板谷内科クリニックブログ

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血糖についての記事一覧

糖尿病・代謝内科

糖尿病の原因|糖尿病に関わるホルモンについて解説

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
この記事では、「糖尿病に関わるホルモン」について解説していきます。後半部分では「ホルモンに関する病気」について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 ホルモンの働きについて 糖尿病との関係 血糖値に関わるホルモンの種類 ホルモンに関する病気 まとめ   ホルモンの働きについて ホルモンとは、体のさまざまな働きを調節する化学物質です。ホルモンは、体の外側、内側で環境の変化が起きても、体の働きが常に同じになるように保つ働きをしています。現在、ホルモンとして確かめられているものは100種類ほどあり、さらに発見され続けています。したがってホルモンの種類は、まだ増えると考えられております。   糖尿病との関係 血糖値を上げる働きのあるホルモンが何らかの病気によって正常よりも大量に分泌されるとインスリンとのバランスが取れなくなり、血糖値が必要以上に上がってしまいます。その結果、糖尿病やその一歩手前の“耐糖能異常”を引き起こしてしまう可能性があります。なお、血糖は人間が生きていくために必要不可欠なものです。そのため体の中では、血糖値を下げる働きのあるホルモンよりも上昇させる働きのあるホルモンの方が多く存在します。   血糖値に関わるホルモンの種類 血糖値を低下させるホルモンは“インスリン”だけです。一方、血糖値を上昇させるホルモンは“インスリン”と拮抗するグルカゴンだけでなく、成長ホルモン、コルチゾール、アドレナリン、甲状腺ホルモンなど多数あります。血糖調節に関与するホルモンについては、以下をご覧ください。 【血糖調節に関与するホルモン1】インスリン インスリンとは、膵臓から分泌されるホルモンの一種です。糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きを持っております。なお、インスリンの働きが悪くなったり分泌される量が少なくなったりすることで、血糖値が高い状態が続いてしまうのが「糖尿病」です。 【血糖調節に関与するホルモン2】グルカゴン グルカゴンは、血糖値を上昇させる作用を持つホルモンの一つです。膵臓のα(アルファ)細胞で作られます。グルカゴンは肝臓で貯蔵してあるブドウ糖のもとを分解したり、アミノ酸からブドウ糖を合成したりして、血糖値を上げる効果があります。また、同じ膵臓のβ(ベータ)細胞から作られるインスリンの分泌を促進したり、成長ホルモンの分泌を促進する効果もあります。 【血糖調節に関与するホルモン3】成長ホルモン 成長ホルモンとは、下垂体前葉から分泌されるホルモンです。成長という名前がついていますが、成長ホルモンは“成長”のためだけに働くものではありません。人間の一生にわたって、代謝調節に関与し、現在では免疫機能、認知機能などにも作用を持つことがわかってきております。なお、成長ホルモンには脂肪を分解する作用があるため、蓄えられた脂肪が遊離脂肪酸に分解されて、その遊離脂肪酸はインスリン作用をブロックします。つまり、成長ホルモンが多く出ると、インスリン作用が低下して血糖値が上がる仕組みになっているのです。 【血糖調節に関与するホルモン4】コルチゾール コルチゾールは、副腎皮質から分泌される、生命を維持するために欠かせないホルモンです。コルチゾールは,グルカゴンやアドレナリンの作用を高め、肝臓における糖新生を促進する一方、筋や脂肪組織における“インスリン抵抗性”を助長するため、高血糖となります。したがってのコルチゾールが必要以上にたくさん分泌されると血糖値が上昇します。なお、コルチゾールの主な働きは、肝臓での糖の新生、筋肉でのたんぱく質代謝、脂肪組織での脂肪の分解などの代謝の促進、抗炎症および免疫抑制などです。 【血糖調節に関与するホルモン5】アドレナリン(エピネフリン、エピペン) アドレナリンとは、腎臓の上にある副腎というところの中の髄質から分泌されるホルモンです。アドレナリンは、すい臓のβ細胞に作用してインスリンの分泌を抑制し、血糖値を上げる働きを持っています。またグルカゴンの分泌を促進したり、肝臓でグリコゲンからブドウ糖を作る事を促進したりすることによっても血糖値を上昇させます。 【血糖調節に関与するホルモン6】甲状腺ホルモン 甲状腺ホルモンとは、甲状腺で作られるホルモンです。甲状腺ホルモンは、血液の流れに乗って全身の細胞に働きかけ、新陳代謝を活発にする働きをしています。また骨や神経、精神状態にも関わり、子どもの成長や発育を促進するなど、人間が生きていくうえで必要なホルモンです。なお、甲状腺ホルモンの上昇により肝臓における糖新生が亢進するため、血糖値は増加するとされています。   ホルモンに関する病気 ホルモンが過剰に分泌してしまう病気には以下のようなものがあります。 【ホルモンに関する病気1】グルカゴノーマ グルカゴノーマは、グルカゴンというホルモンを分泌する膵臓の腫瘍です。グルカゴンの作用により血液中のグルコース濃度(血糖値)が上昇することで、非常に特徴的な発疹が現れます。なお、グルカゴノーマのおよそ80%は悪性腫瘍です。しかし腫瘍の増殖が遅いため、多くの人が診断後15年以上生存します。 【ホルモンに関する病気2】下垂体性巨人症(かすいたいせいきょじんしょう) 下垂体性巨人症とは、脳の下垂体という小さな臓器から成長ホルモンがたくさん分泌される病気です。お子さんの場合は、骨が伸びる最中に成長ホルモンがたくさん分泌されるため、身長がとても高くなる特徴があります。なお、大人になってから発症した場合は、身長は伸びずに、手足が大きくなる、口唇・鼻が大きくなる、おでこや顎が出っ張ってくるなどの特徴を持ち、先端巨大症(せんたんきょだいしょう)と呼ばれます。 【ホルモンに関する病気3】クッシング症候群 クッシング症候群とは、副腎から分泌されるコルチゾールの作用が過剰になることにより、特徴的な身体徴候を呈する病気です。主な症状として、赤ら顔になる、顔が丸くなる満月様顔貌(まんげつようがんぼう)や、体幹に脂肪の付きやすくなる中心性肥満など、見た目から分かる症状のほか、階段の上り下りが難しくなる筋力低下や高血圧、糖尿病や骨粗しょう症、月経の異常、気分の落ち込みなどが挙げられます。 【ホルモンに関する病気4】甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう) 甲状腺機能亢進症とは、甲状腺が活発に活動し、血中に甲状腺ホルモンが多く分泌される病気です。原因としては、健常な人には認められない甲状腺を刺激する異常な物質が「血中および組織の中に存在するため」と考えられております。なお、甲状腺機能亢進症の代表的なものについては「バセドウ病」が挙げられます。バセドウ病については「こちらのページ」で詳しくご説明しておりますので、ぜひご覧ください。   まとめ 糖尿病になっても、初期段階では自覚症状がありません。そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と感じている方は、早めに受診することをお勧めします。糖尿病にお心当たりのある方、あるいはホルモンバランスの乱れによって心身の不調を感じている方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。 当日の順番予約はこちらから

