糖尿病・代謝内科

むくみは糖尿病のサイン?腎症・神経障害・血流障害による浮腫の原因と受診タイミングを医師が解説

2026.08.26

「足がむくむ…」「夕方になると靴がきつくなる…」、そんな症状に心当たりはありませんか。むくみの原因は疲れや塩分のとりすぎだけではありません。糖尿病が引き起こす腎症・神経障害・血流障害といった合併症が、むくみの背景に潜んでいることがあります。この記事では、むくみと糖尿病の関係、原因の種類と特徴、そして受診すべきタイミングについて詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

【目次】
むくみ(浮腫)とは何か|糖尿病と関係するしくみ
糖尿病によるむくみの主な3つの原因
糖尿病によるむくみの特徴|ほかの原因との見分け方
むくみと一緒に現れる糖尿病の関連症状
こんなむくみは要注意|受診サインチェックリスト
むくみが気になったら何科を受診すればよいか
まとめ

 

むくみ(浮腫)とは何か|糖尿病と関係するしくみ

むくみ(浮腫)とは何か|糖尿病と関係するしくみ

むくみ(浮腫)とは、本来血管内にあるべき水分が細胞の外側ににじみ出し、組織に過剰にたまることで手や足などが腫れた状態を指します。健康な状態では、腎臓が余分な水分や塩分をしっかりと排泄することで、体内の水分バランスを一定に保っています。しかし、糖尿病の状態が続くと、この精密なバランス調節が崩れてきます。高血糖の状態が長期間続くことで、腎臓の細かい血管がダメージを受け、糖尿病性腎症へと進行することがあります。また、腎臓の機能が低下すると、余分な水分や塩分をうまく体外に出せなくなり、その結果としてむくみが現れます。さらに、糖尿病は腎臓だけでなく、神経や血管にも影響を及ぼします。なお、神経障害が起きると血管の収縮・拡張をコントロールする機能が乱れ、血流障害が生じると足の静脈に水分がたまりやすくなります。したがって、糖尿病のむくみは単一の原因ではなく、腎臓・神経・血管という複数の経路が複雑に絡み合って生じるものと理解してください。

 

糖尿病によるむくみの主な3つの原因

糖尿病によるむくみの主な3つの原因

糖尿病によるむくみは、単純な水分のとりすぎとは異なり、体の内部で起きている複雑な変化が関係しています。原因を正しく理解することが、適切な対処への第一歩になりますので、それぞれの仕組みについて詳しく見ていきます。

糖尿病性腎症(最多原因)

高血糖の状態が長期間続くと、腎臓にある糸球体という非常に細かい血管が徐々に傷ついていきます。糸球体は血液をろ過する重要な役割を担っていますが、その機能が低下すると、本来は体内にとどまるべきタンパク質(アルブミン)が尿に漏れ出てしまいます。血中のアルブミンが減ると、血管内の水分を引き止める力(膠質浸透圧)が弱まり、水分が血管の外に滲み出してむくみが生じます。さらに腎機能が低下すると、余分な水分や塩分を体外に排泄できなくなり、手や足だけでなく全身性のむくみへと進行することがあります。なお、糖尿病性腎症は日本における透析が必要となる原因疾患の第1位であり(e-ヘルスネット参照)、決して軽視できない合併症です。糖尿病性腎症を含む合併症の種類と予防方法については「糖尿病合併症の種類と予防方法」でより詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

糖尿病性神経障害(自律神経障害)

糖尿病が進行すると、手足の末梢神経だけでなく、血管の動きをコントロールする自律神経にも障害が生じることがあります。自律神経が正常に働かなくなると、血管の収縮・拡張の調節が乱れ、下肢の静脈に血液がうっ滞しやすくなります。その結果、足や足首にむくみが現れてきます。また、神経障害によるむくみは左右対称に起こりやすいという特徴があり、片側だけが腫れている場合は別の原因を疑うことも重要です。神経障害によるむくみは痛みを感じにくいケースもあるため、気づかないうちに悪化していることがありますので、日頃から足の状態を注意して観察するようにしてください。

