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糖尿病予防のための運動ガイド:効果的な方法と実践のコツ
糖尿病・代謝内科に関する記事です。
この記事では「糖尿病予防に効果的な運動」について解説していきます。後半部分では、「運動の注意点」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
なぜ糖尿病予防には運動が効果的なのか?
糖尿病予防に効果的な運動の種類
糖尿病予防のための運動方法とタイミング
糖尿病予防のための運動メニュー例
糖尿病予防における運動の注意点
糖尿病予防のご相談なら板谷内科クリニックへ
なぜ糖尿病予防には運動が効果的なのか?
糖尿病予防において、運動は極めて有効な手段です。運動は、体内の「インスリン」の効率的な利用を促進し、筋肉が血糖を取り込むのを助けます。また、運動によって体重が減少し、肥満や過体重のリスクが低下します。そのため、インスリン抵抗性が改善され、糖尿病の発症リスクが軽減されます。さらに、運動は心血管の健康にも寄与します。血圧やコレステロール値の改善が期待できるため、糖尿病に関連する心血管疾患のリスクを低減します。また、運動はストレスの軽減にも効果があります。ストレスは血糖値の上昇に繋がるため、精神的な健康を保つことも糖尿病予防に重要です。このように、運動は血糖値管理、心血管の健康向上、ストレス軽減など、様々な面から糖尿病予防に役立ちます。したがって、運動は糖尿病予防において非常に効果的な手段と言えます。なお、運動療法の目的は、血糖値のコントロールを改善し、糖尿病の合併症を予防することです。運動は、筋肉の柔軟性や強度を向上させ、代謝を改善します。これにより、血糖値の上昇を抑え、インスリンの効果を高めることができます。そのため、適切な運動計画を立て、定期的に運動することが重要です。「厚生労働省のサイト」や「糖尿病を改善するための運動」でも同様の見解を述べております。
糖尿病予防に効果的な運動の種類
糖尿病予防に効果的な運動には、「有酸素運動」と「レジスタンス運動」があります。
【糖尿病予防に効果的な運動の種類1】有酸素運動
有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに酸素を使う運動のことです。ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどが一般的な有酸素運動の例になります。有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。なお、一般的に「週150分以上」の有酸素運動が推奨されています。この目標に向かって努力することで、健康的な生活習慣を築くことができます。
【糖尿病予防に効果的な運動の種類2】レジスタンス運動
レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動のことです。ウエイトトレーニング、体幹トレーニング、ゴムチューブを使ったエクササイズなどがレジスタンス運動の例になります。レジスタンス運動は、筋肉量を増やし、血糖値の管理をサポートするのに役立ちます。また、筋力トレーニングは骨密度を向上させ、骨粗鬆症のリスクを減らすのにも効果的です。そのため、糖尿病予防に極めて効果的な運動だと考えられています。なお、レジスタンス運動は、筋肉量の増加、筋力の向上、筋持久力の向上を促す筋力トレーニングとして、高齢者からアスリートまで広く行われています。レジスタンス運動について詳しく知りたい方は「糖尿病情報センターのサイト」をご覧ください。
有酸素運動とレジスタンス運動の併用は、それぞれの運動単独よりも効果的に糖尿病を改善させることが報告されています。したがって、両方の運動をバランスよく取り入れることが糖尿病予防にとって重要です。「糖尿病ネットワーク」でも同様の見解を述べております。
糖尿病予防のための運動方法とタイミング
食後1時間後に運動すると、食後の高血糖状態が改善されることが知られています。そのため、運動を実施するタイミングとしては、食後1時間後がお勧めです。次に、運動の頻度に関しては、「できるだけ毎日」、少なくとも「週に3~5回」行うのが良いとされています。そのため、時間に余裕のある方は週に5日間、1日あたり30分以上の運動を行ってください。なお、運動強度については、中等度の全身を使った有酸素運動がお勧めです。そして運動時間は各20~60分間行い、計150分以上が一般的に推奨されています。定期的に運動をすることで、血糖値のコントロールが向上し、糖尿病のリスクを軽減できます。したがって、適度な運動を定期的に行ってください。「運動に適した時間帯はいつ?」でも同様の見解を述べております。
糖尿病予防のための運動メニュー例
健康な生活を維持し、糖尿病のリスクを低減するためには、適切な運動が重要です。以下、糖尿病予防のための運動メニューの例になります。
有酸素運動(週3〜5回)
ウォーキング:毎日30分から60分のウォーキング。
ジョギング:20分から30分のジョギング。
サイクリング:1時間のサイクリングを週に2回行う。
水泳:週に1〜2回の水泳を取り入れる。
レジスタンス運動(週2〜3回)
