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千葉市若葉区の都賀で高血圧の症状にお困りの患者の方へ
循環器内科に関する記事です。
現在、日本において高血圧の方は「約4300千万人」いると試算されております。高血圧はいわゆる生活習慣病のひとつ。ほとんどの方は自覚症状がありません。しかし放置しておくのは危険です。血圧が高い状態を放っておくと、徐々に動脈硬化が進行し、大血管、心臓、腎臓などが傷害を受け、重大な病気を引き起こすことになります。ですから、高血圧と診療された場合は放置せず、生活習慣を見直す。もしくは薬の服用により、血圧をコントロールする必要があるでしょう。
この記事では「高血圧の原因」や「高血圧の治療法」について、詳しくご説明していきます。高血圧症に心当たりのある方は、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
高血圧症の症状につきまして
<ご自宅で血圧を計測する場合>
高血圧症が起こる原因につきまして
<本態性高血圧>
<二次性高血圧>
高血圧症を放置するリスクと合併症につきまして
【高血圧症の合併症1】閉塞性動脈硬化症
【高血圧症の合併症2】狭心症
【高血圧症の合併症3】心筋梗塞
【高血圧症の合併症4】脳出血
【高血圧症の合併症5】脳梗塞
【高血圧症の合併症6】くも膜下出血
【高血圧症の合併症7】大動脈瘤
【高血圧症の合併症8】腎不全
【高血圧症の合併症9】眼底出血
当院の高血圧症の診断につきまして
高血圧症の治療と日々の過ごし方につきまして
<DASH食とは?>
千葉市若葉区の都賀で高血圧症にお悩みの方はすぐにご相談ください
高血圧症の症状につきまして
高血圧症とは、運動したときなどの一時的な血圧上昇とは違い、安静時でも慢性的に血圧が高い状態が続いていることを指します。具体的には「収縮期血圧が140mmHg以上」「拡張期血圧が90mmHg以上」の場合をいい、どちらか一方でもこの値を超えていると高血圧症と診断されます。高血圧症は自覚症状がほとんどありません。しかし放置してしまうと心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながるため「サイレント・キラー」といわれております。
高血圧症の危険性については「日本高血圧協会」でも同様の見解を述べておりますので、一度ご覧ください。
<ご自宅で血圧を計測する場合>
ご自宅で血圧を計測する場合は、「収縮期血圧が135 mmHg以上」「拡張期血圧が85 mmHg以上」を高血圧症とします。ご自宅での計測基準値が5mmHg低い理由は、自宅のほうが病院で計測するよりリラックスでき、その分、血圧が低めに出るからです。こちらに関しては厚生労働省の「e-ヘルスネット」でも同様のことを述べております。(※血圧とは、心臓から送り出された血液が動脈の血管壁の内側を押す力です)
高血圧症が起こる原因につきまして
高血圧症には「本態性高血圧」と「二次性高血圧」があり、それぞれで原因が異なります。
順番に原因を解説しますので、下記をご覧ください。
<本態性高血圧(ほんたいせいこうけつあつ)>
本態性高血圧とは高血圧となる基礎疾患をもたない、原因が明らかでない高血圧をいいます。高血圧症の85~90%は本態性高血圧といわれており、もともと高血圧になりやすい体質や、塩分の摂り過ぎ、肥満、過度の飲酒、運動不足、ストレス、喫煙などが原因で発症すると考えられております。
<二次性高血圧(にじせいこうけつあつ)>
二次性高血圧とは、体質・遺伝・環境・加齢によって発症する本態性高血圧とは異なり、ある特定の原因がある高血圧をいいます。二次性高血圧の原因としては、腎臓性、副腎からのホルモン分泌、甲状腺機能亢進、大動脈弁狭窄、睡眠時無呼吸症候群、薬剤副作用など様々な要因が考えられております。
高血圧症を放置するリスクと合併症につきまして
高血圧の状態が長く続くと、動脈の壁に負担がかかって確実に動脈硬化を進行させます。その結果、様々な合併症を起こしてしまい、命に関わる重篤な疾病の「罹患リスク」及び「死亡リスク」を高めてしまうのです。高血圧症の合併症には以下のようなものが挙げられます。
【高血圧症の合併症1】閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)
閉塞性動脈硬化症とは、手足の血管に起こる動脈硬化です。重症化すると手や足が潰瘍・壊死に至り切断することもあります。この病気は、特に50歳以上の男性に多く、肥満・高血圧・糖尿病・などが原因といわれています。
【高血圧症の合併症2】狭心症
狭心症とは、心臓の筋肉(心筋)に供給される酸素が不足するために胸部に一時的な痛みや圧迫感が起きる病気です。
【高血圧症の合併症3】心筋梗塞
心筋梗塞とは、心筋に血液と酸素を送る冠動脈が動脈硬化で硬くなり、心筋に血液を送ることができない状態になることです。これにより、心筋が酸素不足に陥り壊死を起こしてしまう状態をいいます。心筋梗塞は日本人の死亡原因の上位に挙げられている疾患で、突然死の原因にもなり得る、恐ろしい疾患の一つです。
【高血圧症の合併症4】脳出血
脳出血とは、脳に張り巡らされた血管に障害が起こる病気で、多くの場合は激しい頭痛を伴い、半身の麻痺などが起こります。脳出血の直接の原因は、文字通り「出血」。脳の血管が破れて血液があふれ出し、固まって「血腫」となって周囲を圧迫。その結果、脳細胞を破壊して様々な症状を引き起こします。
【高血圧症の合併症5】脳梗塞
脳梗塞とは脳の血管が突然つまって血流が途絶え、脳の細胞が死んでしまう病気です。早期に適切な治療を受けないと後遺症をきたしたり、死亡してしまう可能性があります。脳梗塞には血管のつまり方によって、ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の3種類に分けられます。
【高血圧症の合併症6】くも膜下出血
くも膜下出血とは、くも膜と呼ばれる「脳表面の膜」と脳の空間に存在する血管が切れて起こる出血です。くも膜下出血の症状は、突然激しい頭痛が起こるため「バットで殴られたような痛み」と形容されます。くも膜下出血は、約30パーセントの人は治療により後遺症なく社会復帰します。しかし約50パーセントは初回の出血で死亡するか、病院にきても治療対象とならず、残り20パーセントでは後遺障害を残します。
【高血圧症の合併症7】大動脈瘤
大動脈瘤とは、大動脈の血管壁の一部が正常な径の1.5〜2倍以上に拡張し、コブ状に膨れ上がった状態のことをいいます。大動脈瘤を治療せず放置していると、破裂し、死に至ることもあります。
【高血圧症の合併症8】腎不全
腎不全とは、腎臓の働きが正常の30パーセント以下に低下した状態をいいます。腎不全は初期の頃には無症状のことが多く、進行するにつれて様々な症状が出現してきます。
【高血圧症の合併症9】眼底出血
眼底出血とは目の奥にあり、光を感じ取る役割をもつ眼底:網膜の血管の障害から出血を起こす状態です。網膜の血管病変は脳の血管の状態を表しているともいわれ、眼底に病変があれば脳出血・脳梗塞に特に注意が必要です。
当院の高血圧症の診断につきまして
当院で高血圧症に対する最新の医療基準に則った治療をご提供しております。患者さまによってはできるだけ薬を飲みたくない等のご要望をいただきます。その場合は患者さまのご希望に寄り添った診察を致しますので、ご安心ください。
高血圧症の治療と日々の過ごし方につきまして
高血圧の治療には、非薬物療法と薬物療法があります。非薬物療法とは、食事(特に減塩)、運動など、生活習慣の改善による治療です。軽度の高血圧であれば、生活習慣の改善のみで治療します。しかし非薬物療法を行っても高血圧が続く場合は、薬物療法を行います。薬物療法の目的は、高血圧を改善して、臓器障害や合併症を予防することです。したがって患者の年齢、糖尿病などの合併症、臓器障害の有無などを考慮に入れ、医師が総合的に判断します。もちろん、薬物療法を行いながら、引き続き非薬物療法を継続することが重要です。上述した通り、高血圧症の85~90%は塩分の摂り過ぎ、過度の飲酒、運動不足、喫煙などが原因で発症します。ですので、日頃から食生活に気を配り、適度に運動することが何より大切だと言えるでしょう。尚、近年はDASH食による食事療法が注目されております。
<DASH食とは?>
DASH食とは「Dietary Approaches to Stop Hypertension」の略で、高血圧を防ぐ食事法という意味です。もともと米国で高血圧改善のために推奨されていた食事法になります。DASH食の特徴は、食品の組み合わせを改善するということ。平たく言えば「今より体に良い食品を増やし、良くない食品を減らす」というのが、DASH食の実践法となります。DASH食のポイントとなる栄養素は、「日本成人予防協会」のホームページに詳しく書いておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
千葉市若葉区の都賀で高血圧症にお悩みの方はすぐにご相談ください
これまでにお伝えした通り、高血圧症は生活習慣病のなかで最も多い症状。長期間高値のまま放置しておくと心臓病や脳卒中、下肢閉塞性動脈硬化症など、動脈硬化による様々な合併症の原因となります。したがって、定期的な血圧チェックが必要になります。高血圧に心当たりのある方、もしくは定期検診等で血圧が高いと指摘された方は、ご遠慮なくお問い合わせ・ご来院ください。
2021.10.10
千葉市のコロナワクチン!予約に関することを紹介
内科に関する記事です。
コロナワクチンの接種が始まったけど…。
千葉市では、いまだに予約ができない。
このような悩みを抱えている、千葉市在住の方はいませんか?
