内科

コロナワクチン接種後の副反応について解説します

2021.09.07

現在、日本で接種が行われているコロナワクチンは、安全性を確認した上で承認され、接種されています。そのため、コロナワクチン接種後にみられる副反応を過度に恐れることはありません。一般的にワクチン接種後には、身体が免疫をつける反応を起こすため、発熱や接種部位の痛みなどの副反応が多くの方に出現するとされています。ですから、副反応が起こっても慌てず、冷静に対処していただきたく存じます。 この記事では、これからコロナワクチンを接種される方に向けて、接種後の不安を和らげるため、副反応について解説いたします。記事の後半では、副反応がおこった場合の対応について詳しく書いておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

【目次】
コロナワクチン接種後の副反応について
コロナワクチン接種後の副反応の事例
【コロナワクチン接種後の副反応の事例】ファイザー社
【コロナワクチン接種後の副反応の事例】武田/モデルナ社
【コロナワクチン接種後の副反応の事例】アストラゼネカ社
コロナワクチン接種後の副反応の期間について
コロナワクチン接種後の副反応の発現率について
【コロナワクチン接種後の副反応の発現率】ファイザー社
【コロナワクチン接種後の副反応の発現率】武田/モデルナ社
【コロナワクチン接種後の副反応の発現率】アストラゼネカ社
コロナワクチン接種後の副反応が出た時の対応
<一次対応>(受診・相談)
<二次対応>(救急対応)
まとめ

 

 

 

 

コロナワクチン接種後の副反応について

 

コロナワクチン接種後の副反応について

現在、日本で接種が進められている新型コロナワクチンは非常に高い効果がありますが、接種後、副反応が起こるかもしれません。副反応は注射した部分の痛み、頭痛、関節の痛みなど、症状は様々。人によっては、コロナワクチン接種後に発熱をすることもあるでしょう。これらの副反応は一見すると体に異常をきたしているように思います。しかし副反応が生じるのは、免疫反応のあらわれと考えられ、きちんと免疫ができている証拠。ですから、副反応が起こることは、決して体に悪いことではありません。ですので、副反応が起こっても、慌てず冷静に対処してください。尚、副反応に関することは「厚生労働省のホームページ」にも記載しております。副反応について「どうしても不安」だという方は、一度目を通してみるといいでしょう。

 

 

 

 

コロナワクチン接種後の副反応の事例

コロナワクチン接種後の副反応の事例

ここでは、副反応の事例をご紹介します。現在、日本で接種できるコロナワクチンは3種類。「ファイザー社のコロナワクチン」、「武田/モデルナ社のコロナワクチン」、「アストラゼネカ社のコロナワクチン」となっております。製薬会社ごとに事例をご紹介していきますので、詳しくは以下をご覧ください。

 

 

 

【コロナワクチン接種後の副反応の事例】ファイザー社

ファイザー社のコロナワクチン接種後の副反応は、主に、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、寒気、発熱などになります。また、稀に起こる重大な副反応として、アナフィラキシーショックがございます。

 

 

【コロナワクチン接種後の副反応の事例】武田/モデルナ社

武田/モデルナ社のコロナワクチン接種後の副反応は、主に、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、寒気、発熱などになります。また、こちらもファイザー社と同様、稀に起こる重大な副反応として、アナフィラキシーショックがございます。

 

 

【コロナワクチン接種後の副反応の事例】アストラゼネカ社

アストラゼネカ社のコロナワクチン接種後の副反応は、主に、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、倦怠感、疲労、寒気、発熱などになります。また、こちらもファイザー社と同様、稀に起こる重大な副反応として、アナフィラキシーショックがございます。

 

 

以上が各社の主な副反応です。
尚、上記でご紹介致しました、アナフィラキシーショックについては「副反応の症状について説明している記事」で詳しく解説しております。こちらの記事を読めば一つ一つの症状について、より理解が深まると思いますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

 

コロナワクチン接種後の副反応の期間について

コロナワクチン接種後の副反応の期間について

コロナワクチン接種後の副反応は接種の翌日をピークに発現することが多く、数日以内に回復していきます。しかし、副反応には個人差があり、人によっては1ヶ月続いたケースもありました(多くの人は数日で落ち着きます)。ですから、コロナワクチン接種後は油断せず、しばらくは安静にしてください。尚、回復期間と同様、副反応の症状が出る期間にも個人差があります。人によっては二日後が副反応のピークになるかもしれません。ですので、コロナワクチン接種の翌日に症状がないからといって、大量にアルコールを接種したり、激しい運動をしないようにしてください。厚生労働省のホームページでも、コロナワクチン接種後に激しい運動はしないよう、忠告しております。(※当院にご相談をされた方で、あまりにも副反応の期間が長い、もしくは違和感が続く場合は、ご遠慮なくご相談ください)

 

 

コロナワクチン接種後の副反応の発現率について

コロナワクチン接種後の副反応の発現率について

続きましては、副反応の発現率をご紹介します。こちらも副反応の事例と同様、製薬会社ごとにご紹介していきます。詳しくは以下をご覧ください。

 