ウエイトトレーニング:上半身と下半身の筋力トレーニングを行う。
ボディウェイトトレーニング:腕立て伏せ、スクワット、腹筋などのエクササイズを行う。
ヨガやピラティス:柔軟性を高め、筋力を向上させる。
ストレッチ(毎日)
朝起きてからのストレッチ:身体を目覚めさせ、柔軟性を保つ。
就寝前のストレッチ:リラックスし、筋肉の緊張を解く。
アクアエクササイズ(週1〜2回)
アクアエクササイズとは、水中で行う運動のことです。水中でのウォーキング、レジスタンスエクササイズ、ダンスなどが代表的なアクアエクササイズになります。アクアエクササイズは、有酸素運動とレジスタンス運動の両方を行うことができるため、バランス良く運動ができます。また、水の浮力を活用するため、肥満や関節への負担が心配な方に適しています。したがって、アクアエクササイズは健康的な運動習慣を築く上で優れた選択肢だと言えます。なお、アクアエクササイズは週に1〜2回、30分程度を継続的に行うことが推奨されています。
バランス運動(週1回)
バランス能力とは、静止状態を保ち続ける能力のことを指します。バランス能力を養うためには、片足で立ったり、ステップ運動を取り入れたりして、体幹を鍛えてください。また、バランスボールなどのトレーニンググッズの使用もバランス能力の向上に役立ちます。したがって、バランスボールなどのトレーニンググッズを積極的に活用してください。なお、バランス運動は簡単な動作で体を鍛えることができますが、転倒しないように注意してください。
糖尿病予防のためには、これらの運動をバランスよく取り入れることが重要です。ただし、運動を始める前には医師と相談し、個々の体力や健康状態に合わせたプランを立てることが大切です。
糖尿病予防における運動の注意点
糖尿病予防において、運動は極めて有効な手段です。ただし、運動は適切な方法で行うことが重要です。以下、運動における主な注意点になります。
【糖尿病予防における運動の注意点1】準備体操をする
急に運動を始めるとケガをする可能性があります。特に運動習慣がない方は注意が必要です。ケガをしないためにも、運動する前はしっかりと準備体操を行なってください。
【糖尿病予防における運動の注意点2】こまめに水分補給をする
運動中は、こまめに水分補給をし、脱水にならないようにすることも大切です。運動中は想像以上に汗をかいておりますので、こまめに水分補給を行ってください。
【糖尿病予防における運動の注意点3】血圧
運動をすると、一時的に血圧は上がります。ですので、重症の高血圧の方、労作性狭心症や心不全、腎不全などを合併している方は運動に注意が必要です。運動を始めるにあたっては、担当医とよく相談してから行ってください。
【糖尿病予防における運動の注意点4】軽い運動から始める
気合を入れて運動することはいいことですが、ケガをする可能性があります。特に運動習慣がない方は危険です。運動する際は無理せず、軽い運動から始めてください。
【糖尿病予防における運動の注意点5】高血糖と低血糖
運動中に高血糖や低血糖になるリスクがあります。特に糖尿病患者は、血糖値のコントロールが重要です。運動前後にはメディカルチェックを受け、血糖値の管理に留意してください。
※運動療法における注意点について知りたい方は「【糖尿病改善と予防】運動療法の効果や注意点について」をご覧ください。
糖尿病予防のご相談なら板谷内科クリニックへ
糖尿病になっても初期段階では自覚症状がありません。そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。糖尿病の症状に心当たりのある方、もしくは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
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2024.05.26
食後の血糖値を下げる運動方法とコツ
内科に関する記事です。
この記事では「食後の血糖値を下げる運動方法」について解説していきます。後半部分では「食後の血糖値を抑えるための具体的な運動例」や「運動する際の注意点」について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
食後の血糖値と運動の関係
食後の運動の適切なタイミングは何分後?
食後の血糖値を抑えるための具体的な運動例
食後の血糖値を抑えるための運動の注意点と安全性
食後の血糖値を抑えるための血糖値管理と予防への重要性
高血糖について不安な方はいつでもご相談ください
食後の血糖値と運動の関係
血糖値とは、血液中のブドウ糖(血糖)の量を示しています。血糖値は1日の中でも時間と共に変化し、食事の内容や量、運動やストレスなど様々な要因で変動します。特に血糖値に影響するのは食事です。食べ物が消化されて作られるブドウ糖は、主に腸管から吸収されて血液中に入るため、食後には血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上がります。なお、運動は血糖値の上昇をコントロールする助けとなります。特に有酸素運動は筋肉のグルコース利用を促進し、インスリンの働きを強化します。これにより、食後の血糖値の急激な上昇を緩和し、生活習慣病の予防にも寄与します。
食後の運動の適切なタイミングは何分後?
