- 板谷内科クリニックブログ
- インフルエンザ潜伏期間の症状・感染について|患者・家族の方へ
インフルエンザ潜伏期間の症状・感染について|患者・家族の方へ
2024.01.17
この記事では「インフルエンザウイルスの潜伏期間」について解説していきます。後半部分では「インフルエンザの初期症状」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
インフルエンザ潜伏期間とは
インフルエンザ潜伏期間の一般的な長さ
インフルエンザ潜伏期間の家族との関わり
インフルエンザ潜伏期間中にうつるのか?
インフルエンザ潜伏期間の主な症状
インフルエンザの予防接種、予防策について
インフルエンザの予防接種の時期について
当院では予約なしでインフルエンザ予防接種が可能です
インフルエンザ潜伏期間とは
インフルエンザウイルスの潜伏期間とは、インフルエンザウイルスに感染してから症状が現れるまでの時間を指します。通常は1~3日の潜伏期間が経過すると、発熱や倦怠感などの症状が現れます。ただし、潜伏期間中にも感染力があり、他者にウイルスを広げる可能性があるため注意が必要です。なお、発症直後に「インフルエンザ迅速検査」を行っても陽性となりづらい傾向があります。また、インフルエンザ迅速検査は、本当にインフルエンザに感染していても、必ずしも陽性になるわけではありません。それに検査陰性であっても、インフルエンザに感染していないとも言い切れません。したがって、インフルエンザの流行期において“インフルエンザ陽性者”との接触があった場合に、発熱・咽頭痛・関節痛といったインフルエンザ様症状を呈して受診された場合、検査が陰性でも「インフルエンザ」と臨床診断することがあります。インフルエンザの流行状況について知りたい方は「インフルエンザの流行状況(東京都2023-2024年シーズン)」をご覧ください。
インフルエンザ潜伏期間の一般的な長さ
インフルエンザウイルスの潜伏期間は一般的に1~3日とされています。ただし、潜伏期間は年齢や体質、体調によって個人差があり、この期間が長くなることもあります。例えば、子供や高齢者は通常、免疫系が未発達または衰えているため、潜伏期間が長くなることがあります。また、基礎疾患を抱えている方も同様です。インフルエンザウイルスの潜伏期間は個人差が大きいため、「インフルエンザ陽性者」との接触があった場合は十分に注意してください。
インフルエンザ潜伏期間の家族との関わり
インフルエンザは「飛沫感染」や「接触感染」により感染が広がります。したがって、インフルエンザに罹患した可能性がある場合は、家庭内での感染リスクに注意してください。具体的には、家庭内での感染リスクは密なコミュニケーションや共有する空間によって高まりますので、なるべく3密(密閉・密集・密接)を避けてください。また、共用の食器やタオルに触れることにより、家族内でのウイルスの拡散が生じますので、感染者が触れたものに触れないように気を付けてください。家族内にインフルエンザ患者が発生すると、家族にインフルエンザが蔓延することが危惧されますので、十分に注意してくださいね。なお、家庭内感染への対策としては、以下が有用です。
・換気は積極的に行う
・タオルなどの共有はしない
・接触が必要な場合にはマスクを装着
・マスクを外す際には2m以上離れる
・インフルエンザ患者の入浴は最後に行うか
・インフルエンザ患者の衣類などに触れた際には必ず手洗いをする
インフルエンザ潜伏期間中にうつるのか?