 

 

【コロナワクチン接種後の副反応の発現率】ファイザー社

ファイザー社のコロナワクチン接種後の副反応発現率は「接種部の痛み」「疲労」「頭痛」が50%以上。「筋肉痛」「悪寒」「関節痛」「下痢」「発熱」「接種部の腫れ」が10%〜50%、「吐き気」「嘔吐」が1%〜10%となっております。ファイザー社のコロナワクチンについて、より詳しく知りたい方は「ファイザー社のホームページ」をご覧ください。

 

 

【コロナワクチン接種後の副反応の発現率】武田/モデルナ社

武田/モデルナ社のコロナワクチン接種後の副反応発現率は「接種部の痛み」「疲労」「頭痛」「筋肉痛」が50%以上。「関節痛」「悪寒」「吐き気」「嘔吐」「リンパ節症」「発熱」「接種部の腫れ」「発赤・紅斑」が10%〜50%。「接種後7日以降の接種部の痛みなど」が1%〜10%となっております。武田/モデルナ社のコロナワクチンについて、より詳しく知りたい方は「武田/モデルナ社のホームページ」をご覧ください。

 

 

【コロナワクチン接種後の副反応の発現率】アストラゼネカ社

アストラゼネカ社のコロナワクチン接種後の副反応発現率は「接種部の痛み」「疲労」「頭痛」が50%以上。「悪寒」「関節痛」「吐き気」が10%〜50%、「発熱」「嘔吐」「接種部の腫れ」「発赤・紅斑」などが1%〜10%となっております。アストラゼネカ社のコロナワクチンについて、より詳しく知りたい方は「アストラゼネカ社のホームページ」をご覧ください。

 

 

以上が副反応の発現率です。
繰り返しになりますが、副反応は個人差がございます。ですから、これらの数値はあくまで参考でございます。1%の確率であっても、人によっては翌日に起こることがあります。ですので、コロナワクチン接種後、しばらくは安静にしましょう。

 

 

 

コロナワクチン接種後の副反応が出た時の対応

コロナワクチン接種後の副反応が出た時の対応

ここでは、コロナワクチン接種後に副反応が出た時の対応をご紹介します。コロナワクチン接種後、身体に異常を感じたり、体調不良が長く続く場合は、以下の手順でご対応ください。

 

 

【一次対応】(受診・相談)

①    当院にご相談ください。(板谷内科クリニック/ TEL 043-234-0220)


診療時間は以下の通りです。


<診療時間>
月・火・水・金(9:00〜12:15/14:30〜18:00) 土(9:00〜12:15)

※木・日・祝祭日は休日になります。

 

 


②    千葉県新型コロナワクチン副反応等専門窓口にご相談ください。
副反応等に関する医学的知見を有する看護師などが医師のバックアップを受けて、24時間体制(土日・祝日含む)で対応しております。

TEL 03-6412-9326(※おかけ間違いにご注意ください)

 

 

【二次対応】(救急対応)

専門的な対応が必要であると判断した場合には専門的医療機関をご紹介します。
紹介は当院、または「千葉県新型コロナワクチン副反応等専門窓口」を通じて致します。

 

 

 

まとめ

 

では、これまでの内容をまとめますと、

 

コロナワクチン接種後の副反応について
コロナワクチン接種後の副反応の事例
【コロナワクチン接種後の副反応の事例】ファイザー社
【コロナワクチン接種後の副反応の事例】武田/モデルナ社
【コロナワクチン接種後の副反応の事例】アストラゼネカ社
コロナワクチン接種後の副反応の期間について
コロナワクチン接種後の副反応の発現率について
【コロナワクチン接種後の副反応の発現率】ファイザー社
【コロナワクチン接種後の副反応の発現率】武田/モデルナ社
【コロナワクチン接種後の副反応の発現率】アストラゼネカ社
コロナワクチン接種後の副反応が出た時の対応
<一次対応>(受診・相談)
<二次対応>(救急対応)


以上でございます。

最後になりますが、現在、当院では患者様お一人お一人の立場に立ち、多様な悩みの解決をするよう努めております。ですので、コロナワクチンを接種後、身体に異常を感じたり体調不良が続く場合は、いつでもお気軽にご相談ください。尚、当院に電話をかけても繋がらない場合は、上述致しました「千葉県新型コロナワクチン副反応等専門窓口」にご相談いただければと存じます。こちらの窓口は、24時間体制(土日・祝日含む)で電話対応しております。ですから、深夜にお電話しても問題ありません。ご遠慮なくご相談ください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

コロナワクチン予防接種終了のお知らせ

この度、当クリニックにおける新型コロナウイルスワクチンの予防接種について、令和6年3月31日をもちましてすべての接種を終了いたしましたのでお知らせいたします。

今後の接種に関するお問い合わせは不要ですので、ご了承ください。

引き続き、皆様の健康を第一に考えた医療サービスの提供に努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。