2023.02.27

糖尿病・代謝内科

糖尿病による目の症状

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
この記事では、「糖尿病が目に及ぼす影響」について解説していきます。後半部分では「糖尿病網膜症の治療法」について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 糖尿病が目に及ぼす影響 糖尿病で視力が低下する仕組み 糖尿病網膜症とは 糖尿病網膜症の病期 糖尿病網膜症の特徴と原因 糖尿病網膜症の治療法について 糖尿病網膜症の予防策 糖尿病網膜症は早期発見が非常に重要です   糖尿病が目に及ぼす影響 糖尿病になると、目の網膜の毛細血管が詰まったり、高血糖による“末梢神経障害”や“代謝異常”などが発生したりするため、様々な目の合併症が起こります。 合併症の中には、初期段階では自覚症状がないものもあり、また末梢神経障害を起こした糖尿病患者さんでは、痛みを感じない場合があるため注意が必要です。 糖尿病になったら目が悪くなる可能性があることを知っておいてください。   糖尿病で視力が低下する仕組み 糖尿病で視力が低下する仕組みは「眼球の透明な組織が混濁してしまうこと」と「網膜という光を感じる神経が破壊されること」の二つです。 “眼球の透明性が低下する原因”としては、水晶体が混濁する白内障、角膜が白濁する水泡性角膜症があります(さらに硝子体に出血が生じて血液がたまると、硝子体が混濁して見えにくくなります)。 一方、光を感じる神経である“網膜の機能が失われる原因”としては、網膜剥離や血管新生緑内障などがあります(糖尿病による直接的な 2 大失明原因です)。 なお、どちらも糖尿病によって網膜の血管が損傷される、「糖尿病網膜症糖」によって引き起こされます。   糖尿病網膜症とは 糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)とは、糖尿病が原因で目の中の網膜という組織が障害を受け、視力が低下する病気です。 「糖尿病腎症」「糖尿病神経症」と並んで糖尿病の三大合併症といわれてます。 糖尿病網膜症は、他の糖尿病合併症と同様、初期段階では自覚症状がありません。 しかし気づかずに放置していると症状が悪化して様々な視覚障害が起こり、最終的には失明に至ることもあります。   <網膜とは> 網膜は、瞳から入った光の明暗や色を感知する役割をもっていて、物を見るために大変重要な器官です。 網膜症とは、なんらかの理由でこの網膜が傷められ、カメラでいうと、フィルムの感度が低くなったり、フィルム自体が破損してしまった状態になる病気のことです。 程度の差はありますが、糖尿病の患者さんの約3分の1に、網膜症が起きているといわれます。   糖尿病網膜症の病期 糖尿病網膜症は、進行の度合いにより大きく三段階に分類されます。 【糖尿病網膜症の病期1】単純糖尿病網膜症(たんじゅんとうにょうびょうもうまくしょう) 初期の糖尿病網膜症です。最初に出現する異常は、細い血管の壁が盛り上がってできる血管瘤や、小さな出血です。 蛋白質や脂肪が血管から漏れ出て網膜にシミ(硬性白斑)を形成することもあります。 なお、これらは血糖値のコントロールが良くなれば改善することもあります。   【糖尿病網膜症の病期2】前増殖糖尿病網膜症(ぜんぞうしょくとうにょうびょうもうまくしょう) 前増殖糖尿病網膜症は、単純網膜症より一歩進行した状態です。 細い網膜血管が広い範囲で閉塞すると、網膜に十分な酸素が行き渡らなくなり、足りなくなった酸素を供給するために新しい血管(新生血管)を作り出す準備を始めます。 この時期になると“かすみ”などの症状を自覚することが多いのですが、全く自覚症状がないこともあります。   【糖尿病網膜症の病期3】増殖糖尿病網膜症(ぞうしょくとうにょうびょうもうまくしょう) 増殖糖尿病網膜症は、糖尿病網膜症の重症な状態です。 新生血管が網膜や硝子体に向かって伸びてきます。 新生血管は破れやすく、網膜や硝子体に出血することがあります。 硝子体に出血すると、少量なら視野に黒い影やゴミの様なものが見える飛蚊症がおこります。 また出血量が多いと視力低下をおこします。硝子体中に出血すると、よく墨を流したようなものが見えるといわれます。 何度も出血や状態の悪い期間が続くと増殖組織といわれる線維性の膜が出現し、網膜剥離を起こすことがあります。   糖尿病網膜症の特徴と原因 糖尿病にかかると、血液中の糖分を細胞がうまく吸収できなくなります。 血液中の糖分が多い状態が続くと、やがて糖が血管に障害を与えるようになります。 目の網膜にある血管は細いので特に障害を受けやすく、血管がつまったり、出血したりするようになります。 もともとある血管が障害を受けて機能しなくなってくると、栄養分などを届けられなくなるため、新しい血管(新生血管)が作られます。この血管はとてももろく、出血や成分の漏れをたびたび起こします。 この状態が、視界がかすむ、視力の低下などの症状の原因になります。 そして、さらに病気が進行すると「網膜剥離」や「緑内障」といった病気を併発し、失明に至ることもあります。   糖尿病網膜症の治療法について 糖尿病網膜症の治療法には、「薬物による治療法」と「外科的な治療法」があります。 進行の度合いによって治療法は異なり、早期に治療を始めるほど負担の小さな方法で視力障害や失明を防ぐことができます。 なお、糖尿病網膜症は完全に治すことのできない病気です。 そのため治療は、症状の悪化を防ぐために行われます。具体的な治療法については以下をご覧ください。   【糖尿病網膜症の治療法1】初期 初期の場合は血糖コントロールや、高血圧の治療など内科的治療を行います。   【糖尿病網膜症の治療法2】中期 新生血管の発生を防ぐために、レーザーで眼底を焼く「レーザー光凝固術」が行われます。   <レーザー光凝固術> レーザー光凝固術とは、網膜をはじめとする眼底(眼球の奥)の病変部にレーザー光線を照射して焼き固めることによって、病気の進行を阻止するために行われる治療法です。 この治療法で視力を改善することはできませんが、今現在の視力をほぼ維持しながら病気がそれ以上悪化することを予防するという意味では、特に網膜に発生するさまざまな病気に対して非常に有効とされています。   【糖尿病網膜症の治療法3】末期 糖尿病網膜症が進行して「網膜剥離」や「硝子体出血」が起きている場合は、硝子体手術が行われます。 <硝子体手術> 硝子体手術とは眼の硝子体と呼ばれる組織を除去し、網膜硝子体の病気を治す手術です。 とても繊細で難しい手術に分類されます。   糖尿病網膜症の予防策 糖尿病網膜症を予防するための基本は、定期検診です。 一度検査を受け、異常がないとわかると安心してしまう人が多いのですが、それではいけません。 糖尿病に関係する目の病気は網膜症だけでなく、白内障や緑内障など沢山あります。 ですので毎年、眼底検査を受けてください。 なお、糖尿病網膜症を予防するためには「血糖」「血圧」「コレステロール」に注意を払うことも大切です。   <血糖> 1~2ヵ月の血糖の平均を反映し、血糖コントロールの指標となっているHbA1cを、7.0%未満に維持してください(可能であれば6.0%未満を目指してください)。   <血圧> 糖尿病患者さんの降圧目標は、診察室血圧が130/80mmHgで、家庭血圧が125/75mmHgとなっております。 糖尿病の人は高血圧を併発していることが多いです。 両方を併発すると、心臓病や脳卒中、腎臓病などのリスクがさらに高まりますので、積極的な血圧コントロールが大切です。   <コレステロール> 現在ガイドラインで推奨されている糖尿病の患者さんにおける血液中の脂質の管理目標値は、LDLコレステロール120mg/dl未満(冠動脈疾患がある場合は100mg/dl未満)、HDLコレステロール40mg/dl以上、中性脂肪150mg/dl未満です。   糖尿病網膜症は早期発見が非常に重要です 糖尿病網膜症は、自覚症状がないまま進みます。 自覚症状が出たころには、症状がかなり進んでいて、失明を覚悟しなくてはなりません。 ですので、糖尿病やその予備軍と診断されたら、医師の指示どおり血糖のコントロールを行い、自覚症状がなくても眼科での定期的な眼底検査を行ってください。 なお、糖尿病の指標のひとつに、ヘモグロビンA1c(HbA1c…正常値4.3~5.8)というのがあり、この数値が7.5以上になると、5倍以上失明する危険が高まるといわれています。 ご自身の「ヘモグロビンA1c」について気になる方、あるいは糖尿病網膜症の症状について気になる方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。   当日の順番予約はこちらから

