-
- 板谷内科クリニックブログ
- 口渇は糖尿病のサイン?喉が渇く原因や糖尿病との関係、受診の目安を解説
口渇は糖尿病のサイン?喉が渇く原因や糖尿病との関係、受診の目安を解説
2026.08.26
「水を飲んでもすぐに喉が渇く…」「最近、急に水分を多く取るようになった…」と感じている方は少し注意が必要です。口渇は糖尿病でみられる代表的な症状の一つですが、口渇だけで糖尿病と判断することはできません。夏の暑さや塩分の多い食事、薬の副作用などでも同じような症状が現れることがあります。この記事では、糖尿病による口渇が起こる仕組みや併発しやすい症状、他の原因との見分け方、検査や受診の目安まで詳しく解説します。気になる症状に心当たりがある方は、ぜひ参考にしてください。
【目次】
糖尿病で口渇が起こるのはなぜ?
こんな口渇は糖尿病の可能性がある?
口渇と一緒に現れやすい糖尿病の症状
喉が渇く原因は糖尿病だけではない
糖尿病が疑われるときに行う検査
口渇が続く場合はいつ病院を受診する?
まとめ
糖尿病で口渇が起こるのはなぜ?

糖尿病で口渇が起こる背景には、血糖値の状態が深く関わっています。健康な状態では、腎臓が血液中のブドウ糖をほとんど再吸収し、尿として排出することはありません。しかし血糖値が一定の基準を超えて高くなると、腎臓で処理しきれなかったブドウ糖が尿中へあふれ出るようになります。このとき、ブドウ糖は水分を引き連れて排出される性質を持っているため、尿の量が通常よりも増えてしまいます。これを「浸透圧利尿」と呼びます。体内の水分が尿として多く失われると、血液の濃度が上がり、脳は水分不足を感知して強い喉の渇きを引き起こします。その結果、水分を補おうとして自然と飲水量が増えていきます。つまり「高血糖→尿量増加→体内の水分不足→喉の渇き→多飲」という一連の流れが、体の中で連続して起こっているのです。さらに、飲水量が増えれば尿量もまた増えるため、多尿と多飲が互いに影響し合いながら進んでいきます。このようにして、口渇・多尿・多飲という三つの症状は、単独で現れるのではなく、血糖値の上昇を起点として連鎖的にセットで現れやすくなります。喉の渇きとともに尿の回数や量に変化を感じる場合は、体からのサインとして受け止めておくことが大切です。
こんな口渇は糖尿病の可能性がある?

日常的に感じる喉の渇きの中には、糖尿病のサインが隠れていることがあります。ここでは、注意しておきたい口渇の特徴について詳しく解説します。
水を飲んでもすぐに喉が渇く
暑い時期や運動をした後に喉が渇くのは、汗をかいて体内の水分が失われるためであり、水分を補給すれば自然と落ち着いていきます。ところが、涼しい環境で過ごしていても、特に運動をしていなくても、水を飲んですぐにまた喉が渇いてしまう場合は注意が必要です。このような口渇が数日以上続いているときは、一時的な体調の変化とは考えにくくなります。特に思い当たる理由がないまま強い口渇が続いている場合は、血糖値を確認しておくことを検討してください。早めに状態を把握しておくことが、その後の対応につながります。
水分を取る量が以前より増えた
糖尿病では、体内の水分が不足しやすくなるため、それを補おうとして自然に飲水量が増えていきます。これを「多飲」と呼びます。多飲は本人にとって自覚しにくい変化ですが、日常生活の中でふと気付くきっかけがあります。例えば、以前よりペットボトル飲料の消費が明らかに増えた、寝る前や夜中に水を飲む回数が増えた、外出時に飲み物を持ち歩く量が増えたなど、身の回りの変化として現れることが多くあります。こうした変化に心当たりがある場合は、単なる習慣の変化として片付けず、体からのサインとして意識しておくことが大切です。
尿の回数・量も増えている
血糖値が高くなると、尿中へ余分なブドウ糖が排出され、それに伴って水分も一緒に排出されるため、尿の量が増えていきます。これが「多尿」と呼ばれる状態です。尿量が増えると体内の水分がさらに不足し、喉の渇きがいっそう強くなるという悪循環が生まれます。なお、トイレの回数が増えた、夜中に何度も目が覚めてトイレに行くようになったといった変化がある場合は、口渇と多尿がセットで起こっている可能性があります。このような状態が続くときは、自己判断で様子を見るのではなく、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
口渇・多飲・多尿は、糖尿病において連動して現れやすい症状です。単発の喉の渇きであれば心配のいらないことも多いですが、複数の症状が重なって続いている場合は、体からの重要なサインとして受け止めておく必要があります。気になる変化がある方は、我慢せず早めに医療機関に相談してください。
口渇と一緒に現れやすい糖尿病の症状

糖尿病では、口渇だけでなくさまざまな症状が同時に現れることがあります。ここでは、口渇と一緒に現れやすい糖尿病の症状について解説します。
尿の回数や量が増える
血糖値が高くなると、腎臓で処理しきれなかったブドウ糖が尿中へ排出され、それに伴って水分も一緒に排出されていきます。その結果、尿の回数や量が増える「多尿」という状態が起こります。多尿によって体内の水分がさらに失われると、喉の渇きがいっそう強くなり、口渇と多尿が互いに影響し合いながら進んでいきます。トイレに行く回数が明らかに増えた、一回あたりの尿量が多くなったと感じる場合は、血糖値の変化が関わっている可能性があるため、注意して経過を見ておくことが大切です。
夜中にトイレへ行く回数が増える
日中だけでなく、夜間にトイレへ行く回数が増えることも、糖尿病でみられやすい変化の一つです。就寝中は本来、水分の再吸収が働き「尿量」が抑えられますが、血糖値が高い状態では夜間も多尿の影響が続きやすくなります。そのため、眠りが浅くなったり睡眠不足につながったりすることも少なくありません。なお、夜間頻尿については「夜中のトイレが近いのは糖尿病のサイン?夜間頻尿の原因と受診タイミングを医師が解説」でより詳しく解説していますので、気になる方はあわせてご覧ください。
疲れやすい・だるい
血糖値が高い状態が続くと、体内でブドウ糖をエネルギーとしてうまく利用できなくなり、疲労感やだるさを感じやすくなります。加えて、多尿によって水分や電解質が失われることも、体の疲れやすさに関係しています。休息を取っても回復しにくい疲労感が続く場合は、単なる生活習慣の乱れだけでなく、血糖値の変化が背景にある可能性があります。なお、疲労と血糖値の関係については「疲れやすいのは糖尿病のサイン?疲労と血糖値の関係・見分け方を医師が解説」でより詳しく解説していますので、気になる方はあわせてご確認ください。
食べているのに体重が減る
しっかり食事を摂っているにもかかわらず体重が減っていく場合も、糖尿病でみられる特徴的な症状です。血糖値が高い状態では、ブドウ糖がエネルギーとして十分に活用されず、尿と一緒に体外へ排出されてしまいます。そのため、体は不足したエネルギーを補おうとして、筋肉や脂肪を分解し始めます。食事量を変えていないのに体重が減少している、以前より痩せてきたと周囲から言われるといった変化がある場合は、早めに血糖値を確認しておくことをおすすめします。
