糖尿病・代謝内科

空腹時血糖値とは?基準・測定方法・異常値の意味をわかりやすく解説

2026.01.13

健康診断で「空腹時血糖値が高い」と指摘され、戸惑っていませんか?空腹時血糖値は、食事をとっていない状態で測定する血糖値で、糖尿病の診断や日々の健康管理において非常に重要な指標です。この記事では、空腹時血糖値の基本的な意味から正常値・異常値の目安、具体的な測定方法、そして数値を改善するためのポイントまでわかりやすく解説します。受診のタイミングについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

【目次】
空腹時血糖値とは?意味と役割
空腹時血糖値の正常値・異常値の基準
空腹時血糖値が高くなる原因
空腹時血糖値の改善・予防方法
こんな症状・数値がある場合は受診を
まとめ|空腹時血糖値に不安がある方へ

 

空腹時血糖値とは?意味と役割

空腹時血糖値とは?意味と役割

空腹時血糖値とは、食後8~12時間以上にわたって水以外の飲食物を一切口にしていない状態で測定する血糖値のことです。食事の影響を受けない空腹時の血糖値を測ることで、膵臓から分泌されるインスリンがきちんと働いているか、体が血糖をうまくコントロールできているかを正確に評価できます。食後は誰でも血糖値が上がるため、その時点での測定では普段の血糖管理能力を正しく把握することが難しくなります。一方、空腹時であれば食事による一時的な変動がないため、体本来の血糖調節機能を反映した数値が得られるのです。このような理由から、空腹時血糖値は糖尿病の診断基準として採用されており、糖尿病予備群や将来的な発症リスクの評価にも広く用いられる重要な指標となっています。

 

空腹時血糖値の正常値・異常値の基準

空腹時血糖値の正常値・異常値の基準

日本糖尿病学会のガイドラインでは、空腹時血糖値の基準値と判定の目安について以下のように区分されています。

・正常:100mg/dL未満
・正常高値:100~109mg/dL
・境界型(糖尿病予備群):110~125mg/dL
・糖尿病型:126mg/dL以上

空腹時血糖値が100mg/dL未満であれば正常範囲とされ、血糖調節は良好と考えられます。一方で、100~109mg/dLは「正常高値」と呼ばれ、明らかな異常ではないものの、将来的な糖尿病発症リスクが高まる可能性があるため、特定保健指導の対象となることがあります。110~125mg/dLは境界型、いわゆる糖尿病予備群に該当し、生活習慣の改善や経過観察が必要とされます。なお、126mg/dL以上の場合は糖尿病型と判定され、別の日に再検査を行うなどして、糖尿病の診断を慎重に進めることになります。ただし、空腹時血糖値のみで糖尿病を確定診断することはなく、過去1~2か月の平均血糖状態を反映するHbA1cの値や、口渇、多尿、体重減少といった臨床症状、必要に応じて経口ブドウ糖負荷試験の結果などを含めて、総合的に評価することが重要です。基準値を超える結果が出た場合でも、自己判断せず、必ず医師の診察を受けて適切な対応を行うことが望まれます。

 

空腹時血糖値が高くなる原因

空腹時血糖値が高くなる原因

空腹時血糖値が高くなる背景にはさまざまな要因があります。生活習慣から体質、一時的な体調変化まで、その原因は多岐にわたります。ここでは、空腹時血糖値が上昇する主な原因について解説します。

インスリンの分泌低下または作用不全

空腹時血糖値が高くなる最も根本的な原因は、膵臓から分泌されるインスリンの量が不足しているか、インスリンが正常に働かない状態です。インスリンは血液中の糖を細胞に取り込ませ、血糖値を下げる重要なホルモンです。膵臓の機能が低下してインスリンの分泌量が減ると、血糖を十分に下げられなくなります。また、インスリンが十分に分泌されていても、細胞がインスリンの信号をうまく受け取れない「インスリン抵抗性」が生じている場合も、血糖値のコントロールが難しくなります。このような状態が続くと、空腹時であっても血糖値が高いまま維持されてしまい、糖尿病へと進行するリスクが高まるのです。