薬の副作用(一部の糖尿病治療薬)

むくみの原因が糖尿病そのものではなく、治療薬の副作用である場合もあります。インスリン抵抗性を改善するチアゾリジン系薬は、体内に水分をため込む作用があり、むくみが副作用として現れることが知られています。加えて、一部のインスリン製剤を使い始めた際にもむくみが生じることがあります。薬を変えることでむくみが改善するケースもありますが、自己判断で薬を中止することは血糖コントロールの乱れにつながる危険がありますので、むくみが気になる場合はすぐに主治医に相談するようにしてください。

糖尿病によるむくみの主な原因は、糖尿病性腎症・自律神経障害・薬の副作用の3つです。高血糖が腎臓や神経・血管にダメージを与えることで、体内の水分バランスが崩れ、手や足にむくみが現れます。それぞれ原因や対処法が異なるため、むくみを感じたら自己判断せず、早めに医師に相談するようにしてください。

 

糖尿病によるむくみの特徴|ほかの原因との見分け方

糖尿病によるむくみの特徴|ほかの原因との見分け方

糖尿病によるむくみは、足首・すね・足の甲といった下肢から始まることが多いです。糖尿病性腎症が進行すると、顔や手にまでむくみが広がることもあります。また、指で10秒以上強く押したときに指の跡がへこんだまま残る「圧痕性浮腫」が現れやすいのも特徴のひとつですので、気になる部位を押して確認してみてください。なお、むくみの原因はさまざまであり、糖尿病以外の疾患でも同様の症状が出ることがあります。例えば、心臓の機能が低下して生じるむくみは全身に現れやすく、横になっても改善しにくい傾向があります。一方で、下肢静脈瘤によるむくみは片側だけに起こりやすく、夕方にかけて悪化するという特徴があります。また、腎臓の障害が原因の場合は、朝から顔にむくみが出ることが多く、この点が足から始まる糖尿病性のむくみとの大きな違いといえます。さらに、短期間での体重増加・尿量の減少・尿の泡立ちといった変化がむくみと同時に起きている場合は、高血糖による腎臓へのダメージ、すなわち糖尿病性腎症の可能性が高まりますので、注意してください。これらの症状が重なったときは、速やかに医療機関を受診することを強くおすすめします。

 

むくみと一緒に現れる糖尿病の関連症状

むくみと一緒に現れる糖尿病の関連症状

むくみは糖尿病の合併症が進行しているサインである場合があります。むくみと同時に他の症状が現れているときは、体が発しているSOSと受け止めることが大切です。それぞれの症状の意味について、詳しく解説します。

疲れやすい・だるさ(腎機能低下による貧血・老廃物の蓄積)

高血糖が続くことで腎臓の機能が低下すると、本来なら体外に排出されるべき老廃物が血液中に蓄積されていきます。この状態が続くと、全身に慢性的なだるさや疲れやすさが現れます。また、腎臓は赤血球の産生を促すホルモンを分泌する役割も担っており、腎機能が低下するとそのホルモンの分泌が減り、貧血が起こりやすくなります。貧血になると酸素が全身に十分に届かなくなるため、ちょっとした動作でも息切れしたり、強い倦怠感を感じたりすることがあります。むくみと同時にこのようなだるさが続く場合は、腎機能の状態を確認するために早めに受診してください。

尿が泡立つ・尿量の変化(タンパク尿・腎機能低下のサイン)

尿が泡立つ症状は、尿にタンパク質が漏れ出ているサインである可能性があります。健康な腎臓はタンパク質を尿に出さないよう働きますが、糖尿病性腎症が進行するとそのフィルター機能が壊れ、アルブミンなどのタンパク質が尿に混じるようになります。また、腎機能の低下に伴い、尿量が極端に減ったり、逆に夜間に何度もトイレに起きるといった変化が現れることもあります。尿の泡立ちはしばらくしても消えないことが特徴であり、トイレのたびに確認する習慣をつけることが早期発見につながりますので、意識して観察するようにしてください。