2023.01.26

糖尿病・代謝内科

糖尿病が高める骨粗鬆症のリスクについて

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
骨粗鬆症とは、骨に含まれるカルシウムなどが減り、骨がもろくなる病気です。骨粗鬆症は、がんや脳卒中のように「直接的に生命をおびやかす病気」ではありません。しかし骨粗鬆症による骨折から介護が必要になったり、寝たきりになったりしますので、注意が必要です。 この記事では、「糖尿病と骨粗鬆症の関係」について解説していきます。後半部分では「骨粗鬆症の予防」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 骨粗鬆症とは 骨粗鬆症の症状 糖尿病の方は骨折しやすい なぜ糖尿病が骨粗鬆症リスクを高めるのか 糖尿病患者が骨粗鬆症を予防するために 糖尿病や骨粗鬆症についてご相談したい方はいつでもご相談下さい   骨粗鬆症とは 骨粗鬆症とは、骨に含まれるカルシウムなどが減り、骨がもろくなる病気です。 骨粗しょう症になると、それだけでは痛みなどの症状はないものの、転んだり、尻もちをつくなど、ちょっとしたはずみで骨折を起こしやすくなります。 なお、日本には約1000万人以上の骨粗鬆症患者さんがいると言われており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。   骨粗鬆症の症状 骨粗鬆症になっても、基本的に「痛み」は発生しません。 骨粗鬆症は自覚症状が乏しく、「背中が丸くなる」「身長が縮む」といった症状が徐々に起こるため「病気」と気付かないことが多いのです。そして、気付いた時には病状がかなり進行していたということも少なくありません。 なお、骨粗鬆症になると、「軽く転んでしまった」「尻もちをついてしまった」「重い物を持ち上げた」程度で圧迫骨折が起こります。圧迫骨折を起こすと激しい痛みを感じます。 しかし場合によっては、痛みを伴わないこともあり、特に高齢者は痛みに気付きにくいこともあるため注意が必要です。   糖尿病の方は骨折しやすい 骨は毎日新しく作り替えられていますが、糖尿病になると新しい骨を作るのが下手になり、古い骨は「サビつき」が増えます。 そのため、糖尿病患者さんの骨は、「質」が悪くなって折れやすくなるのです(骨質の低下)。 また、糖尿病による神経障害で足底の感覚が鈍かったり、網膜症で視力が低下していたりすると転びやすくなりますので、これも骨折しやすい原因とされています。 糖尿病の方は非糖尿病者と比べて、同じ骨密度であっても骨折する危険性がより一層高くなりますので、十分にご注意ください。   なぜ糖尿病が骨粗鬆症リスクを高めるのか 糖尿病とは、インスリンの作用不足によって慢性高血糖をきたす病気です。 インスリンの役目はブドウ糖の利用を高め、血糖値を下げるだけではありません。 インスリンの作用が低下すると、骨代謝にさまざまな影響を与え、骨量減少が進行します。   【インスリン作用不足の骨代謝への影響1】骨芽細胞の減少 新しい骨を作り出す骨芽細胞にはインスリンを受けとる受容体があり、インスリンには骨芽細胞を増殖させる作用があります。 インスリンが足りないと骨芽細胞は増えず、骨形成が低下します。 実際に糖尿病の方では、検査で骨代謝マーカーである「オステオカルシンの低下」が確認され、低代謝回転の骨量減少が起きています。   【インスリン作用不足の骨代謝への影響2】活性型ビタミンDの不足 カルシウムは単独で食べても体内に取り入れられず、腸から吸収する際には「活性型ビタミンD」が必要です。 活性型ビタミンDは、ビタミンDを材料としてインスリンの働きにより、腎臓で作られています。 インスリンの作用が不足している糖尿病の方では、活性型ビタミンDが足りずに、せっかく食べたカルシウムが腸から吸収されにくくなっています。 また、活性型ビタミンDには、骨芽細胞の働きを高める作用もありますが、高血糖状態ではその作用が低下します。   【インスリン作用不足の骨代謝への影響3】尿中カルシウムやマグネシウムが増加 インスリンの作用不足により高血糖になると、それにつれて尿が多くなります。 結果的に尿とともに排泄されるカルシウムが増え、体内はカルシウム不足になります。 同じ理由でマグネシウムが不足すると、副甲状腺ホルモンの分泌が減って腎臓からカルシウムが排泄されやすくなり、また、骨代謝はさらに低代謝回転になります。   【インスリン作用不足の骨代謝への影響4】コラーゲンの減少 コラーゲンは骨の中にある蛋白成分で、骨の柔軟さを保つ役目を果たしています。 高血糖状態では蛋白質の糖化という現象が起きますが、それによって正常なコラーゲンが減り、骨がもろくなります。   糖尿病患者が骨粗鬆症を予防するために 骨粗鬆症を予防する方法には、カルシウムを多く含んだ食事を摂ることや、適度な運動、日光浴などがあります。 【糖尿病患者が骨粗鬆症を予防するために1】食事 骨に欠かせない栄養といえば、やはりカルシウムです。 しかし、カルシウムだけを摂取していれば骨粗鬆症を予防できるわけではありません。 骨粗鬆症を予防するためには、カルシウムの吸収を助けてくれる「ビタミンD」や、骨を丈夫に保つ働きがある「ビタミンK」なども取り入れたバランス良い食事を心がけることが大切です。 なお、カルシウムは乳製品、大豆製品、緑黄色野菜、海藻、魚、ナッツ類などに多く含まれております。   【糖尿病患者が骨粗鬆症を予防するために2】運動 骨粗鬆症を予防するためには、骨に重力負荷が加わる適度な運動をすることが良いといわれています。 なぜなら運動で骨に力がかかると、骨に弱いマイナスの電気が発生し、カルシウムを呼び寄せるからです。 また運動は骨の血液の流れをよくし、骨をつくる細胞の働きを活発にします。 適度な運動はエネルギーを消費するだけでなく、生活習慣病の改善につながりますので、積極的に行ってください。 ただし、突然激しい運動をするのはかえって危険です。まずは毎日30分程度の散歩や、それに相当する家事や庭仕事をお勧めします。   【糖尿病患者が骨粗鬆症を予防するために3】日光浴 ビタミンDは食事から摂る以外に、太陽光に当たることにより「皮膚」で作られます。 日焼けしない程度に戸外を歩き、適度な日光浴をすると効果的です。   糖尿病や骨粗鬆症についてご相談したい方はいつでもご相談下さい 骨粗鬆症とは、骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。 ほとんどの場合、自覚症状がないため、進行してから気づくことも珍しくありません。 骨の状態は検査で確認することが可能で、早期に病気を発見できれば、食事、運動などで骨に含まれるカルシウムなどの量を増やしていくことができます。 ですので、骨粗鬆症の症状にお心当たりのある方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。   当日の順番予約はこちらから