傷が治りにくい
血糖値が高い状態が続くと、血流や免疫機能に影響が及び、小さな傷や炎症が治りにくくなることがあります。また、細菌に対する抵抗力も低下しやすくなるため、傷口が化膿しやすくなったり、治るまでに通常より時間がかかったりすることも少なくありません。なお、傷の治りが遅いと感じる場合の背景については「傷が治りにくいのは糖尿病のサイン?血流・神経・免疫から考える回復遅延の原因と対策」でより詳しく解説していますので、思い当たる方はあわせてお読みください。
目がかすむ
血糖値が高い状態が続くと、目のレンズにあたる水晶体の水分バランスが変化し、一時的に目がかすんで見えることがあります。これは血糖値の変動によって起こる一時的な症状であることが多いですが、高血糖の状態が長期間続くと、網膜の血管に影響が及び、視力に関わる合併症につながることもあります。次に述べる手足のしびれと同様、神経や血管への影響が背景にあることも少なくないため、目のかすみが続く場合は放置せず、早めに眼科や内科で相談することが大切です。
手足がしびれる
血糖値が高い状態が続くと、末梢神経に影響が及び、手足の先にしびれや違和感を覚えることがあります。特に足の指先や足裏など、体の末端部分から症状が現れやすいことが知られています。加えて、しびれとあわせて感覚が鈍くなる場合もあり、小さなケガや靴擦れに気付きにくくなることもあるため注意が必要です。手足のしびれが続く、左右対称に症状が出ているといった場合は、神経障害が関係している可能性があるため、早めの受診を検討してください。
口渇とあわせて、多尿・疲労感・体重減少・傷の治りにくさ・目のかすみ・手足のしびれなどが重なって現れる場合は、糖尿病が背景にある可能性があります。複数の症状に心当たりがある方は放置せず早めに医療機関を受診してください。
喉が渇く原因は糖尿病だけではない

喉の渇きは糖尿病だけでなく、日常のさまざまな場面でも起こる自然な体の反応です。ここでは、糖尿病以外で考えられる代表的な原因について解説します。
暑さ・運動・発汗による水分不足
気温が高い環境で過ごしたときや、運動をして汗を多くかいたときには、体内の水分が失われ、喉の渇きを感じやすくなります。汗には水分だけでなく塩分などのミネラルも含まれているため、大量に汗をかいた後は特に強い口渇を感じることがあります。このような場合は、水分を補給し、しばらく安静にしていれば、症状は自然と落ち着いていきます。ただし、暑さや運動という明確なきっかけがないにもかかわらず強い口渇が続く場合や、水分を補給してもすぐにまた喉が渇いてしまう場合は、一時的な水分不足とは異なる可能性があるため、注意して経過を見ておくことが大切です。
塩分の多い食事
塩分を多く含む食事を摂ると、血液中の塩分濃度が一時的に高くなり、体はそれを薄めようとして水分を欲するようになります。そのため、味の濃い料理やインスタント食品、加工食品などを食べた後に喉の渇きを強く感じることは珍しくありません。このような口渇は、食事の内容に起因する一時的なものであり、時間の経過とともに自然とおさまっていきます。なお、水分を摂ることで比較的早く症状が落ち着く場合は、大きな心配はいらないことが多いです。ただし、塩分摂取に心当たりがないにもかかわらず口渇が続く場合には、他の原因を考える必要があります。
発熱・下痢などによる脱水
発熱時には体温を下げようとして発汗量が増え、下痢の際には消化管から多くの水分が失われるため、いずれも体内の水分不足を招きやすくなります。このような脱水状態では、喉の渇きとともに、口の中の乾燥感や倦怠感、尿量の減少などがあわせて現れることもあります。なお、症状が長引く場合や水分を摂取しても改善が見られない場合には、脱水が進行している可能性があるため注意が必要です。発熱や下痢といった原因がはっきりしている場合は、その原因に応じた対処を行うことが基本となりますが、症状が重い場合や小さな子ども・高齢者の場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
薬の影響や口腔内の乾燥
一部の薬には、副作用として唾液の分泌量を減らし、口の中を乾燥させやすくするものがあります。例えば、抗ヒスタミン薬や降圧薬、抗うつ薬などは口渇を引き起こしやすいことが知られています。また、加齢に伴って唾液の分泌量が自然に減少することも、口腔内の乾燥や喉の渇きにつながる要因の一つです。さらに、口呼吸の習慣がある場合や、空気が乾燥した環境で長時間過ごしている場合にも、同じような症状が現れることがあります。このような口渇は、薬の服用状況や生活環境を振り返ることで原因に気付けることが多く、必要に応じて主治医や薬剤師に相談することで対応できる場合があります。
その他の病気による口渇
喉の渇きは、糖尿病以外の病気が背景にあって現れることもあります。例えば、シェーグレン症候群のように唾液腺の機能そのものが低下する病気や、腎臓の機能が低下して水分の調整がうまくいかなくなる腎疾患などが挙げられます。また、甲状腺機能の異常によって代謝が変化し、口渇や発汗の増加につながることもあります。このように、口渇の背景にはさまざまな病気が隠れている可能性があるため、原因がはっきりしないまま症状が続く場合には、自己判断で様子を見るのではなく、医療機関で詳しく調べてもらうことが大切です。
このように、喉の渇きは暑さや食事、薬の影響などさまざまな要因で起こるため、口渇という症状だけでは糖尿病と判断することはできません。ただし、原因に心当たりがないまま口渇が続く場合や、他の症状を伴う場合には、自己判断せず早めに医療機関で検査を受けることをおすすめします。
糖尿病が疑われるときに行う検査

口渇や多尿などの症状から糖尿病が疑われる場合、いくつかの検査を組み合わせて診断が行われます。ここでは、糖尿病が疑われるときに行う代表的な検査について解説します。
血糖値検査
血糖値検査は、採血によって血液中のブドウ糖の濃度を調べる検査です。食事の影響を受けやすいため、空腹時に測定する「空腹時血糖値」や、食後の値を確認する「随時血糖値」など、目的に応じていくつかの方法が使い分けられます。血糖値はそのときの食事内容や体調によって変動しやすいという特徴があるため、一度の測定だけで糖尿病と診断されることは少なく、後述するHbA1c検査など他の検査結果とあわせて総合的に判断されます。なお、口渇や多尿といった症状が続いている場合には、まず血糖値検査によって現在の血糖の状態を確認することが基本となります。
HbA1c検査
HbA1c検査は、採血によって過去1〜2か月間の血糖値の平均的な状態を調べる検査です。血液中のヘモグロビンにブドウ糖が結合した割合を数値で表すもので、その日の食事や体調に左右されにくいという特徴があります。そのため、血糖値検査の結果とあわせて確認することで、一時的な変動ではなく、継続的な高血糖の有無をより正確に把握することができます。なお、HbA1cの目標値については「HbA1cの目標値って何?|糖尿病の疑いがある方へ」でより詳しく解説していますので、数値の見方が気になる方はあわせてご覧ください。