食後は血糖値が上昇しやすいため、食後1~2時間で運動するのが最も効果的です。食後にわずか2~5分の軽い運動をするだけでも「血糖管理を改善する効果」が得られますので、積極的に行ってください。ただし、インスリンやスルホニル尿素薬などの薬剤を使用している方は、「食前」や「空腹時」に運動すると低血糖を起こす可能性があるため、十分な注意が必要です。また、食後の激しい運動は消化を妨げる可能性があるため、適度な強度で行うことが大切です。
食後の血糖値を抑えるための具体的な運動例
血糖値を下げるのに効果的な運動には、「有酸素運動」と「レジスタンス運動」があります。
【食後の血糖値を抑えるための具体的な運動1】有酸素運動
有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに酸素を使う運動のことです。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。なお、有酸素運動は週150分以上が推奨されています。
【食後の血糖値を抑えるための具体的な運動2】レジスタンス運動
レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動のことです。スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。
食後の血糖値を抑えるための運動の注意点と安全性
ここでは、「運動する際の注意点」をご紹介していきます。運動する際は、以下のポイントに注意してください。
【食後の血糖値を抑えるための運動の注意点と安全性1】水分補給
運動中は、こまめに水分補給をし、脱水にならないようにすることも大切です。運動中は想像以上に汗をかいておりますので、こまめに水分補給を行ってください。
【食後の血糖値を抑えるための運動の注意点と安全性2】準備体操
急に運動を始めるとケガをする可能性があります。特に運動習慣がない方は注意が必要です。ケガをしないためにも、運動する前は十分な準備体操を行なってください。
【食後の血糖値を抑えるための運動の注意点と安全性3】血圧
運動をすると、一時的に血圧は上がります。ですので、重症の高血圧の方、労作性狭心症や心不全、腎不全、重症の眼底網膜病変などを合併している方は運動に注意が必要です。運動を始めるにあたっては、主治医とよく相談してから行ってください。
【食後の血糖値を抑えるための運動の注意点と安全性4】高血糖
血糖がコントロールされていないⅠ型糖尿病患者の方や、空腹時血糖が250mg/dL以上または尿ケトン体が陽性の方は、運動中に高血糖になることがあります。そのため、運動療法を始める前には必ずメディカルチェックを受け、主治医のアドバイスを受けるようにしてください
【食後の血糖値を抑えるための運動の注意点と安全性5】低血糖
糖尿病の方は、食前の運動によって低血糖になる可能性があるため注意が必要です。インスリンや内服薬を使用している糖尿病患者さんに関しては、お薬と運動の相乗効果により、運動後に低血糖が生じる可能性がありますので、注意してくださいね。
【食後の血糖値を抑えるための運動の注意点と安全性6】軽い運動から始める
運動の頻度は「できれば毎日」少なくとも週に3~5回行うのが良いといわれています。しかし、普段から運動に親しんでいない方(または高齢の方)などでは、急激な運動はかえって体の負担となり、思いがけない事故を引き起こしてしまうこともあります。ですので、運動する際は無理せず、軽い運動から始めてください。
【食後の血糖値を抑えるための運動の注意点と安全性7】体調が悪いときは休む
体調が悪いのに運動をしてしまうと、かえって体の負担となります。運動は継続することに意味がありますので、無理をしてはいけません。体調が悪いときは思い切って休んでください。
【食後の血糖値を抑えるための運動の注意点と安全性8】合併症
糖尿病の合併症が進行している場合、運動によって合併症を悪化させてしまうことがあります。ですので、合併症がある人は主治医とよく相談し、どんな運動なら行ってもよいか事前に確認してください。
食後の血糖値を抑えるための血糖値管理と予防への重要性
食後高血糖では、何よりも「食後の血糖値の管理」が重要です。食後の血糖値を管理することは、食後の急激な血糖上昇を防ぐため、生活習慣病リスクを軽減します。ですので、食後の血糖値管理を徹底し、血糖値の安定を図ってください。なお、血糖値の管理するためには、運動や食事の工夫だけでなく、定期的な健康チェックや医師の指導も欠かせません。これらのアプローチを組み合わせることで、食後の血糖値の安定を保ち、将来的な合併症のリスクを最小限にすることができます。
高血糖について不安な方はいつでもご相談ください
血糖値が高いままの生活を続けると、「血管がもろく、ボロボロになってしまう」いわゆる血管病になります。そして、全身にネットワークを結んでいる血管と神経が、血糖値の高い状態が続くことで侵され、適正な栄養の供給が途絶えて「全身の臓器」に様々な障害が起こってきます。したがって、血糖値が高い状態を放置してはいけません。高血糖にお心当たりのある方は早期の対策が重要です。高血糖にお心当たりのある方、あるいは日常生活の乱れにより「高血糖かもしれない…」と感じている方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