過度の糖質・高カロリー食や運動不足

日々の食生活や運動習慣も、空腹時血糖値に大きな影響を与えます。糖質や高カロリーの食事を過剰に摂り続けると、膵臓は常に大量のインスリンを分泌しなければならず、次第に疲弊していきます。その結果、インスリンの分泌能力が低下し、血糖値が下がりにくくなります。また、運動不足は筋肉量の減少や代謝の低下を招き、体が糖をエネルギーとして効率的に使えなくなるため、血糖値が上がりやすい体質になります。適度な運動は筋肉での糖の取り込みを促進し、インスリンの効きを良くする効果がありますが、それが不足すると血糖コントロールが悪化するのです。

ストレスや睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ

精神的・身体的なストレスや慢性的な睡眠不足も、空腹時血糖値を上昇させる要因となります。ストレスを受けると体内ではコルチゾールやアドレナリンといったストレスホルモンが分泌されますが、これらのホルモンには血糖値を上げる作用があります。また、睡眠不足が続くと自律神経やホルモンバランスが乱れ、インスリンの効きが悪くなることが知られています。さらに、睡眠不足は食欲を増進させるホルモンの分泌を促し、過食につながることもあります。このように、心身のストレスや不規則な生活リズムは、間接的にも直接的にも血糖値の上昇を引き起こす原因となるのです。

肥満・肥満に伴うインスリン抵抗性

体重が増加し肥満になると、特に内臓脂肪が蓄積することでインスリン抵抗性が強まります。内臓脂肪からは血糖値を上げやすくする物質が分泌され、インスリンの働きを妨げてしまうのです。その結果、膵臓はより多くのインスリンを分泌しようと負担がかかり、やがて分泌能力が追いつかなくなって血糖値が高い状態が続くようになります。肥満は糖尿病発症の最大のリスク因子の一つであり、空腹時血糖値が高い方の多くに肥満が見られます。逆に言えば、体重を適正範囲に戻すだけでもインスリンの効きが改善し、血糖値が下がる可能性が高いということです。

一時的に上がるケース(風邪・薬の影響など)もある

空腹時血糖値は必ずしも生活習慣や慢性的な病気だけで上昇するわけではありません。風邪やインフルエンザなどの感染症にかかると、体が炎症やストレスに対抗するためにストレスホルモンを分泌し、一時的に血糖値が上がることがあります。また、ステロイド薬や一部の降圧薬、利尿薬など、特定の薬剤の副作用として血糖値が上昇する場合もあります。さらに、検査前日の食事内容や睡眠不足、緊張状態なども測定値に影響を与えることがあります。このような一時的な要因で血糖値が高く出た場合は、体調が回復すれば正常に戻ることも多いため、1回の測定だけで判断せず、再検査や総合的な評価が必要です。

 

空腹時血糖値の改善・予防方法

空腹時血糖値の改善・予防方法

空腹時血糖値が高いと指摘されても、生活習慣を見直すことで改善できる可能性は十分にあります。ここでは、空腹時血糖値を改善し、将来の糖尿病を予防するための「具体的な方法」について解説します。

食事管理:低GI食・糖質制限・野菜中心のバランス食

食事は血糖値に直接影響を与えるため、毎日の食事内容を見直すことが最も重要です。低GI食品とは、食後の血糖値の上昇が緩やかな食品のことで、玄米や全粒粉パン、そば、豆類、葉物野菜などが該当します。これらを積極的に取り入れることで、血糖値の急激な上昇を防ぎ、膵臓への負担を軽減できます。また、過剰な糖質摂取を控えることも効果的です。白米やパン、麺類、甘いお菓子やジュースなどを減らし、代わりに野菜やタンパク質を中心にしたバランスの良い食事を心がけてください。なお、食事の順番も大切で、野菜から食べ始めることで血糖値の上昇を穏やかにできます。無理な制限ではなく、続けられる範囲での工夫が長期的な改善につながります。