尿糖検査
尿糖検査は、尿の中にブドウ糖が含まれていないかを調べる検査です。健康な状態では、血液中のブドウ糖はほとんど腎臓で再吸収されるため、尿中にはほぼ排出されません。しかし血糖値が一定の基準を超えて高くなると、再吸収しきれなかったブドウ糖が尿中へあふれ出るようになり、尿糖として検出されるようになります。尿糖検査は体への負担が少なく、簡便に行える検査ですが、尿糖の有無だけで糖尿病の診断が確定するわけではありません。なお、尿糖と糖尿病の関係については「千葉市都賀で尿糖が気になる方へ|症状や原因・糖尿病との関係や対策まで解説」でより詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
糖尿病が疑われる際には、血糖値検査・HbA1c検査・尿糖検査などを組み合わせることで、より正確な診断につなげることができます。口渇や多尿などの症状が続いている場合は、自己判断せず、早めに医療機関で検査を受けることをおすすめします。
口渇が続く場合はいつ病院を受診する?

口渇は一時的な体調変化で起こることも多いですが、中には受診を検討したほうがよいケースもあります。ここでは、受診の目安となる具体的なケースについて解説します。
数日以上強い口渇が続く
暑さや食事の影響による口渇であれば、水分を補給し、しばらく安静にしていれば自然と落ち着いていくことがほとんどです。ところが、特に思い当たる理由がないまま、数日以上にわたって強い口渇が続いている場合は注意が必要です。水を飲んでも渇きが治まらない、常に口の中が乾いているように感じるといった状態が続いているときは、一時的な水分不足とは考えにくくなります。このような口渇が長引いている場合は、血糖値をはじめとした体の状態を確認するためにも、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
多飲・多尿もみられる
口渇とあわせて、飲水量やトイレの回数が明らかに増えている場合は、体からのサインとして受け止める必要があります。以前よりペットボトル飲料の消費量が増えた、夜中に何度もトイレに起きるようになったといった変化がある場合、口渇・多飲・多尿がセットで起こっている可能性があります。これらの症状は、血糖値の上昇によって連鎖的に現れやすいことが知られています。なお、複数の症状が重なって続いている場合は、単独の症状よりも体への負担が大きいと考えられるため、様子を見続けるのではなく、早めに受診して検査を受けることが大切です。
急激な体重減少がある
食事量を特に変えていないにもかかわらず、体重が急激に減少している場合も、受診を検討したいケースの一つです。血糖値が高い状態が続くと、体はエネルギー不足を補おうとして、筋肉や脂肪を分解し始めます。そのため、食べているのに痩せていく、以前より明らかに体が細くなったと周囲から指摘されるといった変化がみられることがあります。このような体重減少は、単なるダイエットや食生活の変化とは異なる可能性があるため、口渇などの症状とあわせて心当たりがある場合は、早めに医療機関で相談することをおすすめします。
強い倦怠感がある
十分に休息を取っているにもかかわらず、強い疲労感やだるさが続いている場合も、注意しておきたいサインの一つです。血糖値が高い状態では、体がブドウ糖をエネルギーとしてうまく利用できず、疲れやすさにつながりやすくなります。加えて、口渇や多尿によって水分やミネラルが失われることも、倦怠感を強める要因となります。日常生活に支障が出るほどの疲労感が続いている場合や、休んでも回復しにくいと感じる場合は、自己判断で様子を見ず、早めに医療機関を受診することが大切です。
健康診断で血糖値やHbA1cを指摘された
自覚症状がなくても、健康診断で血糖値やHbA1cの数値について指摘を受けた場合は、放置せずに医療機関を受診することが重要です。糖尿病は初期の段階では自覚症状が乏しいことも多く、口渇などの症状が現れる頃には、すでに血糖値がかなり高くなっていることも少なくありません。健康診断の結果は、体の状態を客観的に知ることができる貴重な機会です。数値に指摘があった場合は、症状の有無にかかわらず、早めに詳しい検査を受けておくことをおすすめします。
口渇が数日以上続く場合や、多飲・多尿、体重減少、強い倦怠感などを伴う場合、また健康診断で数値を指摘された場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。早期に対応することが、その後の体への負担を軽くすることにつながります。
まとめ

強い口渇は、体が発する重要なサインのひとつであり、その背景には高血糖が関わっていることがあります。喉の渇きは暑さや食事、薬の影響など日常的な要因でも起こりますが、水を飲んでもすぐに渇きを感じる状態が続いている場合や、特に思い当たる理由がないまま口渇が長引いている場合には、注意しておく必要があります。また、多飲・多尿・急激な体重減少・強い倦怠感などの症状を伴っているときは、単独の口渇よりも体への影響が大きいと考えられるため、より注意深く経過をみていくことが大切です。口渇という症状だけでは、糖尿病かどうかを判断することはできません。同じような症状であっても、原因は人によってさまざまであるため、血糖値検査やHbA1c検査、尿糖検査などを通じて、体の状態を客観的に確認することが重要になります。自己判断で様子を見続けてしまうと、気付かないうちに症状が進行してしまう可能性もあるため、気になる変化がある場合は、早めに検査を受けておくことをおすすめします。なお、当院では、血糖値やHbA1cの測定をはじめ、糖尿病が疑われる際に必要となる基本的な検査に対応しております。検査結果に応じて、生活習慣の見直しや、必要な場合には治療方針について丁寧にご説明いたします。口渇や多飲・多尿など、気になる症状が続いている方は、一人で抱え込まず、お早めに当院までご相談ください。
同じカテゴリのブログ記事
糖尿病予備群(境界型糖尿病)の症状や対策について解説
糖尿病・代謝内科に関する記事です。
厚生労働省が発表した平成28年「国民健康・栄養調査」の結果では、糖尿病が強く疑われる者(糖尿病有病者)、糖尿病の可能性を否定できない者(糖尿病予備群)はいずれも約1,000万人(合わせて約2,000万人)と推計されています。
この記事では、糖尿病の可能性を否定できない者「糖尿病予備群」について解説していきます。
後半部分では「糖尿病予備群にならないための予防法」について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
.cv_box {
text-align: center;
}
.cv_box a{