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2023.11.13
不眠症と運動の関係性について
内科に関する記事です。
この記事では、「不眠症と運動の関係性」について解説していきます。後半部分では「運動のタイミングと不眠症への影響」について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
運動と睡眠の関係性
運動の不眠症への効果
運動のタイミングと不眠症への影響
運動の種類について
運動をする際の注意点について
運動による心身のリラックス効果と不眠症に対する効果的な利用法
個人差と注意点
運動と睡眠の関係性
運動と睡眠には密接な関係があります。運動には睡眠を促進する効果があり、一方、睡眠をとることで、さらに効果的に体を動かすことができます。また、睡眠は脳と体にかかる「ストレス」や「疲労」を取り除く働きがあるため、睡眠の質を向上させることで体を健康な状態に保つことはもちろん、メンタルヘルスの向上にもつながります。このような理由から、スポーツパフォーマンスの向上や家事・仕事の効率を高めたい場合には、睡眠と運動のバランスを意識することが重要です。
運動の不眠症への効果
適度な運動は不眠症に対して効果的な手段とされています。運動によって体温が上昇し、その後の体温低下が入眠を促進します。さらに、適切な運動は睡眠の質を向上させ、深い眠りやREM睡眠の量を増やすと報告されています。習慣的に運動を行うことで、寝つきが良くなり、より良質な睡眠を得ることができますので、不眠症にお悩みの方は積極的に運動を行ってください。ただし、激しい運動は逆効果となる場合もあるため、適度な運動を心掛けてください。「不眠症 - e-ヘルスネット - 厚生労働省」でも同様のことを伝えております。
運動のタイミングと不眠症への影響
運動のタイミングは睡眠に影響を与える重要な要素です。一般的には、夕方から夜の時間帯(就寝の3時間前程度)に運動することが効果的だと言われています。このタイミングでの運動により、一時的に脳の温度が上昇し、就寝時に脳温が下がる量が増えます。これによって、脳の温度低下が睡眠の確立を促進し、より質の高い睡眠を得ることができます。ただし、就寝直前の運動は体を興奮させる可能性があるため、避けるべきです。適切なタイミングでの運動を選び、睡眠の質を向上させるためには、個々人の生活リズムや体調に合わせて調整することが重要です。不眠症の方は、医師や専門家と相談し、適切な運動スケジュールを確立することをお勧めします。
運動の種類について
不眠症に対して効果的な運動は個人によって異なる場合がありますが、一般的には以下のような運動が効果的とされています。
【不眠症に対して効果的な運動1】軽いジョギングやサイクリング
軽いジョギング、ウォーキング、サイクリングなどの有酸素運動は心拍数を上げ、体温を上昇させる効果があります。これにより、身体をリラックスさせるための条件を整え、入眠を促進することが期待されます。なお、有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに酸素を使う運動のことです。
【不眠症に対して効果的な運動2】ヨガ
ヨガは、リラックスやストレス軽減に効果があります。ヨガは、不眠症の原因の一つにストレスや緊張が関与している場合、特に効果的です。
【不眠症に対して効果的な運動3】水泳
水中での運動は体を軽く感じさせ、筋肉をリラックスさせる効果があります。また、水中の環境が落ち着きを与え、リラックス効果を高めることができます。
運動をする際の注意点について
運動をする際の注意点は、次の通りです。
【運動をする際の注意点1】こまめに水分補給をする
運動中は、こまめに水分補給をし、脱水にならないようにすることも大切です。運動中は想像以上に汗をかいておりますので、こまめに水分補給を行ってください。
【運動をする際の注意点2】準備体操をする
急に運動を始めるとケガをする可能性があります。特に運動習慣がない方は注意が必要です。ケガをしないためにも、運動する前はしっかりと準備体操を行なってください。
【運動をする際の注意点3】血圧
運動をすると、一時的に血圧は上がります。ですので、重症の高血圧の方、労作性狭心症や心不全、腎不全、重症の眼底網膜病変などを合併している方は運動に注意が必要です。運動をはじめるにあたっては、主治医とよく相談してから行ってください。
運動による心身のリラックス効果と不眠症に対する効果的な利用法
運動は心身にリラックス効果をもたらす有効な手段です。運動による身体の動きや筋肉の収縮は、日中の緊張やストレスを解放し、心をリフレッシュさせます。また、運動によって身体の代謝が活性化し、ストレスホルモンの分泌が抑制されることも知られています。なお、「疲れているのになかなか寝つけない」という方には、ストレッチをお勧めします。なぜならストレッチは身体の緊張を緩め、リラックス効果をもたらすことができるからです。以下、不眠症に対してストレッチを行う“利点”と“注意点”について説明します。