「コロナワクチンは不足している…」「コロナワクチンは届いてもすぐになくなる…」など、コロナワクチンの接種を希望される方は、毎日変わる状況に頭を悩まし、困っているのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けて『千葉市のコロナワクチンの予約状況』について解説していきたいと思います。この記事では予約状況と併せて、「再開目処」や「予約時の注意点」について解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
それではいってみましょう!
【目次】
千葉市のコロナワクチン!予約状況について語る前に
千葉市のコロナワクチン!予約状況について
<個別接種会場>
<集団接種会場>
千葉市のコロナワクチン!新規予約の再開について
<千葉市のコロナワクチン予約のスケジュール>
千葉市のコロナワクチン!予約方法ついて解説
千葉市のコロナワクチン!予約する場所は住民票が基準
千葉市のコロナワクチン!予約方法
<個別接種会場>
<集団接種会場>
千葉市のコロナワクチン!1回目と2回目の同時予約について
千葉市のコロナワクチン!予約状況の確認について
千葉市のコロナワクチン!予約のキャンセルについて
<個別接種会場>
<集団接種会場>
千葉市のコロナワクチン!予約時の注意点3つ
【千葉市のコロナワクチン!予約時の注意点1】同じワクチンを接種すること
【千葉市のコロナワクチン!予約時の注意点2】重複して予約しないこと
【千葉市のコロナワクチン!予約時の注意点3】キャンセル時はすぐに連絡すること
千葉県のコロナワクチン事情について
まとめ
千葉市のコロナワクチン!予約状況について語る前に
コロナワクチンの予約状況について語る前に、まずはコロナワクチンの供給量に関することをお伝えします。千葉市のホームページによると「ワクチン供給量は、これまで千葉市が必要としていた供給量を下回ることが予想される」との記載がありました。そのため、今後はコロナワクチンの供給量に合わせ、その範囲内で接種体制を見直すとのことです。以上のことから、8月9日(月曜日)以降の集団接種会場は接種体制を縮小し、開設日が変更となっております。詳しくは、千葉市のホームページをご覧くださいね。
千葉市のコロナワクチン!予約状況について
先にあげた通り、現在はコロナワクチンが不足しているため予約を行っておりません。(2021年7月20日地点)。とはいえ、状況は毎日のように変わります。ですので、予約状況について気になる方は、千葉市コロナワクチン接種コールセンター(0120-57-8970)にお問い合わせしてみてください。こちらの窓口は、コロナワクチン接種予約に関することに加え、「接種場所」「接種発行権」についても教えてくれますよ。尚、予約状況についてのお問い合わせは「個別接種会場」と「集団接種会場」少し異なります。詳しくは以下の通りです。
<個別接種会場>
接種総合案内サイト「コロナワクチンナビ」でご確認いただくか、各医療機関または千葉市コロナワクチン接種コールセンター(0120-57-8970)にお問い合わせ。
<集団接種会場>
千葉市ワクチン接種予約サイトでご確認いただくか、千葉市コロナワクチン接種コールセンター(0120-57-8970)にお問い合わせ。
千葉市のコロナワクチン!新規予約の再開について
千葉市のホームページによりますと、千葉市では7月26日(月曜日)からコロナワクチンの新規予約を再開すると記載しております。ただし注意点がひとつ。それは、7月26日(月曜日)から8月1日(日曜日)までは「基礎疾患を有する方」「高齢者施設等の従事者」「60歳以上の方」を優先に予約を開始。それ以外の方は(59歳以下)、8月2日(月曜日)から予約を受け付けるとのことです。尚、予約受付再開後に予約された方の接種は、8月9日(月曜日)以降となっておりますので、ご注意ください。念の為、下記に予約再開日程をまとめておきますね。
<千葉市のコロナワクチン予約のスケジュール>
7月26日(月曜日)〜 「基礎疾患を有する方」「高齢者施設等の従事者」「60歳以上の方」
8月2日(月曜日)〜 59歳以下
※予約受付再開後に予約された方の接種は、8月9日(月曜日)以降
千葉市のコロナワクチン!予約方法ついて解説
続きましては、コロナワクチン接種の予約方法について解説していきます。予約に関して、いくつか注意点がございますので、気をつけてくださいね。尚、現在、当院では、コロナワクチンの予約を一時的にストップしております。予約再開に関しては、板谷内科クリニックのトップページにてお知らせ致しますので、ご確認くださいね。
千葉市のコロナワクチン!予約する場所は住民票が基準
コロナワクチンの接種は、原則として住民票がある市町村(住所地)の医療機関等となっております。ですので、予約する際は住所変更がないかご確認ください。尚、千葉市は、市医師会の協力により、かかりつけ医など身近な医療機関での個別接種を中心に行い、補完的に市の公共施設で集団接種を実施しているとのことです。
千葉市のコロナワクチン!予約方法
コロナワクチンの予約は、会場により異なります。ですので、接種会場を決め、そこに記載されている予約方法に従うといった感じになります。(1回目と2回目の予約方法が異なる場合があります)尚、千葉市ホームページにて、個別接種会場と集団接種会場について調べたところ以下のような記載がありました。
<個別接種会場>
7月20日地点で医療機関の情報は載っておりません。予約受付再開後に改めて医療機関のご案内いたしますとのことです。尚、上記で書いた通り、当院ではコロナワクチンの予約再開にホームページにてお知らせする予定です。ぜひご覧ください。
<集団接種会場>
千葉市のホームページによると、コロナワクチンの集団接種会場は以下の3つです。上述した通り、現在は予約を行っておりませんのでご注意ください。
① 千葉中央コミュニティセンター 9時00分から17時00分まで
② イコアス千城台 10時30分から18時30分まで
③ 花見川保健福祉センター 9時00分から17時00分まで
尚、1回目の接種を受けた方の2回目の接種の予約受付はコールセンターでのみ、受け付けております。(予約サイトは一時停止しています)
千葉市コロナワクチン接種コールセンター
電話番号:0120-57-8970
※ おかけ間違いにご注意ください!
受付時間:8時30分から18時00分まで(土日・祝日を含む)
千葉市のコロナワクチン!1回目と2回目の同時予約について
千葉市のホームページによると、1回目と2回目の同時予約についてこう記載してありました。個別接種会場については各医療機関にて直接確認。一方、集団接種会場については、電話で予約する場合は1回目の予約時にあわせて2回目を予約。WEBで予約いただく場合は、千葉中央コミュニティセンターは1回目の予約時にあわせて2回目を予約。イコアス千城台及び花見川保健福祉センターは1回目の接種の際に会場で予約いただきます、とのことです。
千葉市のコロナワクチン!予約状況の確認について
コロナワクチンの予約状況を確認する方法は個別と集団で異なります。個別接種会場の場合は各医療機関に直接確認。一方、集団接種会場の場合は、千葉市ワクチン接種予約サイトでご確認いただくか、千葉市コロナワクチン接種コールセンター(0120-57-8970)にお問い合わせください。
千葉市のコロナワクチン!予約のキャンセルについて
コロナワクチンの予約をキャンセルすることは可能です。しかし供給されるワクチン量が限られています。なので、体調不良などのやむを得ない場合以外のキャンセルは、なるべくお控えください。尚、やむを得ない事情が発生した場合は、下記のとおりご対応ください。
<個別接種会場>
医療機関ごとに予約方法や取扱いが異なります。直接ご予約の医療機関にご連絡ください。
<集団接種会場>
千葉市ワクチン接種予約サイトで行っていただくか、千葉市コロナワクチン接種コールセンター(0120-57-8970)にお問い合わせください
千葉市のコロナワクチン!予約時の注意点3つ
ここでは、コロナワクチン予約に関する注意点を3つお伝えします。一人一人がルールを守ることで、より多くの方が接種可能になりますよ。
【千葉市のコロナワクチン!予約時の注意点1】同じワクチンを接種すること
新型コロナワクチンは一定の間隔を空けて2回接種を受けていただく必要があります。その際に1回目と2回目は、必ず同じ種類のワクチンの接種を受けてください。
【千葉市のコロナワクチン!予約時の注意点2】重複して予約しないこと
実際に接種を受ける2回分を超えて、複数の医療機関や集団接種会場に重複して予約しないようにお願いします。現在、予約が取れずに困っている方もいらっしゃいますので、何卒ご協力ください。
【千葉市のコロナワクチン!予約時の注意点3】キャンセル時はすぐに連絡すること
やむを得ず予約日に接種を受けられない場合は、速やかに千葉市コロナワクチン接種コールセンター(0120-57-8970)に連絡してください。そうすることで、より多くの方が接種可能になります。
千葉県のコロナワクチン事情について
最後に千葉県のコロナワクチン事情についてお伝えします。現在、千葉県では新型コロナウイルス感染症のまん延予防のため、円滑なワクチン接種を実施していくことができるよう、国、市町村及び医療関係団体等と連携を強化し、コロナワクチンの接種を進めております。高齢者(65歳以上)の接種については8月9日現在、千葉県の高齢者の8割以上の方が第2回目まで接種を完了。一般接種においても、ワクチンの供給量に応じ順次進めている模様です。以上、千葉県のコロナワクチン事情でございました。
まとめ
では、これまでの内容をまとめると
千葉市のコロナワクチン!予約状況について語る前に
千葉市のコロナワクチン!予約状況について
千葉市のコロナワクチン!新規予約の再開について
千葉市のコロナワクチン!予約方法ついて解説
千葉市のコロナワクチン!予約する場所は住民票が基準
千葉市のコロナワクチン!予約方法
千葉市のコロナワクチン!1回目と2回目の同時予約について
千葉市のコロナワクチン!予約状況の確認について
千葉市のコロナワクチン!予約のキャンセルについて
千葉市のコロナワクチン!予約時の注意点3つ
千葉県のコロナワクチン事情について
以上になります。
コロナワクチン予防接種終了のお知らせ
この度、当クリニックにおける新型コロナウイルスワクチンの予防接種について、令和6年3月31日をもちましてすべての接種を終了いたしましたのでお知らせいたします。
今後の接種に関するお問い合わせは不要ですので、ご了承ください。
引き続き、皆様の健康を第一に考えた医療サービスの提供に努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
2021.07.21
アレルギー疾患の症状について徹底解説!