2022.12.15

糖尿病・代謝内科

糖尿病と脱水症状の関係

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
脱水症状が起こるのは、夏の暑い時や熱中症の時だけではありません。糖尿病によって「高血糖」の状態が続くと、のどが渇いたり、尿の量や回数が増えたりすることがあります。 この記事では、「糖尿病と脱水症状の関係」について解説していきます。後半部分では「水分の摂取目安」や「水分補給のポイント」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 脱水症状は糖尿病症状の1つ なぜ糖尿病になると脱水症状になるのか 糖尿病が引き起こす危険な脱水症状 水分は食事からも摂取できます 水分の摂取目安 水分補給のタイミング 水分補給のポイント 糖尿病についてはお気軽にご相談ください   脱水症状は糖尿病症状の1つ 糖尿病は症状の自覚が難しい病気です。血糖値が少し高い段階では、自覚する症状はほぼありません。しかし高血糖のままある程度の時間が経過すると、のどが渇いたり、尿の量や回数が増えたりすることがあります。以下、糖尿病の主な初期症状です。 <糖尿病の初期症状> ・のどが渇いて沢山の水がほしくなる ・立ちくらみ ・全身の倦怠感、疲労感 ・手足のしびれ、冷え、むくみ ・皮膚のかゆみ、乾燥 ・目がかすむ ・視力の低下 ・やけどの痛みを感じにくい ・食べているのに痩せる ・残尿感がある ・尿の回数が多くなり、量も増える ・尿の臭いが気になる   なぜ糖尿病になると脱水症状になるのか 糖尿病になると次のような理由から脱水症状を起こしやすくなります。 【糖尿病になると脱水症状になる理由1】尿量が増えるから 血糖値が高い状態が続くと、それを薄めるために血液の水分量が増えます。すると、増えた水分を排出するために尿の量が増え、脱水を起こしやすくなります。 【糖尿病になると脱水症状になる理由2】治療薬の影響 糖尿病の治療薬に「SGLT2阻害薬」という種類の薬があります。この薬はグルコースの再吸収を阻害し、尿へ糖の排泄を促す仕組みで血糖を下げるのですが、糖とともに水分も排泄されるため、尿の量が増えます。 【糖尿病になると脱水症状になる理由3】汗の量が調整しにくいから 糖尿病の合併症として神経障害が起こると、汗を調整する神経が鈍り、汗を異常にかいて脱水を起こしやすくなります。   糖尿病が引き起こす危険な脱水症状 高血糖による脱水症状が続くと「糖尿病ケトアシドーシス」や「高血糖高浸透圧症候群」などの合併症が起こり、意識が朦朧とすることがあります。重症になると昏睡状態で倒れることもありますので注意してください。 【糖尿病が引き起こす危険な脱水症状1】糖尿病ケトアシドーシス 糖尿病ケトアシドーシスとは、糖尿病急性合併症である「糖尿病昏睡」のひとつです。喉の乾き、多尿、全身の倦怠感などの症状に引き続いて急激に発症し、悪化すると呼吸困難や吐き気、嘔吐、腹痛、意識障害などが起こります。 【糖尿病が引き起こす危険な脱水症状2】高浸透圧高血糖症候群 高浸透圧高血糖症候群は糖尿病の急性合併症の一つで、高血糖に関連する病態です。糖尿病の急性合併症である「糖尿病ケトアシドーシス」に比べて、インスリンの不足やケトン体の増加は大きくありませんが、著しい高血糖とそれに伴う高度の脱水状態がみられます。また、死亡率が10〜20%と高いという特徴があります。   1日に必要な水分量 厚生労働省によると、成人が1日に必要とする水分量は2.5リットルです。もう少し細かくいうと、必要水分量は年齢や体重で異なります。たとえば、年齢が60歳で体重60kgの場合の必要水分量は1.8リットルです。年齢が25歳で体重50kgの場合は、必要水分量が2.0リットルとなります。   水分は食事からも摂取できます 「水分補給=水を飲む」と考えてしまいますが、食品にも水分が含まれているため、食事からも水分を摂ることができます。そのため、食事の内容も重要です。水分をたっぷり含んだご飯やサラダ、スープを良く食べる人は食事から摂取する水分量も多くなります。水分や栄養素を取るための食事については「千葉県栄養士会のホームページ」をご覧ください。   水分の摂取目安 上述した通り、一般的に成人が1日に消費する水分量は約2.5リットルです。したがって、最低でも1日でこの量を補給することが必要です。なお、このうち体内で作られる水分量が約0.3リットル、食事から摂る水分量が約1リットルあるため、水分補給としては約1.2リットルが必要だと言えます(汗や尿の量に合わせて適宜補給をしてください)。   水分補給のタイミング 水分補給のタイミングは、主に汗をかくタイミングです。汗をかく前後で身体に水分を補給してあげるのが理想的です。 【水分補給のタイミング1】起床時 成人で1晩にコップ1杯ほどの寝汗をかいていると言われています。そのため、寝起きに水を飲むことで寝ている間に失った水分を補うことができます。 【水分補給のタイミング2】運動時 運動中の水分補給のタイミングとしては、運動「前・中・後」がおすすめです。夏は深部体温を上げないように冷たい水で、冬は常温または白湯などで体温を下げないように工夫してください。なお、運動すると発汗し体温が上昇しますが、水分補給をすることで脱水症状の予防や体温の上がりすぎを防ぎます。 【水分補給のタイミング3】入浴前後 入浴中はたくさんの汗をかきます。汗をかくことで血液中の水分が減り、血行が悪くなるため、血管が詰まりやすくなるのです。そのため、入浴前後には水分補給を行ってください。 【水分補給のタイミング4】就寝前 寝ている間は汗をかくため、脱水症状にならないためにも水分補給が必要です。特に飲酒した場合は注意しなければなりません。「お酒を飲んでそのまま寝る」という人も多いかもしれませんが、アルコールは利尿作用があるため、水分を体外に排出します。また、アルコールの分解で水を必要とすることから飲酒後は脱水症状となりやすいのです。注意してください。   水分補給のポイント 水分補給は、一度に多量に摂ると体内で利用されずに排出されてしまうため、こまめに摂ることが大切です。また糖尿病の患者さんは「のどの渇き」に気がつきにくいため、1日の中で水分補給をするタイミングを決めると確実な脱水予防につながります。たとえば、コップ1杯(150ml)を1日8回、起床時、3回の食事、入浴前、就寝前に必ず摂るようにして、残り300mlを日中の合間に飲むようにすると、適切な水分摂取ができます。   糖尿病についてはお気軽にご相談ください 糖尿病になっても、初期段階では自覚症状がありません。そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。糖尿病にお心当たりのある方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。 当日の順番予約はこちらから

2022.12.02

糖尿病・代謝内科

【糖尿病改善と予防】運動療法の効果や注意点について

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
この記事では、糖尿病治療の基本である「運動療法」について解説していきます。後半部分では、「運動療法の注意点」について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 運動がなぜ糖尿病に効果的なのか 運動療法とは 運動療法の目安:どの程度の運動が良いのか 運動療法の注意点 運動療法についてお気軽にご相談ください   運動がなぜ糖尿病に効果的なのか 日本人の糖尿病患者さんの約95%が「2型糖尿病」と言われています。2型糖尿病の原因には色々とありますが、主に「太り過ぎ」「運動不足」「ストレス」などの生活習慣によって引き起こされやすくなることが知られています。そのため運動を習慣づけ、規則正しい食生活を送ることが糖尿病予防の大きな一歩となります。なお、運動には血液中のブドウ糖を消費して血糖値を下げたり、肥満を解消して筋肉などでのインスリンの働きを高めたりなど様々な効果があります。また、「ストレス性疾患の改善」にも効果が期待されています。   運動療法とは 運動療法は糖尿病治療の基本の1つです。食後の運動により食後高血糖を抑えて血糖コントロールをよくすることや、運動を継続することでインスリンの働きをよくすることが重要な目的です。また、2型糖尿病患者さんでは、脳卒中の発症率や死亡リスクが運動療法により半減することが明らかになっています。運動療法は、これまで運動医学由来の整形外科的なアプローチが主体でしたが、近年では“生活習慣病改善”や“心臓リハビリテーション”のような内科的アプローチも臨床で活用されるようになってきています。運動療法について「厚生労働省のホームページ」に詳しく記載していますので、ご興味のある方はご覧ください。   運動療法の目安:どの程度の運動が良いのか 運動の頻度は「できれば毎日」、少なくとも“週に3~5回行うのが良い”とされています。運動強度については、中等度の全身を使った有酸素運動、運動時間については各20~60分間行い、計150分以上が一般的に勧められています。また、週に2~3回のレジスタンス運動を同時に行うことが勧められています。「有酸素運動」と「レジスタンス運動」については、以下をご覧ください。 【糖尿病を改善するための運動1】有酸素運動 有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに酸素を使う運動のことです。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。有酸素運動について詳しく知りたい方は「糖尿病を改善するための運動を紹介しているサイト」をご覧ください。 【糖尿病を改善するための運動2】レジスタンス運動 レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動のことです。スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。   運動療法の注意点 その日の体調や血糖コントロールの状態のほか、合併症の有無などによって、運動を行ってはいけない場合があります。運動療法を始める前に必ずメディカルチェックを受け、主治医のアドバイスを受けるようにしてください。以下、運動療法の主な注意点です。 【運動療法の注意点1】準備体操 急に運動を始めるとケガをする可能性があります。特に運動習慣がない方は注意が必要です。ケガをしないためにも、運動する前はしっかりと準備体操を行なってください。 【運動療法の注意点2】水分補給 運動中は、こまめに水分補給をし、脱水にならないようにすることも大切です。運動中は想像以上に汗をかいておりますので、こまめに水分補給を行ってください。 【運動療法の注意点3】血圧 運動をすると、一時的に血圧は上がります。ですので、重症の高血圧の方、労作性狭心症や心不全、腎不全、重症の眼底網膜病変などを合併している方は運動に注意が必要です。運動をはじめるにあたっては、主治医とよく相談してから行ってください。 【運動療法の注意点4】軽い運動 気合を入れて運動することはいいことですが、ケガをする可能性があります。特に運動習慣がない方は危険です。運動する際は無理せず、軽い運動から始めてください。 【運動療法の注意点5】高血糖 血糖がコントロールされていないⅠ型糖尿病患者さん、空腹時血糖250mg/dL以上または尿ケトン体陽性者では、運動中に高血糖になることがあります。ですので、運動療法を始める前に必ずメディカルチェックを受け、主治医のアドバイスを受けるようにしてください。 【運動療法の注意点6】低血糖 運動を行う時間に決まりはありませんが、空腹時は低血糖になる可能性があるので避けてください。また、インスリンや内服薬で治療している患者さんでは、運動中だけでなく、運動したのち、しばらく時間が過ぎた後でも低血糖が起こることがあるので注意してください。   運動療法についてお気軽にご相談ください 糖尿病になっても初期段階では自覚症状がありません。そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。運動療法に取り組みたいと考えている方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。 当日の順番予約はこちらから