血圧が上がりやすくなった(腎症による二次性高血圧)

腎臓は血圧の調節にも深く関わっています。腎機能が低下すると、余分な水分や塩分を排泄する力が弱まり、血液量が増えることで血圧が上昇しやすくなります。この状態を二次性高血圧と呼び、糖尿病性腎症の進行とともに現れることが多いです。さらに、高血圧は腎臓へのダメージをさらに加速させるという悪循環に陥りやすいため、注意が必要です。むくみと血圧の上昇が同時に起きている場合は、腎症が相当程度進行している可能性がありますので、速やかに医師に相談してください。

手足のしびれ・感覚の鈍さ(神経障害の合併)

高血糖が長期間続くと、手や足の末梢神経が傷つき、しびれや感覚の鈍さが現れることがあります。初期には足の指先にじんじんとした違和感を感じることが多く、進行すると足全体の感覚が鈍くなっていきます。感覚が鈍くなると、小さな傷や低温やけどに気づきにくくなり、足のトラブルが重症化するリスクが高まります。また、神経障害はむくみの原因にもなるため、しびれとむくみが同時に現れている場合は、糖尿病による複数の合併症が進行している可能性を疑ってください。

疲れやすさ・尿の泡立ち・血圧の上昇・手足のしびれは、いずれもむくみと同時に現れやすい糖尿病の関連症状です。これらの症状が重なっている場合は、すでに腎臓や神経への合併症が進行しているサインである可能性があります。糖尿病性腎症をはじめとする合併症は、早期に発見して対処することで進行を遅らせることができますので、思い当たる症状がある場合はためらわずに受診してください。糖尿病の初期症状や受診のタイミングについては「糖尿病の初期症状が出た方はいつでも当院にご相談ください」でより詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

 

こんなむくみは要注意|受診サインチェックリスト

こんなむくみは要注意|受診サインチェックリスト

むくみが気になっているものの、「様子を見ていれば治るだろう」と放置していませんか。むくみは疲れや塩分のとりすぎによる一時的なものもありますが、糖尿病が関係している場合は放置すると症状が進行するリスクがあります。自分のむくみがどのような状態にあるかを把握するために、まずは以下の「チェックリスト」で確認してみてください。

・2週間以上むくみが続いている、または徐々に悪化している
・両足が対称的にむくんでいる
・尿が泡立つ、尿量が減った・短期間で体重が急に増えた
・健康診断で血糖値、HbA1cの異常、またはタンパク尿を指摘されたことがある
・血圧が高めで推移している
・足を押すと指の跡がへこんだまましばらく残る
・手や顔にもむくみが出ている
・足のしびれや感覚の鈍さを同時に感じている

上記のチェック項目に1つでも当てはまる場合は、早めに医療機関を受診してください。むくみは一見軽い症状に思えますが、糖尿病性腎症をはじめとする合併症が背景にある場合、放置することで腎機能の低下が加速し、最終的には人工透析が必要な腎不全に至るリスクがあります。特に複数の項目に当てはまる場合は、すでに合併症が進行している可能性がありますので、自己判断せず速やかに専門医に相談するようにしてください。

 