運動習慣:ウォーキング・軽い筋力トレーニングを無理なく継続

適度な運動はインスリンの感受性を高め、血糖値の改善に寄与します。特に推奨されるのは、ウォーキングなどの有酸素運動です。1日30分程度、週に5回を目安に継続することで、筋肉による糖の取り込みが促進され、血糖コントロールの改善が期待できます。さらに、軽度から中等度の筋力トレーニングを組み合わせることで筋肉量が増加し、基礎代謝が向上するため、より高い効果が得られます。スクワットや軽い腕立て伏せなど、自宅で無理なく行える運動から始めてください。重要なのは、過度に激しい運動を行うことではなく、自身の体力に応じた強度で継続することです。なお、運動後は血糖値が低下しやすくなるため、定期的に身体を動かす習慣を身につけることが、空腹時血糖値を含めた血糖管理の改善に役立ちます。

生活リズム:十分な睡眠・ストレス管理・定期的な健診

質の良い睡眠とストレス管理も、血糖値のコントロールには欠かせません。睡眠不足はインスリンの働きを悪くし、食欲を増進させるホルモンの分泌を促すため、血糖値が上がりやすくなります。毎日6〜8時間の十分な睡眠を確保し、規則正しい生活リズムを整えることが大切です。また、慢性的なストレスは血糖値を上げるホルモンを分泌させるため、リラックスできる時間を意識的に作ってください。さらに、定期的に健康診断を受けて自分の血糖値の変化を把握し、早期に対策を講じることも予防には重要です。

自宅での血糖自己測定も習慣化して変動を知る

自宅で血糖値を測定できる血糖自己測定器を活用することで、日々の血糖値の変動をリアルタイムで把握できます。食事や運動の前後で測定することで、どの食品や行動が血糖値にどのような影響を与えているかが明確になり、より効果的な生活改善が可能になります。特に境界域や糖尿病予備群と言われた方は、自己測定を習慣化することで、自分の体の反応を知り、モチベーションを維持しながら改善に取り組めます。測定器は薬局やオンラインで購入でき、使い方も簡単です。ただし、測定結果に一喜一憂しすぎず、全体的な傾向を見ることが大切です。不安な点があれば、測定記録を持って医師に相談してください。

空腹時血糖値の改善と予防には、低GI食品や野菜中心のバランスの良い食事、ウォーキングや軽い筋力トレーニングといった無理のない運動習慣、そして十分な睡眠とストレス管理を含めた規則正しい生活リズムが基本となります。さらに、自宅での血糖自己測定を取り入れることで、自分の体の変化を具体的に把握でき、改善の実感を得ながら継続しやすくなります。これらは特別なことではなく、日常生活の中で少しずつ取り組める内容ばかりです。焦らず、できることから始めて習慣化していくことが、長期的な血糖コントロールと健康維持につながります。

 

こんな症状・数値がある場合は受診を

こんな症状・数値がある場合は受診を

空腹時血糖値が高いだけでは必ずしもすぐに病院へ行く必要はありませんが、特定の症状や数値が見られる場合には、早めの受診が重要です。放置すると糖尿病へ進行したり、合併症のリスクが高まったりする可能性があります。ここでは、医療機関を受診すべきサインについて具体的に解説します。

空腹時血糖値が100mg/dLを繰り返し超える

健康診断や自己測定で空腹時血糖値が100mg/dL以上の値を繰り返し示す場合は、医療機関での詳しい検査が必要です。1回だけ高い値が出た場合は、体調や測定条件の影響も考えられますが、何度測定しても100mg/dLを超えるようであれば、体の血糖調節機能に問題が生じている可能性があります。特に126mg/dL以上が続く場合は、糖尿病が強く疑われるため、早急に受診すべきです。医療機関では、空腹時血糖値だけでなくHbA1cや経口ブドウ糖負荷試験など、より詳細な検査を行い、正確な診断と適切な治療方針を立てることができます。自己判断で放置せず、専門医の評価を受けることが、将来の健康を守る第一歩となります。

HbA1cも高めで「糖尿病予備群・糖尿病」の可能性がある

空腹時血糖値とあわせて、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値も高い場合は、より注意が必要です。HbA1cは過去1〜2ヶ月の平均血糖値を反映する指標で、5.6%未満が正常、5.6〜6.4%が糖尿病予備群、6.5%以上で糖尿病が疑われます。空腹時血糖値は食事のタイミングや体調で変動しやすいですが、HbA1cは長期的な血糖コントロールの状態を示すため、両方が高い場合は糖尿病の可能性が高まります。糖尿病予備群の段階であれば、生活習慣の改善で正常値に戻すことも十分可能ですが、放置すると糖尿病へ進行するリスクが高いため、早めに医師の指導を受けて対策を始めることが重要です。