2022.12.01

糖尿病・代謝内科

糖尿病の原因となる食べ物について

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
糖尿病はインスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖が増えてしまう病気です。血糖の濃度が何年間も高いままで放置されると血管が傷つきます。そして将来的に心臓病や、失明、腎不全といった、より重い病気につながります。そのため糖尿病の症状が見られた際には放置せず、速やかに糖尿病専門医による診察を受けることが大切です。 この記事では、「糖尿病の原因となる食べ物」について解説していきます。後半部分では「糖尿病予防につながる食事のポイント」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 糖尿病の原因となる食生活の特徴 日本人の糖尿病患者さんの約95%が2型糖尿病 糖尿病の原因となる食べ物について 積極的に取り入れたい食べ物 食物繊維を多く含む食べ物 極端な糖質制限はかえって悪影響です 糖尿病予防につながる食事のポイント 食生活の見直し、糖尿病予防についてご相談ください   糖尿病の原因となる食生活の特徴 糖尿病になってしまった一番大きな原因は、「糖質・炭水化物」の摂り過ぎです。糖質の多い食品を多く摂取すると、血糖は上がりやすくなります。また、糖質が多い食品を摂取すると、血液中のブドウ糖の量が急激に上昇します。通常であれば、すい臓からインスリンが分泌され、2~3時間もすれば食事前の血糖値に戻りますが、糖質を摂りすぎたり、血糖値を急上昇させるような食べ方をしたりすると、血糖値がうまく下がらず、糖尿病をはじめとした様々な健康トラブルの原因になるのです。   日本人の糖尿病患者さんの約95%が2型糖尿病 日本人の糖尿病患者さんの約95%が「2型糖尿病」と言われています。2型糖尿病の原因には色々とありますが、主に「太り過ぎ」「運動不足」「ストレス」などの生活習慣によって引き起こされやすくなることが知られています。そのため、生活習慣を改善していくことが糖尿病予防の大きな一歩となります。糖尿病にお心当たりのある方は、食事の取り方に気を付け、運動を習慣化することから始めてください。   糖尿病の原因となる食べ物について 上述した通り、糖質の多い食品を多く摂取すると、血糖は上がりやすくなります。特に甘いものなど単純糖質を含む食品は、急激な血糖上昇の原因になりますので、注意が必要です。以下、糖尿病の原因となりやすい食べ物です。 ・白米 ・食パン、菓子パン ・うどん、焼きそば、スパゲティなどの麺類 ・かぼちゃ、じゃが芋、さつまいも、とうもろこし ・ホットケーキ、ケーキ ・饅頭 ・スナック菓子、クッキー、せんべい ・ようかん、饅頭 ・ジュース   積極的に取り入れたい食べ物 糖尿病改善のためには、食物繊維が含まれる食品を多く摂るように心掛けてください。食物繊維には、食後の血糖値上昇を抑え、便通を改善させる効果があります。さらに、水に溶ける食物繊維(水溶性食物繊維)には、血中コレステロールの上昇を抑える効果があります。なお、食物繊維の目標は、18~64歳においては、男性は1日21g以上、女性は1日18g以上と言われています(参照:日本人の食事摂取基準2020年版)。   食物繊維を多く含む食べ物 食物繊維を多く含む食べ物には、野菜、海藻、きのこなどが挙げられます。 【食物繊維を多く含む食べ物1】野菜 野菜は低カロリーで食物繊維が多く、糖質や脂質の代謝に必要な「ビタミン・ミネラル」が含まれています。特にブロッコリーや小松菜などの緑黄色野菜には食物繊維以外にも、糖の代謝を促進する葉酸も多く含まれています。ですので、野菜を選ぶ際は緑黄色野菜を中心に食べてください。なお、南瓜やれんこん、芋類は糖質が多い野菜なので、食べ過ぎに注意してくださいね。 【食物繊維を多く含む食べ物2】海藻 海藻は低カロリーで食物繊維、ビタミン、ミネラルを多く含みます。中でも「めかぶ」はおすすめです。 【食物繊維を多く含む食べ物3】きのこ きのこは低カロリーで食物繊維が多く含まれています。食物繊維は、糖の吸収を邪魔するため、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。さらに、きのこに含まれるβ-グルカンは胃や腸で膨らむので満腹感も得られ、お通じの調子も整います。   極端な糖質制限はかえって悪影響です 食事療法の基本的な考え方は、必要以上のカロリーを摂らないようにして、すい臓の負担を軽くして働きを回復させたり、インスリンの補給による血糖コントロールを行いやすくすることです。そのため、適切なカロリーの範囲内で、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよくとることが大切です。極端な糖質制限は“腎症”や“動脈硬化”に繋がる恐れがあり、逆効果となってしまう可能性がありますので、注意してください。   糖尿病予防につながる食事のポイント 糖尿病の予防には、食べすぎないことはもちろん、血糖値を上げない「食事の方法」も大切です。以下、糖尿病予防につながる食事のポイントです。 【糖尿病予防につながる食事のポイント1】野菜類から食べる 野菜類から先に食べることで食後の血糖値の上昇が緩やかになります。また、野菜や豆類などで少しお腹をふくらませておくと、肉類やご飯の量を減らすこともできます。ですので、食事をする際は野菜類から食べてください。 【糖尿病予防につながる食事のポイント2】ゆっくり食べる 早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。 【糖尿病予防につながる食事のポイント3】規則正しく3食を食べる 1日に2食や、間隔の空き過ぎた食事の取り方はよくありません。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、規則正しく3食を食べることを心掛けてください。 【糖尿病予防につながる食事のポイント4】間食をしない 間食をすると血糖値の高い状態が続き、インスリンを分泌するすい臓に大きな負担がかかります。また、その状態のままで次の食事をすると、食後高血糖の原因にもなります。糖尿病を予防するためにも間食はできる限り控えてください。 【糖尿病予防につながる食事のポイント5】腹八分目でストップ 慢性的な食べすぎは、余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。いつもお腹いっぱいに食べないと満足できない人は、注意が必要です。とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を控えてください。   食生活の見直し、糖尿病予防についてご相談ください 糖尿病になっても初期段階では自覚症状がありません。そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。食生活が不規則な方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。 当日の順番予約はこちらから