むくみが気になったら何科を受診すればよいか

むくみが気になったら何科を受診すればよいか

手や足のむくみが続いている場合、まずは内科(一般内科・糖尿病内科)を受診してください。糖尿病に伴うむくみは、腎臓や神経・血管の異常が背景にあることが多く、内科では血糖コントロールの状態と臓器への影響を同時に評価することができます。内科では主に血液検査と尿検査によって状態を確認します。血液検査では血糖値・HbA1c・クレアチニン・アルブミンなどを測定し、高血糖の程度と腎機能の状態を把握します。加えて尿検査では尿タンパクや尿アルブミンを調べることで、糖尿病性腎症の早期サインをとらえることができます。これらの検査を組み合わせることで、むくみの原因が糖尿病によるものかどうかをより正確に判断することが可能です。また、検査の結果によっては、腎臓専門医への紹介が必要になるケースもあります。糖尿病性腎症が一定程度進行している場合は、内科と腎臓内科が連携して治療にあたることが一般的ですので、紹介を勧められた際はためらわずに受診するようにしてください。むくみは「たいしたことない」と感じやすい症状ですが、症状が軽いうちに受診することが腎症の進行を防ぐことにつながります。気になるむくみがある場合は、早めに足を運ぶことを強くおすすめします。なお、血糖値の異常を指摘されたことがある方は特に注意が必要です。受診の判断基準については「健康診断で血糖値が高いと言われたら|正常値・判断基準・次にすべき行動を解説」でより詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

 

まとめ

むくみは糖尿病のサイン?腎症・神経障害・血流障害による浮腫の原因と受診タイミングを医師が解説

糖尿病によるむくみの主な原因は、糖尿病性腎症・神経障害・薬の副作用の3つです。なかでも糖尿病性腎症は最も頻度が高く、高血糖が腎臓にダメージを与えることで水分バランスが崩れ、手や足にむくみが現れます。腎症は日本における透析原因疾患の第1位でもあり、放置すると腎不全や透析が必要な状態へと進行するリスクがあります。むくみは一時的な疲れや塩分のとりすぎでも起こりますが、2週間以上続く・尿が泡立つ・体重が急に増えるといった症状が重なる場合は、合併症が進行しているサインである可能性があります。そのため、気になる症状があれば自己判断せず、早めに医療機関を受診することが大切です。血糖コントロールを適切に行い、専門的な検査で腎機能や神経の状態を定期的に把握することが、むくみの悪化を防ぐ最善の方法です。千葉市都賀周辺にお住まいで、むくみや血糖値の異常が気になる方は、ぜひ当院へご相談ください。なお、当院では血液検査・尿検査・診察・生活指導を通じて、患者一人ひとりの状態に合わせたサポートを行っています。「少し気になる程度」という段階からでも構いませんので、気軽にお声がけください。早期の受診が、将来の腎不全や透析リスクを大きく下げることにつながります。