のどの渇き・頻尿・体重減少・だるさ・足のしびれなどの症状

血糖値が高い状態が続くと、体にさまざまな症状が現れることがあります。異常にのどが渇く、水をたくさん飲む、トイレの回数が増える、理由なく体重が減る、常に疲れやだるさを感じる、手足にしびれや痛みがあるといった症状は、糖尿病の典型的なサインです。これらは血糖値の上昇によって体内の水分バランスが崩れたり、神経がダメージを受けたりすることで起こります。特に体重減少や足のしびれは、糖尿病がある程度進行している可能性を示唆するため、これらの症状に気づいたら速やかに医療機関を受診してください。早期発見・早期治療によって、症状の悪化や合併症の発症を防ぐことができます。

すでに高血圧・脂質異常症など生活習慣病を指摘されている

すでに高血圧や脂質異常症(コレステロールや中性脂肪の異常)、肥満などの生活習慣病を指摘されている方は、空腹時血糖値が高い場合、特に注意が必要です。これらの病気は互いに関連し合い、いわゆる「メタボリックシンドローム」として動脈硬化や心血管疾患のリスクを大きく高めます。血糖値の異常が加わることで、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気を引き起こす危険性がさらに増すのです。すでに他の生活習慣病で通院中の方は、主治医に血糖値の異常についても相談し、総合的な管理を行うことが重要です。複数の病気を同時にコントロールすることで、将来的な合併症のリスクを大幅に減らすことができます。

 

まとめ|空腹時血糖値に不安がある方へ

まとめ|空腹時血糖値に不安がある方へ

空腹時血糖値は、糖尿病の早期発見や日々の生活習慣を見直すための非常に重要な指標です。健康診断で基準値を外れていたとしても、それは決して手遅れではありません。むしろ、体からの大切なサインとして受け止め、今から対策を始めることで糖尿病への進行を防ぎ、健康な生活を取り戻すことが十分に可能です。重要なのは、数値を見て不安になるだけでなく、医師と一緒に具体的な目標を設定し、食事・運動・生活リズムの改善計画を立てて実行していくことです。一人で悩まず、専門家のサポートを受けながら取り組むことで、無理なく継続でき、効果的な改善が期待できます。千葉市都賀周辺で血糖値や空腹時血糖値について気になる方、健康診断で指摘を受けて不安を感じている方は、ぜひ当院へご相談ください。精密検査から生活習慣の具体的なアドバイス、個別の治療計画の立案まで、丁寧にサポートいたします。お気軽にお問い合わせください。