2022.11.30

糖尿病・代謝内科

都賀で妊娠糖尿病にお悩みの方へ

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
妊娠糖尿病とは、妊娠中に血糖値のコントロールが上手くできなくなってしまう“糖代謝異常”を引き起こす病気のことです。 妊娠糖尿病になると血糖値が高くなり過ぎることで、様々な病気を引き起こします。 そのため、妊婦定期健診を指示された予定通りに受け、早期発見することが非常に重要です。 この記事では、「妊娠糖尿病」について解説していきます。 後半部分では「妊娠糖尿病の治療方法」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 妊娠糖尿病とは 妊婦の糖尿病は3種類に分類されます 妊娠糖尿病の症状 妊娠糖尿病の治療方法 妊娠中の運動について 糖尿病ケトアシドーシスについて 妊娠糖尿病になりやすい人の特徴 妊娠糖尿病が不安な方はいつでもご相談ください   妊娠糖尿病とは 妊娠糖尿病とは、妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です(糖代謝異常とは、血液に含まれる糖の量を示す“血糖値”が上がった状態です)。 今まで糖尿病と言われた事がないにもかかわらず、妊娠中に始めて指摘された糖代謝異常で、糖尿病の診断基準をみたさない人を妊娠糖尿病といいます。 具体的には、糖負荷試験をした際に、空腹時血糖92mg/dL以上、1時間値180mg/dL以上、2時間値153mg/dL以上のいずれか1点以上を満たした場合に「妊娠糖尿病」と診断されます。   妊婦の糖尿病は3種類に分類されます 糖代謝異常には、大きく分けて「妊娠糖尿病」「妊娠中の明らかな糖尿病」「糖尿病合併妊娠」の3種類があります。 「妊娠糖尿病」は前述した通り、妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。 一方、「糖尿病合併妊娠」とは、糖尿病といわれていた方が妊娠した状態です。 そして最後の「妊娠中の明らかな糖尿病」は、妊娠前から“診断されていない糖尿病があったかもしれない”という糖代謝異常などが含まれます。 なお、妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に「明らかな糖尿病」と診断された場合は、妊娠糖尿病より重度の状態ですので、血糖をより厳密に管理する必要があります。 「日本産婦人科学会」でも同様の見解を述べています。   妊娠糖尿病の症状 妊娠糖尿病の症状はほとんどありません。 気づかずうちに血糖値が高くなっていることがあります。 ですので、妊婦定期健診を指示された予定通りに受け、早期発見することが非常に重要です。 なお、お母さんが高血糖であると、おなかの中の赤ちゃんも高血糖になり、様々な合併症が起こり得ます。 合併症については以下をご覧ください。 <妊娠糖尿病が引き起こす“お母さん”に起こる病気> ・妊娠高血圧症候群 ・流産 ・早産 ・羊水過多 ・膀胱炎、腎盂炎などの感染症 ・血管障害 ・網膜症 ・脱水 ・意識障害 <妊娠糖尿病が引き起こす“赤ちゃん”に起こる病気> ・子宮内胎児脂肪 ・新生児ピルピリン血症 ・新生児低血糖 ・低カルシウム血症 ・呼吸窮迫症候群 ・先天奇形 ・発育遅延 ・心臓の肥大 ・多血症 ・電解質異常 ・黄疸   妊娠糖尿病の治療方法 糖尿病の治療には「食事療法」「運動療法」「薬物治療」の3つの柱があります。 しかし、妊娠中は積極的な運動療法はあまりできないため、まず食事療法を行います。 そして、それでもうまくいかない場合には、インスリン療法に移行します。 【妊娠糖尿病の治療方法1】食事療法 食事療法では、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えて様々な食品をまんべんなくとることが大切です。 お母さんと赤ちゃんがともに健全に妊娠を継続でき、食後の高血糖を起こさず空腹時のケトン体産生を亢進させないよう配慮してください。 なお、1日3食、規則正しく適正量を食べても食後の血糖値が高い場合は、1日の食事を6回に分けて食べてください(この食事方法を分割食と言います。1回の食事量を減らすことで食後の血糖上昇を抑えます)。 <通常の糖尿病と妊娠糖尿病の食事療法の違いとは?> 通常の糖尿病と妊娠糖尿病の食事療法の違いは目標とする血糖値の範囲になります。妊娠糖尿病の場合、血糖値の目標値が食前100㎎/dl、食後2時間120㎎/dl未満となります。妊娠中は赤ちゃんのために必要なエネルギー、必要な栄養素を摂る必要がありますので、単に食事制限するのではなく、適切な栄養素を含み適切な量をバランスよく摂取しなければなりません。そのため、妊娠糖尿病食は通常の糖尿病食よりも食事量は多くなります。ただし妊娠糖尿病の状態や妊娠の時期によって目標摂取量は変わりますので、十分に注意してください。 【妊娠糖尿病の治療方法2】インスリン療法 食事療法のみでは健康な妊婦さんの“血糖値目標”に達成できないとき、インスリン療法が加わります。経口血糖降下薬は妊婦に使用できないため、強化インスリン療法による厳格な血糖管理が必要です。インスリンの中には妊娠時に使用可能なカテゴリーBとそうでないものがあるので注意してください。インスリンについては「糖尿病情報センターのホームページ」に記載しています。ご興味のある方はご覧ください。   妊娠中の運動について 妊娠中の運動は「血糖コントロールの改善」につながる効果がありますが、妊娠の状況によっては運動をできない場合があります。また不適切な運動は逆効果です。したがって妊娠中の運動は、必ず医師の許可を得て行ってください。   糖尿病ケトアシドーシスについて 妊娠中、母親のからだは血糖を胎児に優先的に送ろうとするので、自分自身のエネルギーを補うため、脂肪を分解して“遊離脂肪酸”を作る働きが普段よりも活発になります。その結果、ケトン体が増えます(ケトン体は、からだの中で脂肪が変化して作られる物質でエネルギー源として利用されています)。このケトン体が多く作られてしまった場合、「糖尿病ケトアシドーシス」という病気の誘因となり、妊娠中はその病気のリスクが高くなります。糖尿病ケトアシドーシス」は糖尿病昏睡の一種であり、糖尿病妊婦さんに起きる最も重篤な合併症です。糖尿病合併妊娠の1.2%に発症すると報告されています。糖尿病ケトアシドーシスについては「糖尿病ネットワーク」に詳しく記載していますので、気になる方はご覧ください。   妊娠糖尿病になりやすい人の特徴 下記の項目に一つでも当てはまる方は「妊娠糖尿病」になりやすいといえます。 ・家族に糖尿病の人がいる ・肥満(BMI 25kg/m2 以上) ・35歳以上の高齢出産である ・巨大児分娩歴がある ・妊娠高血圧症群、既往にある ・羊水過多 ・原因不明の習慣流早産歴がある ・先天奇形児の分娩歴がある ・強度の尿糖陽性もしくは2回以上反復する尿糖陽性   妊娠糖尿病が不安な方はいつでもご相談ください 妊娠糖尿病になっても、症状はほとんどありません。そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。妊娠糖尿病にお心当たりのある方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。 当日の順番予約はこちらから