text-decoration: none !important;
color: #fff !important;
width: 100%;
max-width: 400px;
padding: 10px 30px;
border-radius: 35px;
border: 2px solid #fff;
background-color: #ffb800;
box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%);
position: relative;
text-align: center;
font-size: 18px;
letter-spacing: 0.05em;
line-height: 1.3;
margin: 0 auto 40px;
text-decoration: none;
}
.cv_box a:after {
content: "";
position: absolute;
top: 52%;
-webkit-transform: translateY(-50%);
transform: translateY(-50%);
right: 10px;
background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg");
width: 15px;
height: 15px;
background-size: contain;
display: inline-block;
}
【目次】
糖尿病予備群(境界型糖尿病)とは
糖尿病予備群の主な症状
糖尿病予備群と診断された方へ
糖尿病予備群にならないための予防法
【糖尿病予備群にならないための予防法1】運動
【糖尿病予備群にならないための予防法2】食生活の見直し
【糖尿病予備群にならないための予防法3】禁煙
糖尿病予備群の疑いがある方、医師の診断を受けたい方へ
糖尿病予備群(境界型糖尿病)とは
糖尿病予備群(境界型糖尿病)とは、糖尿病と診断されるほどの高血糖ではないものの、血糖値が正常より高い状態にあることを指します。
「HbA1c 6.5%未満」「空腹時血糖が110 mg/dl以上126 mg/dl未満」「75g経口ブドウ糖負荷試験2時間の血糖値が140 mg/dl以上200 mg/dl未満」のいずれかを満たす人が該当します。
糖尿病予備群の主な症状
糖尿病予備群(境界型糖尿病)では、自覚症状がありません。
しかし体内では、既に血糖値を下げるホルモンである「インスリン」が出にくくなったり、効きづらくなったりする変化が起きています。
また糖尿病に特有の合併症である、網膜症、神経障害、腎機能障害も少しずつ進行するとも言われています。
さらに高血圧や脂質異常症なども併発しやすくなり、全体として、血糖値が正常な状態に比べ、動脈硬化の進行は加速されます。
なお、動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な疾患が引き起こされる危険性が高くなります。
糖尿病予備群と診断された方へ
糖尿病予備群の方は、食事、運動、喫煙、飲酒などの生活習慣を見直し、肥満や高血圧、ストレスなどに対する健康管理に取り組むことで、糖尿病へ進行するリスクを減らすことができます。
ですので、糖尿病予備群と診断された方は、まずは生活習慣の見直しから始めてください。
なお上述した通り、糖尿病予備群でも、既に血糖値を下げるホルモンであるインスリンが出にくくなったり、効きづらくなったりする変化が起きています。
また糖尿病に特有の合併症である、網膜症、神経障害、腎機能障害も少しずつ進行するとも言われています。
ですので、糖尿病予備群と診断された方は、絶対に放置してないでください。
糖尿病予備群にならないための予防法
糖尿病予備群では、生活習慣の改善により「糖尿病の発症のリスク」を減らすことができます。
では、具体的には何をすればいいのでしょうか。順番にご紹介していきます。
【糖尿病予備群にならないための予防法1】運動
糖尿病を予防するためには「運動」が効果的です。運動をすることで、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促進。インスリンに頼らずに糖分が細胞や筋肉の中に吸収されるようになり、血糖値の低下が期待できます。
また長期的には、インスリン抵抗性を改善させ、血中のブドウ糖の量を良好にコントロールできるようにすることが期待されます。
ですので、糖尿病予備群と診断された方は、できれば毎日、少なくとも週に3~5回は体を動かしてください。
なお、糖尿病を予防するための運動としては「有酸素運動」と「レジスタンス運動」が推奨されております。
<有酸素運動>
有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことです。
ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。
有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。
<レジスタンス運動>
レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。
スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。
レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。
【糖尿病予備群にならないための予防法2】食生活の見直し
糖尿病予防の基本は「食生活を見直すこと」です。
食事は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えてさまざまな食品をまんべんなくとることが大切です。
食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよく噛んで、腹八分目で食べるよう心掛けてください。
バランスのとれた栄養を1日の必要量のカロリーでとることで、膵臓の負担は軽くなり、膵臓の能力は回復されます。
なお、食事のポイントについては以下をご覧ください。
<ゆっくり食べる>
早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。
食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。
<野菜類から食べる>
早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。
食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。
<アルコールは適量にする>
アルコールには一時的にはインスリンの働きを改善する効果があります。
しかし長期間飲んでいると逆にインスリンの分泌量が低下することがわかっていますので、アルコールは、ほどほどにしてください。