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糖尿病と高血圧の関係

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
糖尿病患者さんにおける「高血圧」の頻度は非糖尿病者に比べて約2倍高く、高血圧患者さんにおいても糖尿病の合併頻度は2~3倍高いと報告されています。 この記事では、糖尿病患者さんに向けて「糖尿病と高血圧の関係」を解説していきます。後半部分では「糖尿病と高血圧の予防」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか 【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです 【糖尿病と高血圧の関係2】肥満 【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです 糖尿病の血圧値について 糖尿病と高血圧予防 【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善 糖尿病と高血圧予防|食事のポイント 【糖尿病と高血圧予防】運動 糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について   糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか 糖尿病患者さんは「高血圧になりやすい」といわれています。なぜ糖尿病の方は高血圧になりやすいのでしょうか。糖尿病患者さんが高血圧になりやすいのには、以下の理由があげられます。 【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです 血糖値が高い状態では、血液の浸透圧が高くなっています。そのため、水分が細胞内から細胞外に出てきたり、腎臓からの水分の吸収が増えたりして、体液・血液量が増加し、血圧が上昇します。 【糖尿病と高血圧の関係2】肥満 2型糖尿病患者さんには肥満が多いのが特徴です。肥満になると交感神経が緊張し、血圧を上げるホルモンが多く分泌されるため、高血圧になります。このようなことから、糖尿病患者さんは高血圧になりやすいと考えられています。 【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです インスリン抵抗性とは、インスリンの作用を受ける細胞の感受性が低下している状態です。インスリン抵抗性は、インスリンが効きにくくなったのを補うためにインスリンが多量に分泌され「高インスリン血症」を招きます(インスリン抵抗性自体が糖尿病の原因にもなります)。高インスリン血症では、交感神経の緊張、腎臓でナトリウムが排泄されにくい、血管壁を構成している細胞の成長が促進されるといった現象が起きて、血管が広がりにくくなり、血液量も増え、血圧が高くなるのです。 <高血圧とは?> 高血圧とは、運動したときなどの一時的な血圧上昇とは違い、安静時でも慢性的に血圧が高い状態が続いていることを指します。具体的には「収縮期血圧が140mmHg以上」「拡張期血圧が90mmHg以上」の場合をいい、どちらか一方でもこの値を超えていると高血圧と診断されます。高血圧は自覚症状がほとんどありません。しかし放置してしまうと心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながるため「サイレント・キラー」といわれています。高血圧が引き起こす合併症について知りたい方は「高血圧の症状にお困りの患者の方へ」をご覧ください。   糖尿病の血圧値について 日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」では、糖尿病患者さんの降圧目標を、130/80mmHg未満としています。ただし、高齢者では厳しい血圧コントロールは、ふらつきや起立性低血圧などの原因となる可能性があるため、やや高めに設定されています。高齢者では、それぞれの患者さんの病気の状態に合わせて慎重に血圧コントロールをしていきます。詳しくは「高血圧治療ガイドライン2014」に記載していますので、ご興味のある方はご覧ください。   糖尿病と高血圧予防 糖尿病と高血圧予防に有効な対策は「食生活の改善」と「運動」です。順番にご説明していきますね。 【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善 食事は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えてさまざまな食品をまんべんなくとることが大切です。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよく噛んで、腹八分目で食べるよう心掛けてください。バランスのとれた栄養を1日の必要量のカロリーでとることで、すい臓の負担は軽くなり、すい臓の能力は回復されます。   糖尿病と高血圧予防|食事のポイント 糖尿病と高血圧を予防するためには「食べ方」も大切です。食事する際は以下のポイントに注意してください。 <糖尿病と高血圧予防|食事のポイント1>野菜類から食べる 野菜類から先に食べることで食後の血糖値の上昇が緩やかになります。また、野菜や豆類などで少しお腹をふくらませておくと、肉類やご飯の量を減らすこともできます。ですので、食事をする際は、野菜類から食べるようにしてください。 <糖尿病と高血圧予防|食事のポイント2>ゆっくり食べる 早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。 <糖尿病と高血圧予防|食事のポイント3>規則正しく3食を食べる 1日に2食や、間隔の空き過ぎた食事の取り方はよくありません。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、規則正しく「3食」を食べることを心掛けてください。 <糖尿病と高血圧予防|食事のポイント4>腹八分目 慢性的な食べすぎは、余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。いつもお腹いっぱいに食べないと満足できない人は、注意が必要です。とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を控えてください。   【糖尿病と高血圧予防】運動 運動をすることで、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促進され、インスリンに頼らずに糖分が細胞や筋肉の中に吸収されるようになり、血糖値の低下が期待できます。また、長期的には、インスリン抵抗性を改善させ、血中のブドウ糖の量を良好にコントロールできるようにすることが期待されます。なお、おすすめの運動は「有酸素運動」と「レジスタンス運動」です。それぞれの運動については下記をご覧ください。 <糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動1>有酸素運動 有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことです。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。 <糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動2>レジスタンス運動 レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。   糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について 運動の頻度は「できれば毎日」少なくとも週に3~5回行うのが良いといわれています。しかし、普段から運動に親しんでいない方(または高齢の方)などでは、急激な運動はかえって体の負担となり、思いがけない事故を引き起こしてしまうこともあります。ですので、無理のない範囲で行なってください。運動は定期的に長く続けられることが秘訣です。自然の中で風景を堪能しながらの「ウォーキング」や楽しく続けられる「スポーツ」など、自分にあった運動の方法を探してみてくださいね。 当日の順番予約はこちらから

2022.10.05