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糖尿病と高血圧の関係

糖尿病・代謝内科に関する記事です。
糖尿病患者さんにおける「高血圧」の頻度は非糖尿病者に比べて約2倍高く、高血圧患者さんにおいても糖尿病の合併頻度は2~3倍高いと報告されています。 この記事では、糖尿病患者さんに向けて「糖尿病と高血圧の関係」を解説していきます。後半部分では「糖尿病と高血圧の予防」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか 【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです 【糖尿病と高血圧の関係2】肥満 【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです 糖尿病の血圧値について 糖尿病と高血圧予防 【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善 糖尿病と高血圧予防|食事のポイント 【糖尿病と高血圧予防】運動 糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について   糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか 糖尿病患者さんは「高血圧になりやすい」といわれています。なぜ糖尿病の方は高血圧になりやすいのでしょうか。糖尿病患者さんが高血圧になりやすいのには、以下の理由があげられます。 【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです 血糖値が高い状態では、血液の浸透圧が高くなっています。そのため、水分が細胞内から細胞外に出てきたり、腎臓からの水分の吸収が増えたりして、体液・血液量が増加し、血圧が上昇します。 【糖尿病と高血圧の関係2】肥満 2型糖尿病患者さんには肥満が多いのが特徴です。肥満になると交感神経が緊張し、血圧を上げるホルモンが多く分泌されるため、高血圧になります。このようなことから、糖尿病患者さんは高血圧になりやすいと考えられています。 【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです インスリン抵抗性とは、インスリンの作用を受ける細胞の感受性が低下している状態です。インスリン抵抗性は、インスリンが効きにくくなったのを補うためにインスリンが多量に分泌され「高インスリン血症」を招きます(インスリン抵抗性自体が糖尿病の原因にもなります)。高インスリン血症では、交感神経の緊張、腎臓でナトリウムが排泄されにくい、血管壁を構成している細胞の成長が促進されるといった現象が起きて、血管が広がりにくくなり、血液量も増え、血圧が高くなるのです。 <高血圧とは?> 高血圧とは、運動したときなどの一時的な血圧上昇とは違い、安静時でも慢性的に血圧が高い状態が続いていることを指します。具体的には「収縮期血圧が140mmHg以上」「拡張期血圧が90mmHg以上」の場合をいい、どちらか一方でもこの値を超えていると高血圧と診断されます。高血圧は自覚症状がほとんどありません。しかし放置してしまうと心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながるため「サイレント・キラー」といわれています。高血圧が引き起こす合併症について知りたい方は「高血圧の症状にお困りの患者の方へ」をご覧ください。   糖尿病の血圧値について 日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」では、糖尿病患者さんの降圧目標を、130/80mmHg未満としています。ただし、高齢者では厳しい血圧コントロールは、ふらつきや起立性低血圧などの原因となる可能性があるため、やや高めに設定されています。高齢者では、それぞれの患者さんの病気の状態に合わせて慎重に血圧コントロールをしていきます。詳しくは「高血圧治療ガイドライン2014」に記載していますので、ご興味のある方はご覧ください。   糖尿病と高血圧予防 糖尿病と高血圧予防に有効な対策は「食生活の改善」と「運動」です。順番にご説明していきますね。 【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善 食事は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えてさまざまな食品をまんべんなくとることが大切です。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよく噛んで、腹八分目で食べるよう心掛けてください。バランスのとれた栄養を1日の必要量のカロリーでとることで、すい臓の負担は軽くなり、すい臓の能力は回復されます。   糖尿病と高血圧予防|食事のポイント 糖尿病と高血圧を予防するためには「食べ方」も大切です。食事する際は以下のポイントに注意してください。 <糖尿病と高血圧予防|食事のポイント1>野菜類から食べる 野菜類から先に食べることで食後の血糖値の上昇が緩やかになります。また、野菜や豆類などで少しお腹をふくらませておくと、肉類やご飯の量を減らすこともできます。ですので、食事をする際は、野菜類から食べるようにしてください。 <糖尿病と高血圧予防|食事のポイント2>ゆっくり食べる 早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。 <糖尿病と高血圧予防|食事のポイント3>規則正しく3食を食べる 1日に2食や、間隔の空き過ぎた食事の取り方はよくありません。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、規則正しく「3食」を食べることを心掛けてください。 <糖尿病と高血圧予防|食事のポイント4>腹八分目 慢性的な食べすぎは、余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。いつもお腹いっぱいに食べないと満足できない人は、注意が必要です。とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を控えてください。   【糖尿病と高血圧予防】運動 運動をすることで、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促進され、インスリンに頼らずに糖分が細胞や筋肉の中に吸収されるようになり、血糖値の低下が期待できます。また、長期的には、インスリン抵抗性を改善させ、血中のブドウ糖の量を良好にコントロールできるようにすることが期待されます。なお、おすすめの運動は「有酸素運動」と「レジスタンス運動」です。それぞれの運動については下記をご覧ください。 <糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動1>有酸素運動 有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことです。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。 <糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動2>レジスタンス運動 レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。   糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について 運動の頻度は「できれば毎日」少なくとも週に3~5回行うのが良いといわれています。しかし、普段から運動に親しんでいない方(または高齢の方)などでは、急激な運動はかえって体の負担となり、思いがけない事故を引き起こしてしまうこともあります。ですので、無理のない範囲で行なってください。運動は定期的に長く続けられることが秘訣です。自然の中で風景を堪能しながらの「ウォーキング」や楽しく続けられる「スポーツ」など、自分にあった運動の方法を探してみてくださいね。 当日の順番予約はこちらから

2022.10.05