アレルギー科に関する記事です。
やけにくしゃみが出たり、発疹が出たりした場合、アレルギーが考えられます。
アレルギーとは多くの場合『体に合わない』『拒否反応』という意味で使われている言葉ですが、正確には「免疫学的な機序によって体に症状が引き起こされる」ことを指します。そのため、アレルギーには免疫が大きく関わっております。ですので、アレルギーの中には、放置しておくと重症化する危険なアレルギー疾患もあります。
この記事では、そんなアレルギーが引き起こす『アレルギー疾患』についてご紹介していきたいと思います。この記事を読めば、様々なアレルギー疾患のことがわかり、より理解が深まると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは順番に解説していきます。
【目次】
1そもそもアレルギーってなに?
2アレルギーのしくみを説明する前に
3アレルギーのしくみ
4アレルギー疾患とは?
5主なアレルギー疾患7つ
【アレルギー疾患1】気管支喘息
<気管支喘息の症状>
【アレルギー疾患2】アレルギー性鼻炎
<アレルギー性鼻炎の症状>
【アレルギー疾患3】アレルギー性皮膚炎
<アレルギー性皮膚炎の症状>
【アレルギー疾患4】アレルギー性結膜炎
<アレルギー性結膜炎の症状>
【アレルギー疾患5】食物アレルギー
<食物アレルギーの症状>
【アレルギー疾患6】アナフィラキシー
<アナフィラキシーの症状>
【アレルギー疾患7】蕁麻疹
<蕁麻疹の症状>
まとめ
そもそもアレルギーってなに?
アレルギーとはウイルスや細菌から身体を守るために必要な免疫現象のうち、過度に、あるいは不適当な形でおこり、身体に病的障害を引き起こす課程のことを指す。ま、簡単に言うと『免疫学的な機序によって体に症状が起きる』ってことですね。
アレルギーのしくみを説明する前に
アレルギーのしくみを簡単に説明すると、まずは原因となる物質から説明します。アレルギーの原因となる物質を「アレルゲン(抗原)」といい、代表的なものをあげると、食物、花粉、カビ、ダニなどに多くのアレルゲンが存在します。
アレルギーのしくみ
アレルギーのしくみは上述した「アレルゲン」が体の中に入る。すると、体は異物とみなして排除しようとする免疫機能がはたらき、「IgE抗体」という物質が作られます。(この状態を「感作」といいます)。そして、感作が成立した後に、再度アレルゲンが体内に入ると、IgE抗体がくっつき、マスト細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され、アレルギー症状を引き起こしますのです。尚、アレルギーについてもっと詳しく知りたい方は、アレルギー疾患について解説しているサイトをご覧ください。
アレルギー疾患とは?
アレルギー疾患とは、アレルギーが原因となって起こる病気を言います。例えば、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎ですね。ひと口にアレルギー疾患といっても、種類によって症状が違うし、個人差も大きい。ですので、一概に心配ないですよとは言えません。詳しくはこれから説明していきますので、ぜひすべてのアレルギー疾患に目を通してくださいね。
主なアレルギー疾患7つ
では、ここからは主なアレルギー疾患7つをご紹介していきたいと思います。それぞれの症状や特徴を詳しく解説していきますので、ぜひ自分に当てはまる症状がないかチェックしてみてくださいね。
【アレルギー疾患1】気管支喘息
1つ目に紹介するアレルギー疾患は『気管支喘息』です。このアレルギー疾患は、気道(息の通り道)に慢性の炎症がおき、気道狭窄(気道がせまくなること)になる。その結果、呼吸困難などを生じさせてしまう呼吸器系の病気です。
<気管支喘息の症状>
このアレルギー疾患は、上述した通り気道狭窄により、呼吸困難を引き起こす。そのため、繰り返し咳や、ゼ―ゼーヒューヒュー音がする喘鳴を引き起こします。気道狭窄は治療により元の状態に戻りますが(自然に戻ることも)、治療をせずに放置すると、繰り返し起きる炎症により、気道の構造が変化する可能性があります。そうなると、喘息症状はより起きやすくなり、重症化のリスクも高まるので、早めに適切な診断を受けるようにしてください。気管支喘息の症状についてさらに詳しく知りたい方は、アレルギー疾患について説明しているサイトをご覧ください。
【アレルギー疾患2】アレルギー性鼻炎
2つ目に紹介するアレルギー疾患は『アレルギー性鼻炎』です。このアレルギー疾患は、くしゃみと水性鼻汁、鼻閉を主な症状とする病気です。このアレルギー疾患は、1年を通して鼻炎症状が認められる「通年性アレルギー性鼻炎」と花粉の飛散時期だけに鼻炎症状が認められる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」に分けられます。
<アレルギー性鼻炎の症状>
このアレルギー疾患は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状が起こります。なかでも、くしゃみに関しては連続して起こり、回数が多いという特徴がある。尚、くしゃみや鼻水などの症状により頻繁に鼻をかむことで、粘膜を傷つけて鼻出血が起こる場合がありますので、かみすぎには気をつけましょう。また、これらの症状によって、勉強や仕事に集中できす、生活に支障が出る場合がありますので、しっかりと治療して症状を抑えることが大切ですよ。アレルギー性鼻炎の症状についてもっと詳しく知りたい方は、アレルギー疾患について解説しているサイトをご覧ください。
【アレルギー疾患3】アレルギー性皮膚炎
3つ目に紹介するアレルギー疾患は『アレルギー性皮膚炎』です。このアレルギー疾患は、かゆい湿疹が皮膚に繰り返し起こる病気。特に目のまわり、耳のまわり、首、肘など関節の曲げ伸ばしをしているところによくできます。尚、特徴として、かゆいためにかき壊しが続くと、どんどん発疹が拡大していくことが挙げられるでしょう。
<アレルギー性皮膚炎の症状>
このアレルギー疾患は、皮膚が赤くなってブツブツができたり、乾燥して皮膚がむけたりするといった症状があらわれます。こう言うと、軽度な症状のように聞こえますが、場合によっては強いかゆみを伴う皮疹が生じて、バリア機能が低下。その結果、少しの刺激でかゆみが強くなり、思わず掻いてしまい、皮疹を悪化させるという最悪の事態を招くこともあり得ますので、楽観視しないように気をつけてください。尚、アレルギー性皮膚炎の症状についてもっと詳しく知りたい方は、アレルギー疾患について説明しているサイトをご覧ください。
【アレルギー疾患4】アレルギー性結膜炎
4つ目に紹介するアレルギー疾患は『アレルギー性結膜炎』です。このアレルギー疾患は、目に生じるさまざまなアレルギー疾患の総称です。ちなみにこのアレルギー疾患は、症状が出る時期や粘膜の炎症の種類や程度により「アレルギー性結膜炎」「春季カタル」「アトピー性角結膜炎」「巨大乳頭結膜炎」に分類されます。
<アレルギー性結膜炎の症状>
このアレルギー疾患の主な症状は眼の痒みにですが、その他にも涙がでる、白目が赤くなる、目がごろごろするといった症状も伴います。尚、目の痒みは、掻けば掻くほど痒くなり、視力に影響を及ぼす場合や粘膜を傷つけてしまう可能性があるので、症状が出たら早めに受診するようにしてください。アレルギー性結膜炎の症状についてもっと詳しく知りたい方は、アレルギー疾患について解説しているサイトをご覧ください。
【アレルギー疾患5】食物アレルギー
5つ目に紹介するアレルギー疾患は『食物アレルギーは』です。このアレルギー疾患は、ある特定の食べ物を食べたり、触れたりした後にアレルギー反応があらわれる病気です。尚、食物アレルギーの原因となる物質であるアレルゲンは、主に食べ物に含まれるタンパク質で、加齢に伴って食物アレルギーの原因が変わっていくという特徴があります。
<食物アレルギーの症状>
このアレルギー疾患の症状は皮膚や、呼吸器、消化器など身体の様々な臓器にあらわれます。割合としては、およそ90%が皮膚症状。30%が呼吸器症状や粘膜症状といった感じですね。尚、皮膚症状の場合は「かゆみ」「じんましん」「むくみ」「発赤」が症状としてあらわれ、呼吸器症状の場合は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「咳」「息苦しさ」などが主な症状として挙げられるでしょう。食物アレルギーの症状についてもっと詳しく知りたい方は、アレルギー疾患について紹介しているサイトをご覧ください。