<腹八分目でストップ>
慢性的な食べすぎは、余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。
いつもお腹いっぱいに食べないと満足できない人は、注意が必要です。
とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を控えてください。
<間食をしない>
間食をすると血糖値の高い状態が続き、インスリンを分泌する膵臓に大きな負担がかかります。
また、その状態のままで次の食事をすると、食後高血糖の原因にもなります。糖尿病を予防するためにも間食はできる限り控えてください。
【糖尿病予備群にならないための予防法3】禁煙
喫煙は交感神経を刺激して血糖を上昇させるだけでなく、体内のインスリンの働きを妨げる作用があります。
そのため、たばこを吸うと「糖尿病にかかりやすくなる」といえます。
日本人を対象とした研究データによると、喫煙者は非喫煙者と比べ糖尿病を発症するリスクが38%高くなると言われています。
ですので、糖尿病予備群の方は喫煙を控えてください。
糖尿病予備群の疑いがある方、医師の診断を受けたい方へ
糖尿病予備群の方は、自覚症状がありません。
そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。
健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。
糖尿病にお心当たりのある方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
また糖尿病予備群の方の“適切な対策”を知りたい方も、いつでもご相談ください。
当日の順番予約はこちらから
2023.01.21
糖尿病治療法の一つ、インスリン療法を解説
糖尿病・代謝内科に関する記事です。
この記事では、糖尿病の代表的な治療法である「インスリン療法」について解説していきます。
後半部分では「インスリン療法のメリット・デメリット」について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
text-align: center;
}
.cv_box a{
text-decoration: none !important;
color: #fff !important;
width: 100%;
max-width: 400px;
padding: 10px 30px;
border-radius: 35px;
border: 2px solid #fff;
background-color: #ffb800;
box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%);
position: relative;
text-align: center;
font-size: 18px;
letter-spacing: 0.05em;
line-height: 1.3;
margin: 0 auto 40px;
text-decoration: none;
}
.cv_box a:after {
content: "";
position: absolute;
top: 52%;
-webkit-transform: translateY(-50%);
transform: translateY(-50%);
right: 10px;
background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg");
width: 15px;
height: 15px;
background-size: contain;
display: inline-block;
}
【目次】
インスリンとは何か
インスリン療法とは
インスリン療法のしくみ
インスリン注射を行う前に血糖自己測定
インスリン療法の具体的な手法
インスリン療法のメリット
インスリン療法のデメリット
インスリン注射はほとんど痛くありません
インスリン療法は早期に始めることが効果的です
インスリン療法についてご相談したい方はいつでもご相談下さい
インスリンとは何か
インスリンとは、膵臓から分泌されるホルモンの一種です。
糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きを持っております。
なお、インスリンの働きが悪くなったり分泌される量が少なくなったりすることで、血糖値が高い状態が続いてしまうのが「糖尿病」です。
糖尿病について詳しく知りたい方は「糖尿病情報センター」をご覧ください。
インスリン療法とは
インスリン療法とは、患者さん自身がインスリン製剤を継続的に投与して血糖をコントロールする治療法のことです。
インスリン製剤を投与する方法として、「頻回インスリン注射療法」と「持続皮下インスリン注入療法」があります。
頻回インスリン注射療法は、一般的にペン型の注射器を用いて1日に数回インスリン注射を行う方法です。お腹、太もも、上腕、お尻に注射することが推奨されています(これらの部位を少しずつ、ずらしながら注射します)。
一方、持続皮下インスリン注入療法は、携帯型のインスリンポンプを使用して皮下に留置した挿入した「カニューレ」からインスリンを持続的に注入する方法です。
インスリンの注入量や注入速度を細かく調整できるため、頻回インスリン注射療法で血糖コントロールが困難な人や低血糖を頻発する人、食事や勤務時間が不規則な人、妊娠中あるいは妊娠の予定がある人などに向いています。
なお、インスリン療法については「インスリンとは?特徴・種類・注意点」でも同様のことを伝えています。
インスリン療法のしくみ
インスリンの自己注射を行うのは「1型糖尿病」の方、または「2型糖尿病」のうち内服治療が難しい方です。
不足したインスリンを注射で補うことで、健康な人のインスリン分泌に近づけます。
なおインスリンの自己注射では、効果が長時間持続するインスリン製剤を1日に1,2回と、即効性のあるものを毎食前に打つなどして、この2つの分泌を再現します(どのインスリン製剤を使うか、どのタイミングで注射するかは体格や生活様式などに合わせて調整します)。
インスリン注射を行う前に血糖自己測定
インスリン注射を行う前に、自分で血糖値を測定する「血糖自己測定」を行うことがあります。
なぜなら日々の血糖値を記録することで、血糖コントロールを良好に行えるからです。
また直前に測定することで、「血糖値が低いにも関わらず自己注射を行い、さらに低血糖になる」といったことを防ぐことができます。
血糖自己測定の方法は以下の通りです。
⑴ 血糖測定器、測定用チップ、消毒用アルコール綿、穿刺器、穿刺針、自己管理ノート、針捨て容器を準備し、手を洗ってください。
⑵ 血糖測定器に測定用チップを、穿刺器に針をセットします。