インフルエンザウイルスは、症状をはっきりと感じることのない潜伏期間中から感染力を持っています。したがって、潜伏期間中でも十分に感染力はあります。特に、インフルエンザの発症前24時間から発病後3日程度までが最も感染力が強いと言われております。ですので、インフルエンザの症状が出てから気を付けるのではなく、インフルエンザの発症前から注意する必要があります。なお、インフルエンザの感染拡大を防ぐためには、手洗いやマスクの着用、密閉・密集・密接の回避が重要です。また、発症初期の段階で医療機関を受診し、専門医の指示に従うことも重要になります。
インフルエンザ潜伏期間の主な症状
インフルエンザウイルスに感染してから1~3日間程度の潜伏期間の後に、38℃以上の高熱、関節痛、頭痛、全身倦怠感などが突然あらわれます。そして、その後に鼻水・咳などの症状が出現し、約1週間程度で軽快するのが典型的なインフルエンザの症状になります。インフルエンザは「通常の風邪」と比較すると全身症状が強いことが特徴です。なお、全てのインフルエンザウイルスが重い症状をもたらすわけではありません。風邪とほぼ変わらないケースもあり、なかには自分がインフルエンザに感染したことに気づかない方もいます。インフルエンザに感染していることに気づかないままでいると、自分でも気づかないうちに周囲にウイルスを広げてしまう可能性があります。そのため、早い段階で自分がインフルエンザに感染していることに気づき、適切な対処をすることが非常に重要です。また、隠れインフルの場合、通常のインフルエンザと比べて症状が軽い点が挙げられますので、「少しでもおかしい」と感じたら、早めに病院へ行くことが大切になります。以下、インフルエンザの初期症状です。
・発熱
・全身倦怠感
・関節痛・筋肉痛
・頭痛
・食欲不振
インフルエンザの初期症状について詳しく知りたい方は「厚生労働省のサイト」をご覧ください。
インフルエンザの予防接種、予防策について
インフルエンザ予防接種は、インフルエンザの重症化を防ぐ上で極めて有効な方法です。したがって、インフルエンザの重症化を予防するためにもインフルエンザ予防接種を推奨します。インフルエンザは悪化すると、気管支炎や肺炎、脳症などの重篤な合併症を引き起こす恐れがありますので、高齢者や基礎疾患をお持ちの方には、インフルエンザ予防接種を強く推奨いたします。
インフルエンザの予防接種の時期について
インフルエンザ予防接種は、接種してから効果が現れるまで約2週間程度かかります。そのため、インフルエンザ予防接種は、インフルエンザが流行する前に受けておくことが望ましいとされています。なお例年、日本では12月~4月頃にインフルエンザが流行し、1月末~3月上旬に流行のピークを迎えます。したがって、12月中旬までにインフルエンザ予防接種を終えることが望ましいと考えられます。「厚生労働省」「文部科学省」「環境省」でも同様の見解を述べております。
当院では予約なしでインフルエンザ予防接種が可能です
インフルエンザウイルスに感染すると、約1週間で回復する場合が多いです。しかし、「インフルエンザ脳炎」や「ウイルス性肺炎」といった重大な合併症が現れて重症化する場合もあります。したがって、重症化のリスクを下げるためにもインフルエンザ予防接種を推奨いたします。特に、高齢者や基礎疾患をお持ちの方には、インフルエンザ予防接種を強く推奨いたします。なお、当院では、予約なしでインフルエンザ予防接種を実施しております。現在、診察時間内であれば当日の接種も可能ですので、突然の接種希望にも柔軟に対応できます。インフルエンザ予防接種をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
BLOG CATEGORY
-
神経内科
神経内科についての記事はこちらをクリック
-
アレルギー科
アレルギー科についての記事はこちらをクリック
-
リウマチ科
リウマチ科についての記事はこちらをクリック
-
糖尿病・代謝内科
糖尿病・代謝内科についての記事はこちらをクリック
-
美容注射
美容注射についての記事はこちらをクリック
-
各種検診
各種検診についての記事はこちらをクリック
-
内分泌内科
内分泌内科についての記事はこちらをクリック
-
腎臓内科
腎臓内科についての記事はこちらをクリック