2022.11.27

糖尿病・代謝内科

糖尿病の初期症状が出た方はいつでも当院にご相談ください

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
糖尿病はインスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖が増えてしまう病気です。血糖の濃度が何年間も高いままで放置されると血管が傷つきます。そして将来的に心臓病や、失明、腎不全といった、より重い病気につながります。そのため糖尿病の症状が見られた際には放置せず、速やかに糖尿病専門医による診察を受けることが大切です。 この記事では、「糖尿病の初期症状」について解説していきます。後半部分では「尿に見られる糖尿病の初期症状」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 糖尿病の初期症状の特徴 女性に起こりがちな糖尿病の初期症状 尿に見られる糖尿病の初期症状 糖尿病患者さんの尿の特徴 糖尿病は自覚症状が現れにくい病気です   糖尿病の初期症状の特徴 糖尿病は症状の自覚が難しい病気です。血糖値が少し高い段階では、自覚する症状はほぼありません。しかし高血糖のままある程度の時間が経過すると、次のような症状が現れてきます。 <糖尿病の初期症状> ・立ちくらみ ・全身の倦怠感、疲労感 ・喉が渇いて沢山の水がほしくなる ・手足のしびれ、冷え、むくみ ・皮膚のかゆみ、乾燥 ・目がかすむ ・視力の低下 ・やけどの痛みを感じにくい ・食べているのに痩せる ・残尿感がある ・尿の臭いが気になる     女性に起こりがちな糖尿病の初期症状 糖尿病で出現する症状に男女差はありません。 ただし女性の場合、妊娠中に血糖が上がり、「妊娠糖尿病」と診断される場合があります。妊娠中は胎児へ多くのエネルギーを送るため、胎盤から出されるホルモンでインスリンの働きが抑えられます。 そのため妊娠中の女性は、通常時に比べると血糖値が上がりやすくなり、その中でも血糖のコントロールがうまくいかなくなってしまった方が「妊娠糖尿病」と診断されます。 妊娠糖尿病は、適切な治療を行わないと胎児への影響もありますので、妊婦検診などで指摘された場合は医療機関を受診して治療を行ってください。   当日の順番予約はこちらから   尿に見られる糖尿病の初期症状 糖尿病になると多尿や頻尿になることがあります。 なぜなら、糖尿病になると血液中のブドウ糖の濃度が上昇するため、その濃度を下げようとして身体が水を欲し、たくさん水を飲むようになるからです(多尿とは1日の尿量が3リットル以上のことを言います)。 一般的に糖尿病が進めば進むほど多尿になり、夜中も頻繁にトイレで起きるようになります。   糖尿病患者さんの尿の特徴 糖尿病患者さんの尿には、健康な方の尿と比べて様々な特徴があります。ここでは排尿時の尿の「泡立ち」や「色」について解説していきます。 【糖尿病患者さんの尿の特徴1】尿が泡立つ 糖尿病になると尿が泡立ちやすくなります。尿が泡立つのは尿中に「たんぱく質」や「ブドウ糖」が含まれるためです。腎臓には血液中の老廃物や塩分をろ過する役割がありますので、正常に機能していれば、尿中に「たんぱく質」や「ブドウ糖」が含まれることはありません。しかし糖尿病になると、腎臓のろ過機能がうまく働かなくなるため、「たんぱく質」や「ブドウ糖」が尿中に漏れ出るのです(たんぱく質やブドウ糖が尿中に増えると、尿が粘っこい状態になり、泡立ちやすくなります)。 【糖尿病患者さんの尿の特徴2】尿の色が濁る 糖尿病で腎臓に異常があると、尿が濁ったり、褐色のような濃い色味を帯びたりすることがあります。尿が濁っているのは、たんぱく質が尿中に含まれているからです。一方、尿が褐色を呈するのは、尿に赤血球が含まれるからです。   当日の順番予約はこちらから   糖尿病の初期症状は爪や足にも現れます 糖尿病の患者さんに生じる足のトラブルの総称を「糖尿病足病変(とうにょうびょうあしびょうへん)」と言います。病変には、足に生じる水虫や細菌感染による病変、たこやうおのめ、足の潰瘍や変形などがあります。さらに重症になると壊疽(えそ)という組織が死んでしまった状態になり、最悪の場合は足を切断することもあります。こうした状態になるのを避けるためには、糖尿病自体の治療をしっかり行って血糖を適切な状態に保つことはもちろん、毎日足の状態をよく観察して早く異常を見つけることが大切です。糖尿病の患者さんの足に出る症状については、以下をご覧ください。 <足に出る症状> ・足の先がしびれる ・足の先に痛みがある ・足の先がジンジン(ピリピリ)する ・足の感覚に異常がある(痛みを感じにくい、感覚が鈍いなど) ・足がつる <足の外観に出る変化> ・うおのめ、たこ、まめ、靴ずれがよくできる ・小さな傷でも治らない ・足に感染症がある(水虫など) ・皮膚が赤くなったり、腫れたりしている部分がある ・皮膚が乾燥したり、ひび割れしている部分がある ・爪が変形したり、変色したりしている ・爪が異常に厚くなっている ・爪が白く濁ったり、白い線が入ったりしている ※糖尿病の患者さんの足に出る症状について詳しく知りたい方は「糖尿病患者の足にみられる症状について」をご覧ください。   糖尿病は自覚症状が現れにくい病気です 糖尿病になっても、初期段階では自覚症状がありません。そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。糖尿病にお心当たりのある方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。   当日の順番予約はこちらから

2022.11.23

糖尿病・代謝内科

都賀で糖尿病腎症にお悩みの方へ

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
糖尿病腎症とは、糖尿病三大合併症の一つとされている疾患です。糖尿病によって高血糖状態が持続し、腎臓の内部に張り巡らされている細小血管が障害を受けることで発症します。悪化すると腎不全に移行し、腎代替療法(血液透析など)が必要となります。ですので、早期から治療を開始することが何より重要です。 この記事では、糖尿病腎症について解説していきます。後半部分では「糖尿病腎症の治療方法」や「糖尿病腎症を放置するリスク」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 糖尿病腎症とは 糖尿病腎症の症状 糖尿病腎症の治療方法 【糖尿病腎症の治療方法1】食事療法 【糖尿病腎症の治療方法2】運動療法 【糖尿病腎症の治療方法3】血糖コントロール 糖尿病腎症を放置するリスク 糖尿病腎症が不安な方はいつでもご相談ください   糖尿病腎症とは 糖尿病腎症とは、糖尿病の合併症の一つで、上昇した血糖値が腎臓の機能を低下させる疾患です。 腎臓には約100万個の糸球体があり、私たちはその働きによって体内の老廃物を排泄しています。 しかし糖尿病のために血糖値が高い状態が続くと、糸球体のはたらきが低下します。そして本来は老廃物のみを濾過するはずの糸球体が、身体にとって必要なタンパク質なども濾過してしまい、尿にタンパクが出るようになるのです。 また病状が進行すると、糸球体がつぶれて濾過が行なわれなくなり、身体に老廃物や水分がたまってしまいます。 病状がさらに悪化すると、腎不全や尿毒症に陥ります。 こちらは「国立国際医療研究センター」でも同様のことが言われています。   糖尿病腎症の症状 糖尿病腎症の初期症状は微量のタンパクが尿中に排出されるのみで、気づかないことが多いです。 しかし症状が進行すると尿中にたんぱく質が大量に漏出し、浮腫が出現します。 また身体に老廃物がたまり、腎不全や尿毒症の状態になると、食欲の低下や強い疲労感が続くなど、様々な症状が出現し、透析治療が必要になります。   当日の順番予約はこちらから   糖尿病腎症の治療方法 糖尿病腎症では病期に応じた治療が行われます。 腎症の治療で大切なのは、食事療法・運動療法の他、血糖値を下げること、さらに血圧や脂質など他の合併症をきちんとコントロールすることです。 順番にご説明していきます。   【糖尿病腎症の治療方法1】食事療法 食事療法は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えて様々な食品をまんべんなくとることが大切です。   食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよくかんで、腹八分目で食べるよう心掛けてください。なお、糖尿病腎症の段階によって食事療法のポイントがあるので、主治医や管理栄養士とよく相談してくださいね。 【糖尿病腎症の治療方法2】運動療法 運動療法は、食事療法と並んで糖尿病治療の基本です。運動療法により血糖コントロール・インスリン抵抗性・脂質代謝の改善が得られ、糖尿病が改善します。 なお、糖尿病を予防するための運動としては「有酸素運動」と「レジスタンス運動」が推奨されております。それぞれの運動については、以下をご覧ください。 <有酸素運動> 有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことを指します。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。 <レジスタンス運動> レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。 【糖尿病腎症の治療方法3】血糖コントロール 経口血糖降下薬、DPP-IV阻害薬、グリニド系薬剤、αグルコシダーゼ阻害薬、SU剤、あるいは注射薬(インスリン、GLP1受容体作動薬)等を用いて血糖をコントロールします。糖尿病腎症が進行し腎機能が低下すると、多くの経口薬は副作用の面から、使用困難になる場合もあるため、インスリン療法への切り替えや併用が必要となる場合があります。 当日の順番予約はこちらから   糖尿病腎症を放置するリスク 糖尿病腎症の治療をしないまま高血糖状態が続くと、腎機能は悪化し続けます。最終的には、尿を作る能力が失われた「腎不全」の状態になります。 最近の報告では、糖尿病腎症が進行し、透析が必要となる患者さんの数が急増しています。ですので、糖尿病腎症を放置しないでください。 糖尿病腎症は早期から治療を開始することが何より重要です。   糖尿病腎症が不安な方はいつでもご相談ください 糖尿病腎症を発症した場合、進行を防ぐためには早期診断が重要です。 自覚症状がない頃から定期的に尿検査を受けることで、尿中に排泄されるタンパク質がごく微量にとどまっている初期の“微量アルブミン尿”の段階で、腎症を診断することができます。 また腎症の診断前から高血糖・高血圧をしっかりと治療しておくことも大切です。 糖尿病にお心当たりのある方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。   当日の順番予約はこちらから