【アレルギー疾患6】アナフィラキシー
6つ目に紹介するアレルギー疾患は『アナフィラキシー』です。このアレルギー疾患は、アレルギー反応でも特に重篤な状態であり、「アレルゲンなどの侵入により複数の臓器に全身性にアレルギー症状があらわれて生命に危機を与え得る過敏反応」と定義されています。そのため、アレルギー疾患は、一刻も早く医療機関で治療しないと死亡することがあります。
<アナフィラキシーの症状>
このアレルギー疾患の症状は初期の場合、不安感やチクチクした感じなどの軽度のものになります。しかし、あっという間に症状が悪化して、全身にかゆみやじんま疹が出たり、喘鳴や呼吸困難が起きたりします。ちなみに、このアレルギー疾患は症状が悪化すると、最悪の場合、血圧低下や意識レベルの低下、失神を伴うなどの症状が出る『アナフィラキシーショック』を引き起こす可能性があります。ですので、アレルギーの症状が出たら、すぐに治療する必要があるでしょう。
【アレルギー疾患7】蕁麻疹
7つ目に紹介するアレルギー疾患は『蕁麻疹』です。このアレルギー疾患は、皮膚の一部が突然赤く膨らむ「膨疹」が、身体のあちこちにできる病気です。しばらくすると跡形もなく皮疹とかゆみが消えるという特徴があります。ちなみに発症して6週間以内を「急性蕁麻疹」、それ以上経過した場合を「慢性蕁麻疹」と呼びます。
<蕁麻疹の症状>
このアレルギー疾患は多くの場合、赤い膨らみが身体のあちこちにでき、強い痒みを伴うといった症状を引き起こします。尚、基本的に痒みだけですが、重症化すると、のどの粘膜が腫れ、呼吸が苦しくなることがある。そうなると、呼吸しにくくなり非常に危険なので、違和感を覚えたら早めに病院に連絡してください。
まとめ
では、これまでの内容をまとめると
1そもそもアレルギーってなに?
2アレルギーのしくみを説明する前に
3アレルギーのしくみ
4アレルギー疾患とは?
5主なアレルギー疾患7つ
以上になります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
2021.05.30
循環器疾患ってなに?種類と症状を徹底解説!
循環器内科に関する記事です。
階段を上がるだけで息切れがするようになったり、夕方になるとむくみがひどくなったりした場合『循環器疾患』である可能性があります。
循環器疾患は心筋梗塞や脳卒中など、突然起こるイメージが強いですが、実際は自分でも気づかぬうちに、ゆっくりと病気が進行しているケースが多い。そのため、違和感を覚えたら、早めにかかりつけ医に行くことが大切です。
この記事では、少しでも早く病気のサインに気づけるよう、循環器疾患の『症状』や『種類』について解説していきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは順番に解説していきます。
【目次】
1循環器疾患とは?
2循環器疾患の死亡率って高いの?
3代表的な循環器疾患10つ
【循環器疾患1】急性心筋梗塞
【循環器疾患1】狭心症
<狭心症の症状>
【循環器疾患2】動脈硬化
<動脈硬化の症状>
【循環器疾患3】不整脈
<不整脈の症状>
【循環器疾患4】脳卒中
<脳卒中の症状>
【循環器疾患5】心臓弁膜症
<心臓弁膜症の症状>
【循環器疾患6】大動脈疾患
<大動脈疾患の症状>
【循環器疾患7】静脈血栓塞栓症
<静脈血栓塞栓症の症状>
【循環器疾患8】心不全
<心不全の症状>
【循環器疾患9】肺高血圧症
<肺高血圧症の症状>
まとめ
循環器疾患とは?
循環器疾患とは⾎液を全⾝に循環させる臓器である『⼼臓』や『⾎管』などが正常に働かなくなる病気。大別すると『⾼⾎圧・⼼疾患』『脳⾎管疾患』『動脈瘤』などに分類されます。
循環器疾患の死亡率って高いの?
日本人における死因の第1位は悪性腫瘍(がん)。第2位は循環器である心臓や血管に関わる病気となっております。そのため、循環器疾患全体にかかる医療費は高い。平成29年で見ると、国⺠医療費の 19.7%を占め、第1位となっております。
代表的な循環器疾患10つ
では、ここからは代表的な循環器疾患を独断と偏見で9つ選んで、ご紹介していきたいと思います。
【循環器疾患1】急性心筋梗塞
1つ目に紹介する循環器疾患は『急性心筋梗塞』です。急性心筋梗塞は冠動脈が閉じることで心筋に栄養や酸素が行き届かなくなり、壊死することで起きる病気です。
【循環器疾患2】狭心症
2つ目に紹介する循環器疾患は『狭心症』です。この循環器疾患は心臓の筋肉に供給される酸素が不足するために胸部に一時的な痛みや圧迫感が起きる病気。心臓はそのほとんどが心筋と呼ばれる筋肉でできており、1分間に60回から100回ほど規則的に伸びたり縮んだりしてポンプの動きをしております。しかし、この循環器疾患になると、心筋を養う冠動脈の内腔が狭くなって、心臓の筋肉に十分な血液が流れなくなる。その結果、心臓に必要なだけの栄養と酸素がなくなり、心筋は酸素と栄養不足に陥ってうまく働けなくなるのです。
<狭心症の症状>
この循環器疾患の主な症状は「胸の痛み」「圧迫感」。時には「息苦しさ」や「動悸」として感じることもあります。胸の痛みは、一部を刺すような痛みよりも、中央部から胸全体にかけて広い範囲の重圧感や圧迫感として感じることが多いようです。狭心症の症状についてもっと詳しく知りたい方は、循環器疾患について解説しているサイトをご覧ください。
【循環器疾患3】動脈硬化
3つ目に紹介する循環器疾患は『動脈硬化』です。この循環器疾患は「動脈の壁が厚くなったり、硬くなったりして本来の構造が壊れ、働きがわるくなる病変の総称です。ですので、正確に言うと病理学で使う呼び方で、病名ではありません。ま、簡単に説明すると『血管の老化』ですね。
<動脈硬化の症状>
この循環器疾患の症状は、血管の壁の中にLDL(悪玉)コレステロールがたまって狭くなる。その結果、血液の流れが悪くなったり、破れたりすることです。例えば、脳で言うと、動脈が狭くなる「脳梗塞」。動脈が硬くもろくなって破れる「脳出血」「くも膜下出血」などが挙げられるでしょう。動脈硬化の症状についてさらに知りたい方は、循環器疾患について説明しているサイトをご覧ください。
【循環器疾患4】不整脈
4つ目に紹介する循環器疾患は『不整脈』です。この循環器疾患は、脈がゆっくり打つ、速く打つ、または不規則に打つ状態のこと。脈が1分間に50以下の場合を徐脈、100以上の場合を頻脈といいます。不整脈には病気に由来するものと、そうでない、生理的なものがあり、それほど心配する必要はないでしょう。ただし、明らかな誘因がないのに、突然、脈拍が120以上になる場合は病的な頻脈の可能性がありますので、すぐにかかりつけ医に行くことをオススメします。
<不整脈の症状>
この循環器疾患は脈拍が1分間に40以下になると「息切れ」や「めまい」や「立ちくらみ」などの症状が出る。一方、120以上の場合は「動悸」や「胸痛」や「めまい」「失神」などの症状が現れると言われております。といっても、不整脈の種類や程度により症状が異なるので、一概には言えませんが…。不整脈の症状についてもっと知りたい方は、循環器疾患について説明しているサイトをご覧ください。
【循環器疾患5】脳卒中
5つ目に紹介する循環器疾患は『不整脈』です。この循環器疾患は脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、脳が障害を受ける病気。この循環器疾患を発症すると、障害を受けた脳が司っていた身体機能や言語機能が失われる。また、最悪の場合には死に至ることもあります。ちなみに、脳卒中は原因によって「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」「一過性脳虚血発作」の4つに分類されます。
<脳卒中の症状>