-
循環器内科
循環器内科についての記事はこちらをクリック
-
消化器内科
消化器内科についての記事はこちらをクリック
-
呼吸器内科
呼吸器内科についての記事はこちらをクリック
-
内科
内科についての記事はこちらをクリック
BLOG TAG
- グリコアルブミン
- スローカロリー
- 血糖自己測定
- フルミスト点鼻液
- 鼻から
- インフルエンザワクチン
- 低血糖
- 大血管症
- がん
- うつ病
- 血糖コントロール
- メタボリックシンドロームとは
- ミトコンドリア糖尿病
- 家族性若年糖尿病
- MODY
- なりやすい
- 日本人
- 何型
- 確率
- 遺伝
- 副鼻腔炎
- 痩せる
- 治らない
- 頭痛
- 血糖値スパイクとは
- いつまで
- コロナ後遺症
- 中耳炎
- インフルエンザ脳症とは
- ワクチン
- 麻疹
- 違い
- D型
- C型
- B型
- A型
- インフルエンザC型
- インフルエンザB型
- インフルエンザA型
- インフルエンザ潜伏期間
- 潜伏期間
- インフルエンザ
- SAS
- 睡眠時無呼吸症候群
- 内科
- ダイアベティス
- 下げる
- 若い女性
- ピーク
- タバコ
- 変異株
- ピロラ
- エリス
- 目
- 食後
- 吐き気
- 60代
- 不眠
- 血糖値スパイク
- カフェイン
- 30代
- うつ
- 50代
- 40代
- 更年期
- 相談
- 方法
- タイプ
- 関連
- 20代
- 診察
- 評価法
- 診断基準
- 関係性
- 女性ホルモン
- 女性
- 副作用
- 費用
- デメリット
- メリット
- 減感作療法
- 男性
- チェック
- 不眠症
- 居眠り
- 意識が朦朧
- 眠気
- 痒み
- 皮膚
- 病名変更
- 名称変更
- 塩分
- 病気
- 脱毛症
- 糖質
- 抜け毛
- バナナ
- 摂取量
- コーヒー
- 糖尿病性ED
- ED
- 偏見
- 例
- 病名
- 言葉
- アドボカシー活動
- スティグマ
- ホルモン
- 精神疾患
- ストレス
- 糖尿病網膜症
- 糖尿病ケトアシドーシス
- 影響
- 喫煙
- 経口血糖降下薬
- 糖尿病かもしれない
- 境界型糖尿病
- 糖尿病予備群
- インスリン療法
- 骨折
- 骨粗鬆症
- 心筋梗塞
- 後遺症
- 脳梗塞
- 1型糖尿病
- 検診
- 生活習慣
- 歯周病
- 重症化
- 新型コロナウイルス
- 敗血症性ショック
- 感染症
- 敗血症
- 水分補給
- 関係
- 脱水症状
- 注意
- 効果
- 糖尿病予防
- 糖質制限
- 食べ物
- アルコール
- お酒
- 妊娠糖尿病
- 初期症状
- 慢性合併症
- 糖尿病腎症
- 理由
- スキンケア
- 保湿剤
- 痒さ
- 血糖値
- 食事
- 食べてはいけないもの
- 乳製品
- おすすめ
- 食生活
- ヒトヘルペスウイルス
- ウイルス
- 発熱
- 突発性発疹
- 呼吸器
- ヒトメタニューモウイルス感染症
- ヒトメタニューモウイルス
- 感染経路
- 小児
- RSウイルス感染症
- 手足口病
- 特徴
- 夏風邪
- ヘルパンギーナ
- 糖尿病足病変
- 血糖
- 糖尿病チェック
- 足
- 1型糖尿病
- 2型糖尿病
- 合併症
- インスリン
- 運動療法
- 子供
- くしゃみ
- 新型コロナウイルス感染症
- 点眼薬
- 点鼻薬
- 内服薬
- 有効
- 薬
- 対策
- 飛散
- 舌下免疫療法
- アナフィラキシーショック
- アレルギー
- 治療法
- 花粉症
- 無症状
- 待機期間
- 濃厚接触
- 期間
- 甲状腺ホルモン
- 甲状腺機能低下症
- 風邪
- 初期
- 感染対策
- オミクロン株
- 接種券
- 対象
- 新型コロナワクチン
- 3回目
- 甲状腺
- 栄養素
- 糖尿病
- 血圧
- 減塩
- 動脈硬化
- 食事療法
- 生活習慣病
- DASH食
- 高血圧
- 若葉区
- 脂質異常症
- 都賀
- 高脂血症
- 感染
- 運動
- 飲酒
- 接種後
- 接種率
- 千葉市
- 副反応
- 種類
- 接種
- 予約
- コロナワクチン
- コロナ
- 診断
- 予防
- 治療
- 改善
- 原因
- 検査
- 症状