、安眠のためのコツです。 【不眠症の改善策1】適度な運動 適度な運動は夜間の睡眠を安定させ、睡眠の質を改善することが分かっています。習慣的に運動をしている人は寝つきがよいだけでなく、深く眠れるようになって睡眠の質が高くなりますので、積極的に運動を行ってください。ただし、激しい運動は逆効果となるので注意してくださいね。 【不眠症の改善策2】太陽の光を浴びる 太陽光には体内時計を調整する働きがありますので、毎朝一定の時刻に起き、カーテンを開けるなどして太陽の光を浴びてください。早朝に光を浴びると、夜寝つく時間が早くなり、朝も早く起きられるようになります。 【不眠症の改善策3】就寝環境を整える 安眠するためには、就寝環境を整えることも大切です。ベッド・布団・枕・照明などは自分に合ったものを選んでください。なお、寝るときの照明が明るすぎると睡眠の質が低下しますので、フットライトを使うなどして工夫してください。 【不眠症の改善策4】就寝と起床時間を一定にする 睡眠覚醒は体内時計で調整されています。週末の夜ふかしや休日の寝坊は体内時計を乱すので注意してください。安眠するためには、「平日」や「週末」にかかわらず同じ時刻に起床・就床する習慣を身につけることが大切です。 【不眠症の改善策5】睡眠時間は決めない 睡眠時間には個人差があります。ですので、「最低でも6時間眠りたい」と無理な目標を立てないでください。眠れずに悶々としたまま寝床にいると、不安や緊張が増して目が冴えてしまいますので、注意してくださいね。 【不眠症の改善策6】規則正しい食生活 三食規則正しく食べることは生活リズムを整えることにつながり、睡眠の質が高まります。 ですので、食事を抜いたり、まとめ食いしたりせず、規則正しい食生活を心掛けてください。なお、寝る直前の飲食は消化活動が活発になって睡眠を妨げるため、控えてくださいね。 【不眠症の改善策7】入浴 入浴は、就寝前に体温を一時的に上げ、夜間の脳の温度との差が明確になるので、眠気が得られやすくなります。特に38~41℃程度のお湯に入ると、副交感神経が優位になり、睡眠の質を向上させてくれますので、お勧めです。   不眠症にお困りの男性はいつでもご相談ください 「睡眠が浅い」「なかなか寝付けない」など、睡眠に関して問題があることで「日常生活に支障が出ている」と感じている方は、早めに専門家に相談することをお勧めします。睡眠不足は単に身体の疲れが残りやすくなるだけでなく、体の病気や心の病気の原因となります。また睡眠障害自体が“心の病気”の前兆の可能性もあります。ですので、「睡眠が浅い」「なかなか寝付けない」など、睡眠に関して気になる症状がある方は放っておかずに、お近くの医療機関に足を運んでください。なお、当院では“不眠症の診療”や“薬の処方”だけでなく、診断書の発行も行っております。不眠で悩んでいる方、あるいは不眠症の症状にお心当たりのある方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。 当日の順番予約はこちらから

2023.03.30