この循環器疾患は上述した通り4つに分類されるので症状はそれぞれ異なります。例えば、脳梗塞では、手足がしびれて動かなくなったり、物が二重に見えたり、上手くしゃべれないなどの症状。脳出血やくも膜下出血では、突発する頭痛や嘔吐、意識がなくなる、手足がまひするといった症状があらわれると言えるでしょう。脳卒中の症状についてさらに詳しく知りたい方は、循環器疾患について説明しているサイトをご覧ください。
【循環器疾患6】心臓弁膜症
6つ目に紹介する循環器疾患は『心臓弁膜症』です。この循環器疾患は心臓の4つの部屋、右心房、右心室、左心房、左心室に存在している血液の逆流を防ぐ「弁」に障害が起きることで、血液の流れが悪くなる病気。弁がうまく開かなくなるものを狭窄症、反対に閉じなくなるものを閉鎖不全症といいます。また、それぞれの弁に起こる障害によって『大動脈弁狭窄症・閉鎖不全症』『僧帽弁閉鎖不全症・狭窄症』など複数の病気に分かれる。
<心臓弁膜症の症状>
この循環器疾患は異常が起きている弁の場所によって症状が異なります。ですので、一概には言えませんが、主に見られる症状としては「息切れ」「動悸」「呼吸困難」「顔面や下肢のむくみ」などが挙げられるでしょう。ちなみに、弁が十分に開かないことで血液の流れが悪くなるのが狭窄症。正常に閉じなくなることで血流が逆流してしまうのが閉鎖不全症と言います。心臓弁膜症の症状についてもっと詳しく知りたい方は、循環器疾患について説明しているサイトをご覧ください。
【循環器疾患7】大動脈疾患
7つ目に紹介する循環器疾患は『大動脈疾患』です。この循環器疾患は『大動脈』に生じる様々な病気のこと。主な大動脈疾患としては「急性大動脈解離」「胸部大動脈瘤」「腹部大動脈瘤」などが挙げられるでしょう。
<大動脈疾患の症状>
この循環器疾患は多くの疾患と違って、ほとんどの場合が無症状で経過します。そのため、症状が出てからの治療が間に合わないことがあります。例えば、大動脈瘤の場合で言うと、
拍動性の痛みや激痛、または声が枯れたり、むせ込みやすい、といった症状が出現したら、すでに動脈瘤が拡大傾向にあり、破裂しやすい状態。最悪の場合、すでに破裂してしまっていることもあり得るのです。
【循環器疾患8】静脈血栓塞栓症
8つ目に紹介する循環器疾患は『静脈血栓塞栓症』です。こちらの循環器疾患は、主に足の静脈でできた血栓が、血流にのって肺の動脈に詰まる病気。深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症をまとめた呼び方になります。ま、わかりやすく言うと「エコノミークラス症候群」ですね。
<静脈血栓塞栓症の症状>
この循環器疾患の症状は主に「下肢の腫れ」「痛み」「色の変化」が挙げられます。尚、肺血栓塞栓症を起こすと「息切れ」や「胸痛」などの症状を起こすこともあり、重症化すると、「血圧低下」「意識消失」をきたすこともあり得ます。
【循環器疾患9】心不全
9つ目に紹介する循環器疾患は『心不全』です。この循環器疾患は、心臓の機能が弱まり、十分なポンプとしての役割を果たせなくなる状態のことをいいます。この循環器疾患は一度発症すると悪化を繰り返し、生命の危機に陥ることもありますので、悪化を予防することが非常に重要になっております。
<心不全の症状>
この循環器疾患は急性と慢性で症状が異なります。急性心不全の場合は短期間のうちに激しい呼吸困難や胸の痛み、動悸、咳き込みなどが現れ、顔面や手足が蒼白したり、寒気を感じたりする。一方、慢性心不全の場合は、呼吸困難や息切れ、咳き込み、疲れやすさ、手足の冷え、動悸、足のむくみなどが挙げられるでしょう。慢性の場合、始めは軽症でも少しずつ症状が悪化してしまう可能性があるので注意が必要です。
【循環器疾患10】肺高血圧症
10つ目に紹介する循環器疾患は『肺高血圧症』です。この循環器疾患は心臓から肺へ向かう血管である肺動脈の血圧(肺動脈圧)が高くなる病気。具体的には、右心カテーテル検査を行って、安静仰臥位での平均肺動脈圧が25mmHg以上と定義されています。
<肺高血圧症の症状>
この循環器疾患の症状は、初期症状は軽症。次第に日常生活の中で「息切れ「疲労感」「動悸」「立ちくらみ」「胸の痛み」「むくみ」「失神」「せき」などの症状が現れ始めます。尚、はっきりと症状が自覚されるようになるころには病態が進行して肺高血圧症となっている場合が多いでしょう。
まとめ
では、これまでの内容をまとめると
1循環器疾患とは?
2循環器疾患の死亡率って高いの?
3代表的な循環器疾患10つ
以上になります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
どの循環器疾患もそうですが、定期検診により早期発見することが可能です。
ですので、自覚症状がなくてもこまめに検診に行くようにしてくださいね。
皆さんの健康を心からお祈りしております。
2021.05.29
神経疾患の症状と特徴について徹底解説
神経内科に関する記事です。
手足がしびれたり、物を掴むときに力が入らなかったりした時に考えられること。
それは『神経疾患』です。
神経疾患は、中枢神経や末梢神経などに障害が起こり、様々な症状を引き起こす病気。深刻な場合には「歩行が困難になる」「思うように話せなくなる」などの症状が起こる可能性もあります。
この記事では、そんな神経疾患の『症状』や『特徴』について解説していきたいと思います。この記事を読むことで、神経疾患を早期に見つけられる可能性がありますので、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは順番に解説していきます。
【目次】
神経疾患とは?
代表的な神経疾患10つ
【神経疾患1】アルツハイマー認知症
<アルツハイマー認知症の症状>
【神経疾患2】てんかん
<てんかんの症状>
【神経疾患3】レビー小体型認知症
<レビー小体型認知症の症状>
【神経疾患4】パーキンソン病
<パーキンソン病の症状>
【神経疾患5】パーキンソン症候群
<パーキンソン症候群の症状>
【神経疾患6】運動失調症
<運動失調症の症状>
【神経疾患7】重症筋無力症
<重症筋無力症の症状>
【神経疾患8】ニューロパチー
<ニューロパチーの症状>
【神経疾患9】球脊髄性筋萎縮症
<球脊髄性筋萎縮症の症状>
【神経疾患10】脊髄小脳変性症
<脊髄小脳変性症の症状>
まとめ
神経疾患とは?
神経疾患とは、脳・脊髄・神経が侵される病気。神経系は非常に多くの身体機能を制御しているため該当する症状は多岐にわたります。代表的な疾患としてはパーキンソン病、脊髄小脳変性症、ウイルスや菌による神経炎や脊髄炎などがあります。もっと詳しく知りたい方は、神経疾患について解説しているサイトに書いておりますので、そちらをご覧ください。
代表的な神経疾患10つ
さて、ここからは代表的な神経疾患9つをご紹介していきたいと思います。それぞれの症状や特徴まで詳しく解説していきますので、ご自身に当てはまる症状がないか照らし合わせてみてくださいね。
【神経疾患1】アルツハイマー認知症
1つ目に紹介する神経疾患は『アルツハイマー認知症』です。アルツハイマー認知症は「記憶障害」「不安・幻覚」「怒りっぽくなる・意欲がなくなる」などを症状とする神経の病気。脳の神経細胞が減り萎縮してしまうことで、さまざまな症状が出てきます。
<アルツハイマー認知症の症状>
この神経疾患の症状は上記で説明した「記憶障害」や「判断力の低下」といった中核症状に加え、「うつ」「イライラや暴力行為」「妄想」などの症状や、たちくらみなどの症状が発現することがあります。
【神経疾患2】てんかん
2つ目に紹介する神経疾患は『てんかん』です。てんかんは脳内の神経細胞の過剰な電気的興奮に伴って、意識障害やけいれんなどを発作的に起こす慢性的な脳の病気。てんかん患者は、世界で4,000~5,000万人いるとされ、発症率はどの国でもほぼ同じ。日本では、60万~100万人の患者さんがいると推定されており、神経疾患のなかではもっとも多いと言えるでしょう。
<てんかんの症状>
この神経疾患は、脳の神経細胞に突然発生する激しい電気的な興奮により繰り返す発作・てんかん発作が特徴となっております。てんかん発作の症状は、大脳の電気的な興奮が発生する場所によって様々です。例えば、手足をガクガクと一定のリズムで曲げ延ばしする『間代発作』や、手足がつっぱり体を硬くする硬直発作などですね。ちなみに神経疾患について解説しているサイトをご覧になれば、もっと詳しく書いておりますよ!