2022.11.13

糖尿病・代謝内科

糖尿病患者の足にみられる症状について

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
糖尿病はインスリンの分泌不全もしくは、インスリンが作用する臓器が十分にインスリンの効果を受けられない状態(インスリン抵抗性)、あるいはその両方がきっかけで血糖値が慢性的に高くなってしまった代謝異常の状態を指します。 血糖値が何年間も高いままでいると、将来的に心臓病や、失明、腎不全といったより重い病気につながります。 そのため、糖尿病の症状が見られた際には放置せず、速やかに糖尿病専門医による診察を受けることが大切です。 この記事では、糖尿病患者の足にみられる症状について解説していきます。 後半では「足の症状のチェックポイント」を説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。 【目次】 糖尿病の主な合併症について 糖尿病足病変とは? 足の症状が悪化した時のリスクについて 糖尿病患者の足に出る症状一覧 糖尿病に対するフットケアについて   糖尿病についてすぐ相談したい方はこちら 糖尿病の主な合併症について 糖尿病の合併症の中でも「糖尿病性神経障害」「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」は3大合併症と言われております。 中でも「糖尿病性神経障害」は多くの糖尿病患者に起こりやすく、立ちくらみや下痢、便秘といった自律神経障害や手足の痺れ、冷えやこりといった感覚・運動神経障害といった症状が現れます。 神経障害が進行してしまうと、通常より感覚が鈍くなるため小さな傷をつくりやすいです。   糖尿病足病変とは? 糖尿病の患者に生じる足のトラブルの総称を「糖尿病足病変(とうにょうびょうあしびょうへん)」といいます。 病変には、足に生じる水虫や細菌感染による病変、たこやうおのめ、足の潰瘍や変形などがあります。 さらに重症になると壊疽(えそ)という組織が死んでしまった状態になり、最悪の場合は足を切断することもあります。 これらを避けるためには、血糖を適切な状態に保つことはもちろん、毎日足の状態をよく観察し異常をすぐに見つけることが大切です。 このような状態で外傷、靴ずれ、低温やけどなどによりキズができると潰瘍や壊疽へと悪化する恐れがあるため、注意が必要です。 自分の症状が糖尿病足病変の症状かどうか気になるという方は、いつでも気兼ねなくご相談ください。   症状が気になる方はこちらをクリック 足の症状が悪化した時のリスクについて 糖尿病患者にとって、もっとも怖い足の問題は「足を失うこと」です。 糖尿病で足を失うことは珍しい話ではなく、糖尿病の合併症である神経障害や血管障害などは、足の壊疽(組織が腐ってしまうこと)を引き起こします。 壊疽は大変治りにくい病気で、足を切断することも少なくありません。 糖尿病の症状が見られた方はすぐにでもご相談ください。   すぐに相談したい方はこちらをクリック 糖尿病患者の足に出る症状一覧 糖尿病性足病変の予防には、日頃からのセルフチェックが大切です。 以下の症状がある方は糖尿病の疑いがありますので、速やかに糖尿病専門医による診察をご検討ください。 <糖尿病患者の足に出る症状> 1. 足の先がしびれる 2. 足の先に痛みがある 3. 足の先がジンジン(ピリピリ)する 4. 足の感覚に異常がある(痛みを感じにくい、感覚が鈍いなど) 5. 足がつる 6. うおのめ、たこ、まめ、靴ずれがよくできる 7. 小さな傷でも治らない 8. 足に感染症がある(水虫など) 9. 皮膚が赤くなったり、腫れたりしている部分がある 10. 皮膚が乾燥したり、ひび割れしている部分がある 11. 爪が変形したり、変色したりしている   糖尿病に対するフットケアについて 糖尿病性足病変を予防するためには、日頃から自分の足を気にかけて、フットケアすることが大切です。 毎日足の隅々まで見て触ってよく観察しましょう。具体的な足の糖尿病対策については以下をご覧ください。   【糖尿病対策1】見えないところは鏡を使って観察しましょう 毎日明るい場所で足の裏側を鏡にうつしてみたり、目の悪い方は、周りの人にみてもらいましょう。 長時間歩いた後や運動後は特に念入りに観察してください。   【糖尿病対策2】爪は切り過ぎないようにしましょう 神経障害が進んでいると「違和感」や「痛み」を感じません。 伸びた爪はケガのもとになりますので、こまめに手入れをしてください。なお、硬くて切りにくい爪は無理に自分で切らずに医師や看護師に処置してもらいましょう。   【糖尿病対策3】足を清潔に保ちましょう 感染を防ぐためには、足を清潔に保つことが重要です。足は石けんをよく泡立てて、柔らかいタオルやスポンジで優しく洗ってください。指の間も忘れずに洗いましょう。   【糖尿病対策4】自分の足に合った靴をはきましょう 靴が足に合っていないと、靴ずれを起こしたり、血管を圧迫したりします。 そのため、足の糖尿病対策として靴選びは重要なポイントです。靴を選ぶ際は以下のポイントに注意して選びましょう。   <靴選びのポイント> 1. つま先に1センチ程度の余裕があり、足の形に合っている 2. 革や内張りが柔らかく、靴の内部に硬い縫い目がない 3. クッション性がよく、靴底が安定している 4. ハイヒールなど、一カ所に体重がかかるものは避ける 5. 一日の中で最も足が大きくなる夕方を基準にサイズを選ぶ 6. 通気性のよい綿かウールのものを選ぶ   <靴を履く時のポイント> 1. 新しい靴は最初から長時間履かずに少しずつ慣らしていく 2. 毎日履きかえて清潔に保つ 3. 靴の中に異物がないか、よく確認してから履く 4. 運動や散歩をする時は足首が固定されるよう、紐やマジックテープが付いた運動靴を履く   【糖尿病対策5】必ず靴下を履きましょう 足のケガの防止のため、靴下を必ず履くようにしましょう。 靴下を履くことでケガだけでなく、水虫の予防にもなります。 靴下の選び方については「糖尿病ネットワーク」をご覧ください。   【糖尿病対策6】やけどに注意しましょう 神経障害により足が冷えることはよくありますが、そんなときは熱さに対しても鈍くなっています。 湯たんぽやこたつ、電気カーペットなどでは低温ヤケドに十分注意しましょう。 これまで紹介してきたように糖尿病は放っておくと深刻な症状が出てまいります。 早期発見、治療が何よりも大切ですが、糖尿病は患者本人が気付きにくいという厄介な病気でもあります。 例え身体がどこもおかしくなかったとしても、ほんの少しでも気になることがありましたらまずは相談だけでもご検討ください。 当院ではどんな些細なことでも気軽にご相談いただけるようなクリニックを目指しております。 ちょっとした変化でも気がかりな方は、いつでも当院にお越しください。 相談されたい方はこちらをクリック

2022.05.25