⑶ 指先などを消毒します。そして針を消毒した場所に押し当て、穿刺器のボタンを押して針を刺してください。
⑷ 血液を測定用チップに染み込ませて、血糖値を測定します。
⑸ 残った血液を拭き取り、血糖値を自己管理ノートに記録してください。
インスリン療法の具体的な手法
インスリン注射の具体的な方法は以下の通りです。
⑴ 注入器、製剤カートリッジ、消毒綿など必要な物品を準備します。インスリン製剤が混濁している場合は均一になるようにカートリッジを振ってください。
⑵ インスリン製剤に注射針をセットします(針が曲がらないように真っすぐ刺してください)。
⑶ インスリン製剤の空打ちをして針先まで薬液を満たします。
⑷ ダイヤルを回転させて注射する単位数を医師の指示した値にセットしてください。
⑸ 注射する部位を消毒します。そして皮膚を軽くつまんで直角に注射針を刺してください。
⑹ ダイヤルが0になるまで、しっかりと薬液を注入します。そして10秒程度数え、注入ボタンを押したままで針を抜きます。
⑺ 針はキャップをかぶせてから取り外します。なお、針は1回きりの使用になりますので、ご注意ください。
※インスリン注射をする場所はお腹、太もも、おしり、腕です。
それぞれ薬の吸収速度が異なるため、注射部位を医師から指示される場合があります。
また、同じところに針を刺し続けると皮膚が硬くなり、痛みの原因になったり、薬の効きが悪くなります。
ですので毎回2〜3cmずらすようにしてください。
「糖尿病のインスリン注射器の使い方と副作用の対処法」でも同様のことを伝えています。
インスリン療法のメリット
インスリンを体外から補充することによって、無理にインスリンを出そうとする膵臓の働きすぎを防ぎ、疲れた膵臓を一時的に休めることができます。
インスリン治療によって膵臓の働きが回復したら、インスリン注射の回数を減らせたり、経口血糖降下薬だけの治療に戻せる可能性があります(インスリン療法により、膵臓のインスリン分泌機能が回復することもあります)。
インスリン療法のデメリット
残念ながら、インスリンには副作用があります。インスリン療法における主な副作用は、「低血糖症状」です。インスリンには、血糖値を下げ、良好な血糖コントロールが期待できる分、その裏返しで「低血糖症状」という副作用があります。
低血糖症状は、インスリン療法に限らず、糖尿病の治療に用いられる飲み薬全般でも起こりうる副作用です。
そのため、低血糖症状に対する適切な処置方法を把握し、血糖の自己測定などで自身を管理することが大切になってきます。
インスリン療法における副作用について詳しく知りたい方は「糖尿病ネットワーク」をご覧ください。
インスリン注射はほとんど痛くありません
インスリン注射は予防接種や採血などでイメージする注射とは異なり、痛みはそれほどありません。
なぜならインスリン注射で使う専用の注射針は、採血用の注射針とは違い、痛みが少なくなるようデザインされているからです(採血で使う注射針の3分の1ぐらいの細さで針の先も特殊なカットがしてあり、痛みが少ないように工夫されています)。
インスリン療法は早期に始めることが効果的です
上述した通り、インスリンを体外から補充することによって、無理にインスリンを出そうとする膵臓の働きすぎを防ぎ、疲れた膵臓を一時的に休めることができます。
そのため、インスリン療法は早期に始めることが効果的です。近年では、高血糖毒性をとり除くために、早期からインスリン注射薬を使ったり、また比較的軽症の糖尿病にもインスリン注射薬を用いる場合があります。
ですので、主治医にインスリン療法を勧められたら積極的に受け入れるようにしてください。
日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会が発表した「糖尿病標準診療マニュアル」でも、いくつかの経口薬を併用しても血糖コントロールが改善せず,HbA1c 9%以上が持続するなら、インスリン療法を積極的に始める必要があると伝えています。
インスリン療法についてご相談したい方はいつでもご相談下さい
糖尿病になっても、初期段階では自覚症状がありません。
そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。
糖尿病にお心当たりのある方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
当日の順番予約はこちらから
2023.01.21
糖尿病と高血圧の関係
糖尿病・代謝内科に関する記事です。
糖尿病患者さんにおける「高血圧」の頻度は非糖尿病者に比べて約2倍高く、高血圧患者さんにおいても糖尿病の合併頻度は2~3倍高いと報告されています。
この記事では、糖尿病患者さんに向けて「糖尿病と高血圧の関係」を解説していきます。後半部分では「糖尿病と高血圧の予防」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
.cv_box {
text-align: center;
}
.cv_box a{
text-decoration: none !important;
color: #fff !important;
width: 100%;
max-width: 400px;
padding: 10px 30px;
border-radius: 35px;
border: 2px solid #fff;
background-color: #ffb800;
box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%);
position: relative;
text-align: center;
font-size: 18px;
letter-spacing: 0.05em;
line-height: 1.3;
margin: 0 auto 40px;
text-decoration: none;
}
.cv_box a:after {
content: "";
position: absolute;
top: 52%;
-webkit-transform: translateY(-50%);
transform: translateY(-50%);
right: 10px;
background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg");
width: 15px;
height: 15px;
background-size: contain;
display: inline-block;
}
【目次】
糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか
【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです
【糖尿病と高血圧の関係2】肥満
【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです
糖尿病の血圧値について
糖尿病と高血圧予防
【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善
糖尿病と高血圧予防|食事のポイント
【糖尿病と高血圧予防】運動
糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について
糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか
糖尿病患者さんは「高血圧になりやすい」といわれています。なぜ糖尿病の方は高血圧になりやすいのでしょうか。糖尿病患者さんが高血圧になりやすいのには、以下の理由があげられます。
【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです
血糖値が高い状態では、血液の浸透圧が高くなっています。そのため、水分が細胞内から細胞外に出てきたり、腎臓からの水分の吸収が増えたりして、体液・血液量が増加し、血圧が上昇します。
【糖尿病と高血圧の関係2】肥満
2型糖尿病患者さんには肥満が多いのが特徴です。肥満になると交感神経が緊張し、血圧を上げるホルモンが多く分泌されるため、高血圧になります。このようなことから、糖尿病患者さんは高血圧になりやすいと考えられています。
【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです
インスリン抵抗性とは、インスリンの作用を受ける細胞の感受性が低下している状態です。インスリン抵抗性は、インスリンが効きにくくなったのを補うためにインスリンが多量に分泌され「高インスリン血症」を招きます(インスリン抵抗性自体が糖尿病の原因にもなります)。高インスリン血症では、交感神経の緊張、腎臓でナトリウムが排泄されにくい、血管壁を構成している細胞の成長が促進されるといった現象が起きて、血管が広がりにくくなり、血液量も増え、血圧が高くなるのです。
<高血圧とは?>
高血圧とは、運動したときなどの一時的な血圧上昇とは違い、安静時でも慢性的に血圧が高い状態が続いていることを指します。具体的には「収縮期血圧が140mmHg以上」「拡張期血圧が90mmHg以上」の場合をいい、どちらか一方でもこの値を超えていると高血圧と診断されます。高血圧は自覚症状がほとんどありません。しかし放置してしまうと心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながるため「サイレント・キラー」といわれています。高血圧が引き起こす合併症について知りたい方は「高血圧の症状にお困りの患者の方へ」をご覧ください。
糖尿病の血圧値について
日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」では、糖尿病患者さんの降圧目標を、130/80mmHg未満としています。ただし、高齢者では厳しい血圧コントロールは、ふらつきや起立性低血圧などの原因となる可能性があるため、やや高めに設定されています。高齢者では、それぞれの患者さんの病気の状態に合わせて慎重に血圧コントロールをしていきます。詳しくは「高血圧治療ガイドライン2014」に記載していますので、ご興味のある方はご覧ください。
糖尿病と高血圧予防
糖尿病と高血圧予防に有効な対策は「食生活の改善」と「運動」です。順番にご説明していきますね。
【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善
食事は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えてさまざまな食品をまんべんなくとることが大切です。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよく噛んで、腹八分目で食べるよう心掛けてください。バランスのとれた栄養を1日の必要量のカロリーでとることで、すい臓の負担は軽くなり、すい臓の能力は回復されます。
糖尿病と高血圧予防|食事のポイント
糖尿病と高血圧を予防するためには「食べ方」も大切です。食事する際は以下のポイントに注意してください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント1>野菜類から食べる
野菜類から先に食べることで食後の血糖値の上昇が緩やかになります。また、野菜や豆類などで少しお腹をふくらませておくと、肉類やご飯の量を減らすこともできます。ですので、食事をする際は、野菜類から食べるようにしてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント2>ゆっくり食べる
早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント3>規則正しく3食を食べる
1日に2食や、間隔の空き過ぎた食事の取り方はよくありません。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、規則正しく「3食」を食べることを心掛けてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント4>腹八分目
慢性的な食べすぎは、余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。いつもお腹いっぱいに食べないと満足できない人は、注意が必要です。とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を控えてください。
【糖尿病と高血圧予防】運動
運動をすることで、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促進され、インスリンに頼らずに糖分が細胞や筋肉の中に吸収されるようになり、血糖値の低下が期待できます。また、長期的には、インスリン抵抗性を改善させ、血中のブドウ糖の量を良好にコントロールできるようにすることが期待されます。なお、おすすめの運動は「有酸素運動」と「レジスタンス運動」です。それぞれの運動については下記をご覧ください。
<糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動1>有酸素運動
有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことです。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。
<糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動2>レジスタンス運動
レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。
糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について
運動の頻度は「できれば毎日」少なくとも週に3~5回行うのが良いといわれています。しかし、普段から運動に親しんでいない方(または高齢の方)などでは、急激な運動はかえって体の負担となり、思いがけない事故を引き起こしてしまうこともあります。ですので、無理のない範囲で行なってください。運動は定期的に長く続けられることが秘訣です。自然の中で風景を堪能しながらの「ウォーキング」や楽しく続けられる「スポーツ」など、自分にあった運動の方法を探してみてくださいね。
当日の順番予約はこちらから
2022.10.05
BLOG CATEGORY
-
神経内科
神経内科についての記事はこちらをクリック
-
アレルギー内科
アレルギー内科についての記事はこちらをクリック
-
リウマチ内科
リウマチ内科についての記事はこちらをクリック
-
糖尿病・代謝内科
糖尿病・代謝内科についての記事はこちらをクリック
-
各種検診
各種検診についての記事はこちらをクリック
-
内分泌内科
内分泌内科についての記事はこちらをクリック
-
腎臓内科
腎臓内科についての記事はこちらをクリック
-
循環器内科
循環器内科についての記事はこちらをクリック
-
消化器内科
消化器内科についての記事はこちらをクリック
-
呼吸器内科
呼吸器内科についての記事はこちらをクリック
-
内科
内科についての記事はこちらをクリック
BLOG TAG
- アレルギー性鼻炎
- 口渇
- 脱水
- 熱中症
- 飲み物
- 熱中症対策
- 熱中症になりやすい
- 高血圧は何科
- 年齢別
- 正常値
- 健康診断で血圧が高いと言われた
- 痩せ型
- むくみ
- 傷が治りにくい
- 夜中のトイレが近い
- 疲れやすい
- hba1c
- 再検査
- 高い
- 腕
- 背中
- 画像
- ピリピリ
- 喉の痛み
- 顔
- 公費
- ワクチン接種
- 帯状疱疹
- 旅行
- 呼吸器感染症
- 尿路感染症
- 糖代謝
- 健康診断
- 尿糖
- 空腹時血糖値
- 精密検査
- 目標値
- フレイル
- 足が攣る
- 減らす
- 腹囲
- 基準
- メタボ
- 高齢者
- 向き合う
- 家族
- 初診
- 即日
- HbA1c
- 高血圧症
- 数値
- 食後高血糖
- 定期検査
- 伝染性紅斑(りんご病)
- 百日咳
- 仮面高血圧
- 夜間高血圧
- 手足のしびれ
- 管理
- 糖尿病性腎症
- 降圧目標
- 薬物療法
- 高血圧性脳症
- 尿泡
- 目が霞む
- 赤ら顔
- 鼻血が出やすい
- 耳鳴り
- 首の後ろが痛い
- 朝起きると頭が重い
- めまい
- 爪
- 検査方法
- いつから
- インフルエンザ検査
- 空腹
- 痺れる
- かゆい
- 赤い斑点
- 血糖トレンド
- インスリンポンプ
- 脈拍
- 間食
- 入院
- 自宅入院
- 心房細動
- 運動してはいけない
- グリコアルブミン
- スローカロリー
- 血糖自己測定
- フルミスト点鼻液
- 鼻から
- インフルエンザワクチン
- 低血糖
- 大血管症
- がん
- うつ病
- 血糖コントロール
- メタボリックシンドロームとは
- ミトコンドリア糖尿病
- 家族性若年糖尿病
- MODY
- なりやすい
- 日本人
- 何型
- 確率
- 遺伝
- 副鼻腔炎
- 痩せる
- 治らない
- 頭痛
- 血糖値スパイクとは
- いつまで
- コロナ後遺症
- 中耳炎
- インフルエンザ脳症とは
- ワクチン
- 麻疹
- 違い
- D型
- C型
- B型
- A型
- インフルエンザC型
- インフルエンザB型
- インフルエンザA型
- インフルエンザ潜伏期間
- 潜伏期間
- インフルエンザ
- SAS
- 睡眠時無呼吸症候群
- 内科
- ダイアベティス
- 下げる
- 若い女性
- ピーク
- タバコ
- 変異株
- ピロラ
- エリス
- 目
- 食後
- 吐き気
- 60代
- 不眠
- 血糖値スパイク
- カフェイン
- 30代
- うつ
- 50代
- 40代
- 更年期
- 相談
- 方法
- タイプ
- 関連
- 20代
- 診察
- 評価法
- 診断基準
- 関係性
- 女性ホルモン
- 女性
- 副作用
- 費用
- デメリット
- メリット
- 減感作療法
- 男性
- チェック
- 不眠症
- 居眠り
- 意識が朦朧
- 眠気
- 痒み
- 皮膚
- 病名変更
- 名称変更
- 塩分
- 病気
- 脱毛症
- 糖質
- 抜け毛
- バナナ
- 摂取量
- コーヒー
- 糖尿病性ED
- ED
- 偏見
- 例
- 病名
- 言葉
- アドボカシー活動
- スティグマ
- ホルモン
- 精神疾患
- ストレス
- 糖尿病網膜症
- 糖尿病ケトアシドーシス
- 影響
- 喫煙
- 経口血糖降下薬
- 糖尿病かもしれない
- 境界型糖尿病
- 糖尿病予備群
- インスリン療法
- 骨折
- 骨粗鬆症
- 心筋梗塞
- 後遺症
- 脳梗塞
- 1型糖尿病
- 検診
- 生活習慣
- 歯周病
- 重症化
- 新型コロナウイルス
- 敗血症性ショック
- 感染症
- 敗血症
- 水分補給
- 関係
- 脱水症状
- 注意
- 効果
- 糖尿病予防
- 糖質制限
- 食べ物
- アルコール
- お酒
- 妊娠糖尿病
- 初期症状
- 慢性合併症
- 糖尿病腎症
- 理由
- スキンケア
- 保湿剤
- 痒さ
- 血糖値
- 食事
- 食べてはいけないもの
- 乳製品
- おすすめ
- 食生活
- ヒトヘルペスウイルス
- ウイルス
- 発熱
- 突発性発疹
- 呼吸器
- ヒトメタニューモウイルス感染症
- ヒトメタニューモウイルス
- 感染経路
- 小児
- RSウイルス感染症
- 手足口病
- 特徴
- 夏風邪
- ヘルパンギーナ
- 糖尿病足病変
- 血糖
- 糖尿病チェック
- 足
- 1型糖尿病
- 2型糖尿病
- 合併症
- インスリン
- 運動療法
- 子供
- くしゃみ
- 新型コロナウイルス感染症
- 点眼薬
- 点鼻薬
- 内服薬
- 有効
- 薬
- 対策
- 飛散
- 舌下免疫療法
- アナフィラキシーショック
- アレルギー
- 治療法
- 花粉症
- 無症状
- 待機期間
- 濃厚接触
- 期間
- 甲状腺ホルモン
- 甲状腺機能低下症
- 風邪
- 初期
- 感染対策
- オミクロン株
- 接種券
- 対象
- 新型コロナワクチン
- 3回目
- 甲状腺
- 栄養素
- 糖尿病
- 血圧
- 減塩
- 動脈硬化
- 食事療法
- 生活習慣病
- DASH食
- 高血圧
- 若葉区
- 脂質異常症
- 都賀
- 高脂血症
- 感染
- 運動
- 飲酒
- 接種後
- 接種率
- 千葉市
- 副反応
- 種類
- 接種
- 予約
- コロナワクチン
- コロナ
- 診断
- 予防
- 治療
- 改善
- 原因
- 検査
- 症状