【神経疾患3】レビー小体型認知症
3つ目に紹介する神経疾患は『レビー小体型認知症』です。レビー小体型認知症はレビー小体という構造物が神経細胞にたまり、認知症などの様々な症状を示す病気。似たような神経疾患に「パーキンソン病」という病気がありますが、別物になります。というのも、レビー小体型認知症では、脳のもっと広い範囲にレビー小体がたまり、多彩な症状がみられるからですね。
<レビー小体型認知症の症状>
この神経疾患の主な症状として、注意力の低下や視覚認知の障害、記憶障害などの認知機能障害がみられます。しかし、初期から中期にかけては記憶障害が目立たない場合が多い。そのため、アルツハイマー型認知症のような一般的な認知症だとは認識されにくい面があるでしょう。尚、こちらの神経疾患は認知症の症状が中心ですが、幻視(実際には見えないものが見える)、レム睡眠行動障害(大声での寝言や行動化)などの症状があらわれることもあるでしょう。
【神経疾患4】パーキンソン病
4つ目に紹介する神経疾患は『パーキンソン病』です。パーキンソン病は中枢神経系(脳と脊髄)の特定の領域がゆっくりと進行性に変性していく病気。この神経疾患は、安静地震戦(筋肉が安静な状態にある時に起こる震え)、姿勢不安定(バランス維持の困難)、筋肉の緊張(こわばり)などが特徴として挙げられます。
<パーキンソン病の症状>
この神経疾患の症状には、脳内物質の減少によって起こるとされる「運動症状」と、それ以外の「非運動症状」の主に2種類があります。運動症状としては「手足の震え」「手足のこわばり」「姿勢反射」「無動」が挙げられます。一方、非運動症状では「自律神経症状」「精神症状」などが挙げられるでしょう。
【神経疾患5】パーキンソン症候群
5つ目に紹介する神経疾患『パーキンソン症候群』です。パーキンソン症候群は、パーキンソン病に似ているが異なる病気の集合体、またはパーキンソン病とよく似た運動障害症状全般を指す神経疾患です。具体的にはパーキンソン病の他「進行性核上性麻痺」「多発性ラクナ梗塞」「慢性硬膜下血腫」「正常圧水頭症」などになりますね。
<パーキンソン症候群の症状>
上述した通りパーキンソン症候群はパーキンソン病とよく似た神経疾患。そのため、症状もよく似ております。しかし原因となる神経疾患の種類によって症状の出方には細かい違いがある。例えば、進行性核上性麻痺の場合だと、発症早期から歩行姿勢が不安定でよく転倒してしまう、とかですね。もっと知りたい方は、神経疾患について解説しているサイトをご覧ください。
【神経疾患6】運動失調症
6つ目に紹介する神経疾患『運動失調症』です。運動失調症は、小脳を中心とした神経系の障害により「ふらつき」「呂律が回らない」などの症状を呈する病気の総称。そのなかで「血管障害」「腫瘍」「感染」「炎症」「中毒」など、他の要因によらない慢性進行性のものを『脊髄小脳変性症』と総称しております。
<運動失調症の症状>
この神経疾患の代表的な症状は歩行時・起立時のふらつき、手の細かな動作の障害です。具体的には着衣動作でのボタンの掛けはめが困難になったり、箸を使って食事できなくなったりなど、普段意識していない動作が円滑にできなくなります。またこの神経疾患は飲み込みが悪くなり、むせて咳き込みやすくもなる症状が出ることもあるでしょう。
【神経疾患7】重症筋無力症
7つ目に紹介する神経疾患『重症筋無力症』です。重症筋無力症とは、手足を動かすと筋肉がすぐに疲れて、力が入らなくなる病気です。なぜ、こうなるかと言うと筋肉は神経筋接合部の神経終末から筋肉へアセチルコリンが放出されることで、脳からの指令が伝わり運動を開始します。しかし、重症筋無力症では、その指令を受けるアセチルコリン受容体の働きを妨げる抗体が体内で作られ、脳からの指令が筋肉に伝わりにくくなるのです。
<重症筋無力症の症状>
この神経疾患の症状の特徴は午前中の方が軽症で、午後になると悪くなるということです。(日内変動と呼ぶ)さらにもう一点は疲れやすく、疲れると症状が悪くなることがあります。(易疲労性と呼ぶ)。以上のことから、調子がいいときはあまり症状がみられないので、なまけ病や仮病などと誤解されることもあり、患者さんはしばしば理解してもらえないつらさを味わうことになるでしょう。
【神経疾患8】ニューロパチー
8つ目に紹介する神経疾患『ニューロパチー』です。ニューロパチーとは末梢神経が障害されることにより、手足のしびれや筋力の低下など、様々な症状が現れる病気の総称。具体的には末梢神経を三つに大別した「運動神経」「感覚神経」「自律神経」のいずれかが、炎症や代謝異常などにより損なわれることですね。
<ニューロパチーの症状>
この神経疾患の症状は極めて多い。また原因や障害された末梢神経の種類によっても変わります。なので、一概には言えませんが、一例を挙げると、運動神経が障害されている場合は「スムーズに歩けない」「筋力低下」「筋萎縮」などの症状が出る。感覚神経が障害されている場合は「しびれ」「痛み」「ふらつき」の症状が出るといった感じですね。末梢神経障害のことを詳しく知りたい方は、神経疾患について解説しているサイトをご覧ください。
【神経疾患8】球脊髄性筋萎縮症
8つ目に紹介する神経疾患『球脊髄性筋萎縮症』です。球脊髄性筋萎縮症(SBMA)は、脳の一部である脳幹や脊髄に存在する、筋肉を動かすための神経が徐々に減少することによっておこる病気。この神経疾患は成人の男性にのみ発症し、女性には発症しない遺伝性の疾患となっております。
<球脊髄性筋萎縮症の症状>
この神経疾患の主な症状は「手足や舌の筋力が落ちる」「筋肉がやせること」「飲み込みにくさやしゃべりにくさが出る」などが挙げられます。筋力の低下に関しては、とりわけ体の幹に近い筋肉に出ることが多く、立ち上がりにくさや不安定な歩きの原因となるでしょう。
【神経疾患10】脊髄小脳変性症
10つ目に紹介する神経疾患『脊髄小脳変性症』です。脊髄小脳変性症は「歩行時のふらつき」「手の震え」「呂律が回らない」などを症状とする神経の病気。この神経疾患は中年期以降に多いですが、病型によっては小児期にも発症します。残念なことに日本では比較的多い難病で全国に約2万人の患者様がいるといわれており、国の特定疾患に指定されております。
<脊髄小脳変性症の症状>
この神経疾患の症状は上記で説明した「運動失調症」の症状に加え、自律神経症状として「トイレの回数が多い」「きちんと出にくい」「漏れる」などの排尿障害や、たちくらみなどの症状が発現することがあります。
まとめ
では、これまでの内容をまとめると
【目次】
1神経疾患とは?
2代表的な神経疾患10つ
以上になります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事が何かのお役に立てば幸いです。
2021.05.28
腎臓疾患とは?種類や症状について徹底解説!
腎臓内科に関する記事です。
最近、やけに体がむくんでいる。
このような悩みを抱えている方はいませんか?
「お酒を飲みすぎたからこのような症状が出ているのかな」「疲れが溜まってこのような症状が出ているのかな…」など、むくみは目に見える症状なので、何日も続くと心配することと思います。
今回はそんなお悩みを抱えている方に向けて『腎臓疾患』について解説していきたいと思います。というのも、腎臓疾患の初期症状として「むくみ」が現れることがある。つまり、「むくみ」が続いている方は腎臓疾患の可能性があると言えるでしょう。
この記事では『腎臓疾患』の症状や種類について詳しくご説明していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
それではいってみましょう!
【目次】
そもそも腎臓疾患ってなに
腎臓疾患とは?
腎臓疾患になると大変なの?
腎臓疾患は気づかない?
腎臓疾患の初期症状とは?
腎臓疾患の初期症状でむくみが現れたら?
腎臓疾患の症状5つ
代表的な腎臓疾患とその症状4つ
そもそも腎臓ってなに?
腎臓についてまったくわからない方もいると思いますので、簡単に臓器の説明をします。腎臓とはソラマメの形をした縦12cm、横5~6cm、重さ150gほどの臓器です。腰の少し上(背中側)に左右1つずつあり、毎日休むことなく大量の血液が送り込まれています。主な機能としては「老廃物の排泄」「体液の恒常性の維持」「ホルモンの産生」になりますね。腎臓についてもっと知りたい方は、腎臓疾患の症状について解説しているサイトに詳しく書いておりますので、こちらをご覧ください。
腎臓疾患とは?
腎臓疾患とは、腎臓の系球体や尿細管が冒されることで、腎臓の働きが悪くなる病気です。腎臓疾患には、様々な種類があり、原因や症状が異なる。そのため、腎臓疾患はそれぞれの症状に合わせた治療法を行うことになるでしょう。ちなみに腎臓疾患の主な治療法は安静、保温、薬物療法、食事療法が主体となっております。
腎臓疾患になると大変なの?
腎臓疾患の厄介な点は、1度機能が失われると、回復することがない場合が多いことです。腎臓疾患になった方の大半が慢性腎不全といわれる病態になります。ただし、ここ最近は、医療技術が進歩し、早期に治療を開始すれば機能の低下を防いだり、遅らせたりすることが可能になりました。ですので、初期の段階で腎臓疾患に気づいてあげることが、何よりも大切になってきます。腎症疾患の症状について紹介しているサイトでも同じことを言っておりますよ。
腎臓疾患は気づかない?
上記で腎臓疾患は早期に治療を開始することが大切だと言いました。しかし、腎臓疾患は自覚症状が現れにくくなっております。そのため、気づいた時には、深刻な状態になっているということも少なくありません。症状が出た時には最悪の状態なんてこともあり得るのです。腎臓疾患について紹介しているサイトでも気づきにくいと言っていますよ!
腎臓疾患の初期症状とは?
腎臓疾患は自覚症状が現れにくい。ただし、知っていれば気づくことはできます。それが冒頭でお伝えした「むくみ」です。というのも、腎臓疾患になると、血液をろ過している腎臓の糸球体に障害が起こるため網の目が目詰まりして血液を十分ろ過することができなくなる。その結果、老廃物や余分な水分を体外に排泄できなくなり、「むくみ」となるのです。
ですので、もし足・手・顔などがパンパンに「むくんでいる」という方は、診察に行くことをオススメします。腎臓疾患の症状について解説しているサイトでも「むくみ」について述べていますよ。
腎臓疾患の初期症状でむくみが現れたら?
腎臓疾患により「むくみ」が生じている。この場合、おそらく、ネフローゼ症候群や急性糸球体腎炎、慢性腎臓病(CKD)などが考えられるでしょう。ネフローゼ症候群とは尿からたんぱくが大量に漏れ出してしまうために、血液中のたんぱく質が少なくなってしまう病気。急性糸球体腎炎とは腎臓が炎症を起こし、尿を作る能力が低下する病気です。これらの腎臓疾患について詳しく知りたい方は、腎臓疾患について解説しているサイトに載っておりますので、ご覧ください。
腎臓疾患の症状5つ
]上記では腎臓疾患の症状として「むくみ」について述べました。しかし、腎臓疾患の症状はそれだけではありません。他にも知っていれば気づけることがありますので、代表的なものをご紹介します。当てはまる項目があり、違和感を感じている方はぜひ診察に行くようにしてください。
【腎臓疾患の症状1】だるさ
腎臓疾患の症状として1つ目に紹介するのは「だるさ」です。だるさは末期の腎不全でよく認められる症状。腎不全によって起こる尿毒症症状の1つとして「だるさ」が認められることがあります。ですので、慢性的に「だるさ」が続いている方は、腎臓疾患の可能性があるので、診察に行くといいでしょう。
【腎臓疾患の症状2】かゆみ
腎臓疾患の症状として2つ目に紹介するのは「かゆみ」です。かゆみに関しては、特に皮膚に発疹がないのに「かゆい」場合、腎臓疾患の可能性が強いでしょう。というもの、腎臓疾患になると老廃物が血中や皮膚にたまり、それらが皮膚の中にあるかゆみ受容体の「ミュー・ペプチド受容体」を刺激。その結果、その電気信号が脳へ伝わってかゆみを感じさせるのです。
【腎臓疾患の症状3】貧血
腎臓疾患の症状として3つ目に紹介するのは「貧血」です。というのも、腎臓疾患になり、腎臓の機能が低下すると腎臓からのエリスロポエチンの分泌が減少し、赤血球の産生能力が低下します。その結果、貧血(腎性貧血)を起こすのです。
【腎臓疾患の症状4】尿量
腎臓疾患の症状として4つ目に紹介するのは「尿量」です。というのも、腎臓は血液中の老廃物をろ過し、尿として体の外に排出する役割を担っています。そのため、腎臓疾患になり、腎臓の機能が低下すると、尿量が減少したり、増加したりします。こちらは「血尿」と違ってその症状に気づくことが難しいので、意識しておく必要があるでしょう。
【腎臓疾患の症状5】頻尿
腎臓疾患の症状として5つ目に紹介するのは「頻尿」です。というのも、腎臓疾患により腎臓の機能が低下して場合、多尿にならず、回数が増える場合があるからです。そのため、上述した尿量の変化がなくても、回数が増えている場合は、早めにかかりつけ医への受診をオススメします。
代表的な腎臓疾患とその症状4つ
それでは最後に代表的な腎臓疾患とその症状について見ていきます。
【腎臓疾患と症状1】急性糸球体腎炎
1つ目に紹介する腎臓疾患は『急性系球腎炎』です。こちらの腎臓疾患は、糸球体の炎症によって、タンパク尿や血尿が出る病気の総称です。急性糸球体腎炎は、一般的に4歳~10歳くらいまでの子どもで、晩秋から寒冷期に多く発症する病気ですが、まれに成人や高齢者見られます。こちらの腎臓疾患は他と異なり、完全に治ることが多いのでご安心ください。尚、急性糸球体腎炎の症状として「むくみ」「高血圧」「タンパク尿」「全身の倦怠感」などが挙げられます。
【腎臓疾患と症状2】慢性糸球体腎炎
2つ目に紹介する腎臓疾患は『慢性糸球体腎炎』です。こちらの腎臓疾患は、タンパク尿や血尿が長期間(最低1年以上)持続するものをいいます。腎臓疾患の中でも最も多いものですね。ちなみに、慢性糸球体腎炎は1つの病気ではなく、様々な病気の総称となっております。尚、慢性糸球体腎炎の症状は「血尿」「タンパク尿」「むくみ」「頭痛」「めまい」などが挙げられます。もっと知りたい方は、腎臓疾患について紹介しているサイトに慢性糸球体腎炎のことが書いていますよ。
【腎臓疾患と症状3】糖尿病性腎症
3つ目に紹介する腎臓疾患は『糖尿病性腎症』です。こちらの腎臓疾患は糖尿病の合併症になります。糖尿病性腎症になると、急に尿が出なくなるのではなく、段階を経て病気が進行する。そのため早期に発見し適切な治療をすることが重要になってきます。尚、糖尿病性腎症の症状に関しては、病気の進行段階によって異なります。
【腎臓疾患と症状4】急速進行性糸球体腎炎(RPGN)
4つ目に紹介する腎臓疾患は『急速進行性糸球体腎炎』です。こちらの腎臓疾患は糸球体腎炎のうち、数週から数ヶ月の短い期間で急速に腎機能が低下する病気です。急速進行性糸球体腎炎になると、数週から数か月で腎不全が進行し大半の糸球体が破壊される。その結果、末期腎不全に至る可能性があります。尚、急速進行性糸球体腎炎の症状は「全身の倦怠感」「体重減少」「微熱」「むくみ」「尿量減少」などが挙げられます。
まとめ
では、これまでの内容をまとめると
1 そもそも腎臓疾患ってなに?
2 腎臓疾患とは?
3 腎臓疾患になると大変なの?
4 腎臓疾患は気づかない?
5 腎臓疾患の初期症状とは?
6 腎臓疾患の初期症状でむくみが現れたら?
7 腎臓疾患の症状5つ
8 代表的な腎臓疾患とその症状4つ
以上になります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
2021.05.27
都賀の健康診断~特定健康診査・健康診査、がん検診~
各種検診に関する記事です。
健康診断は、健康維持の第一歩です。
自覚症状が現れにくいという病気は、少なくありません。
定期的な健康診断で自分のからだを知り、健康状態をしっかりチェックしましょう。
自らの健康を守るためには、一人ひとりが自分自身のからだに向き合うことが大切です。
ここでは、千葉市若葉区で受診できる健康診断についてご案内します。 都賀の特定健康診査・健康診査について
千葉市では、千葉市国民健康保険被保険者のかたを対象に、特定健康診査・健康診査を、実施しています。
特定健康診査は、40歳以上のかたを対象に、生活習慣病を予防するため、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目し、特定健康診査及び特定保健指導を実施しています。
健康診査は、75歳以上後期高齢者医療制度に加入しているかたに、千葉県後期高齢者医療広域連合からの委託を受けて、健康診査を行っています。
千葉市特定健康診査の受診率
都賀の特定健康診査
・対象者
40歳以上74歳までの千葉市国民健康保険被保険者
・基本項目(全ての方に実施)
問診票(服薬歴、喫煙歴など)
身体測定(身長、体重、腹囲、BMI)
血圧測定
理学的検査(診察)
尿検査(糖、タンパク、尿潜血)
血液検査
1.脂質検査(中性脂肪、HDL・LDLコレステロール)
2.血糖検査(空腹時血糖、ヘモグロビンA1c)
3.肝機能検査(AST、ALT、γ-GT)
4.腎機能検査他(クレアチニン、尿酸)
・詳細項目(前年度または今年度の健診結果から、医師が必要と認めたかたに実施)
1.貧血検査
2.心電図検査
3.眼底検査
・自己負担額
500円
メタボリックシンドロームの診断基準(厚生労働省)
生活習慣病予防について(千葉県国民健康保険団体連合会)
都賀の健康診断
・対象者
75歳以上の後期高齢者医療制度の被保険者
(一定の障害があると認定された65歳以上のかたを含みます)
・基本項目(全ての方に実施)
問診票(服薬歴、喫煙歴など)
身体測定(身長、体重、BMI)
血圧測定
理学的検査(診察)
尿検査(糖、タンパク、尿潜血)
血液検査
1.脂質検査(中性脂肪、HDL・LDLコレステロール)
2.血糖検査(空腹時血糖、ヘモグロビンA1c)
3.肝機能検査(AST、ALT、γ-GT)
4.腎機能検査他(クレアチニン、アルブミン)
・詳細項目(前年度または今年度の健診結果から、医師が必要と認めたかたに実施)
1.貧血検査
2.心電図検査
3.眼底検査
・自己負担額
無料
都賀の特定健康診査・健康診査の受診券について
特定健診の受診券は、毎年5月中旬~下旬に、発送されます。
年度の途中で、国民健康保険・後期高齢者医療制度に加入した場合は、加入手続きをした月の翌月下旬頃に、受診券が発送されます。
健診期間は、受診券が届いた日から翌年2月末日までとなっています。健康診断は、各年度に1回しか受けられませんのでご注意ください。
万が一、受診券を紛失してしまった場合は、千葉市健康支援課健康診査指導班に、電話で申し込むことができます。
健康支援課 健康診査指導班(043-238-9926)
※受付時間:午前8時30分から17時30分まで(土日祝日及び12月29日から1月3日を除く)
都賀の特定健康診査・健康診査の受診方法
受診券(シール付き)
健康保険証
健診費用
上記を持参して、健診医療機関で受診してください。
受診の際は、受診券シールを台紙からはがさずに、お持ちください。
予約が必要な場合がありますので、必ず事前に、医療機関へ確認してください。
都賀の特定健康診査・健康診査の医療機関の選び方
千葉市若葉区の医療機関リスト、または、千葉市医師会「わたしの町のお医者さん」から選んで、予約をしてください。
都賀の医療機関リストから選ぶ方法
こちらのページで、千葉市若葉区のリストをご覧ください。
「わたしの町のお医者さん」から都賀の医療機関を選ぶ方法
千葉市医師会作成、千葉市医療保健情報マルチメディアシステム
「わたしの町のお医者さん」
こちらのサイトで、簡単に、都賀の医療機関を検索することができます。条件で探すページで、「検診と予防接種から探す」をクリックし、特定健康診査・健康診査の欄の「実施」に、チェックを入れて、検索してください。
都賀のがん検診
男性は2人に1人、女性は3人に1人が、がんを罹患する時代といわれています。
多くのがんは、早期の段階では自覚症状がありません。
そのため、検査を受けない状態が続くと、早期がんで見つかるはずだったものが、進行がんで見つかる、ということが懸念されます。
がんの種類を問わず、ステージが早いほど、生存率が高くなります。
がんの早期発見や予防のために、がん検診を受けることが大切です。
千葉市のがん検診実施体制
都賀の健康診断:肺がん検診
・対象
40歳以上
・検査項目
問診、胸部エックス線検査、喀痰細胞診(50歳以上で問診結果で必要と認められた場合)
・検査費用
胸部エックス線検査
個別検診:600円、集団検診:300円
喀痰細胞診検査検査
個別検診:400円、集団検診:100円
都賀の健康診断:胃がん検診
・対象
40歳以上で、前年度、胃内視鏡検査を未受診のかた
(胃内視鏡検査を選択できるのは、50歳以上で偶数歳のかたです)
・検査項目
問診
胃部エックス線検査、または、胃内視鏡検査(胃内視鏡検査は個別検診のみ実施)
・検査費用
エックス線検査
個別検診:2200円、集団検診:1100円
胃内視鏡検査
個別検診:3000円
胃内視鏡検査を受診した翌年度は、エックス線検査も受けられません。
都賀の健康診断:大腸がん検診
・対象
40歳以上
・検査項目
問診
便潜血検査
・検査費用
個別検診:600円、集団検診:300円
都賀の健康診断:前立腺がん検診
・対象
50歳以上5歳ごとの男性
・検査項目
問診
血液検査
・検診費用
個別検診:1200円
都賀の健康診断:胃がんリスク検査(ピロリ菌検査)
・対象
20~39歳で、過去に未受診のかた
・検査項目
問診
血液検査
・検診費用
個別検診:500円
都賀の健康診断:骨粗しょう検診
・対象
40・45・50・55・60・65・70歳の女性
・検査項目
問診
骨量検査
・検診費用
個別検診:1000円(70歳は無料)
集団検診:無料
集団検診は、肺がん集団検診会場で実施しています。
千葉市がん検診等受診券シールについて
千葉市がん検診を受診する際には、「千葉市がん検診等受診券シール」が必要です。
千葉市がん検診等受診券シールは、毎年5月中旬に、発送されます。
千葉市がん検診等受診券シールは、年齢に応じて対象となる検診が印字されており、がん検診等のご案内、集団検診日程表が同封されています。
年齢、性別、過去の受診歴などにより、その人に合わせたシールを郵送するので、同じ世帯でも、到着日が異なる場合があります。
検診書類が届かず、職場検診など、ほかに検診の機会がないかたで、「千葉市がん検診受診券シール」を希望される場合は、千葉市健康支援課へ、電話、ファックス、はがき、電子申請で、お申し込みください。
条件に該当する方は、受診前に申請することにより検診費用が無料になります。詳細は下記をご覧ください。
がん検診等費用の免除申請について
都賀のがん検診の受診方法
千葉市がん検診を受診するには、個別検診(協力医療機関で受診する方法)と、集団検診(検診車で受診する方法)の、2つの方法があります。
検診種類ごとに、いずれかの方法を選択し、受診することができます。
個別検診
千葉市内の協力医療機関で受診する方法です。
個別検診での受診をご希望のかたは、医療機関へ直接予約し、ご受診下さい。
協力医療機関は、区ごとに掲載されています。お住まいの区に関わらず、掲載されているすべての医療機関から、選択することができます。
こちらのページの、がん検診等協力医療機関一覧をご覧ください。
集団検診
千葉市各区にある、保健福祉センター・公民館等を会場として、検診車で受診する方法です。
検診種類ごとに、受診方法・日程が異なります。
セルフメディケーション税制について
「セルフメディケーション税制」とは、健康への取り組みを行っているかた(健康診断やがん検診等を受けているかた)が、一部の市販薬を購入した費用について、所得控除を受けることができる制度です。
申告の際、健康への取り組みを行っていることの証明として、特定健診や、がん検診等を受けた時の領収書や、検診結果の添付が求められます。
千葉市のがん検診等では、以下の検診結果等が使用できます。
必要な方は、大切に保管しておきましょう。
胃がん検診
大腸がん検診
肺がん検診
子宮がん検診
乳がん検診
骨粗しょう症検診
肝炎検診
歯周病検診
セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)は、医療費控除の特例として、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行う個人が、平成29年1月1日以降に、スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。
参考:セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)について
まとめ
健康診断は、疾患の早期発見・早期治療につながります。
早期には自覚症状が無く、症状が現れた時には、すでに進行しているという病気は、少なくありません。
健康診断を避けてしまったために、がんや心疾患など、命にかかわる他の病気の発見が遅れてしまうリスクもあります。
症状の無い病気を早期に発見するには、無症状のうちから定期的な健康診断を受けることが大切です。
ご自身の健康を良好に保つために、健康診断を、前向きに取り入れることをおすすめします。
都賀の健康診断・各種検診は、板谷内科クリニックでも行っております。
2021.04.07
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