ストレッチを行う利点
【ストレッチを行う利点1】緊張緩和
ストレッチは筋肉の緊張をほぐすため、日中のストレスや緊張を軽減することができます。これにより、心身のリラックス状態を促進し、睡眠への移行をスムーズにします。
【ストレッチを行う利点2】入眠準備を整えることができる
就寝前にストレッチを行うことで、身体をリラックスさせ、入眠準備を整えることができます。深い呼吸やストレッチによって心拍数が落ち睡眠の質を向上させることが期待されます。
ストレッチを行う際の注意点
【ストレッチを行う際の注意点1】適度な強度と時間
ストレッチは無理なく、筋肉を適度に伸ばす程度の強度で行うことが重要です。過度な強さで行うと身体に負担をかける恐れがありますので、無理せず行ってください。
【ストレッチを行う際の注意点2】タイミング
ストレッチを就寝直前に行うと、体温やエネルギーレベルが上昇し、眠りにくくなる可能性があります。ストレッチは就寝の数時間前に行うことが望ましいです。
個人差と注意点
運動は睡眠の質を改善し、入眠を促進する効果があります。そのため、運動は不眠症に対して有効な手段の一つと言えます。ただし、個人によって運動の効果は異なる場合がありますので、注意が必要です。例えば、不眠症の原因や症状、身体的な状態などによっては、運動が効果を発揮しづらい場合があります。また、運動によって疲労感が増し、逆に眠りにくくなることもありますので、十分に気をつけなくてはいけません。もし運動を行っても不眠症の症状が改善されない場合や、逆に悪化する場合は、クリニックや専門家に相談することをお勧めします。当院では“不眠症の診療”や“薬の処方”だけでなく、診断書の発行も行っております。不眠で悩んでいる方、あるいは不眠症の症状にお心当たりのある方など、お気軽にご相談ください。
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2023.05.23
糖尿病と高血圧の関係
糖尿病・代謝内科に関する記事です。
糖尿病患者さんにおける「高血圧」の頻度は非糖尿病者に比べて約2倍高く、高血圧患者さんにおいても糖尿病の合併頻度は2~3倍高いと報告されています。
この記事では、糖尿病患者さんに向けて「糖尿病と高血圧の関係」を解説していきます。後半部分では「糖尿病と高血圧の予防」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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【目次】
糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか
【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです
【糖尿病と高血圧の関係2】肥満
【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです
糖尿病の血圧値について
糖尿病と高血圧予防
【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善
糖尿病と高血圧予防|食事のポイント
【糖尿病と高血圧予防】運動
糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について
糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか
糖尿病患者さんは「高血圧になりやすい」といわれています。なぜ糖尿病の方は高血圧になりやすいのでしょうか。糖尿病患者さんが高血圧になりやすいのには、以下の理由があげられます。
【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです
血糖値が高い状態では、血液の浸透圧が高くなっています。そのため、水分が細胞内から細胞外に出てきたり、腎臓からの水分の吸収が増えたりして、体液・血液量が増加し、血圧が上昇します。
【糖尿病と高血圧の関係2】肥満
2型糖尿病患者さんには肥満が多いのが特徴です。肥満になると交感神経が緊張し、血圧を上げるホルモンが多く分泌されるため、高血圧になります。このようなことから、糖尿病患者さんは高血圧になりやすいと考えられています。
【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです
インスリン抵抗性とは、インスリンの作用を受ける細胞の感受性が低下している状態です。インスリン抵抗性は、インスリンが効きにくくなったのを補うためにインスリンが多量に分泌され「高インスリン血症」を招きます(インスリン抵抗性自体が糖尿病の原因にもなります)。高インスリン血症では、交感神経の緊張、腎臓でナトリウムが排泄されにくい、血管壁を構成している細胞の成長が促進されるといった現象が起きて、血管が広がりにくくなり、血液量も増え、血圧が高くなるのです。
<高血圧とは?>
高血圧とは、運動したときなどの一時的な血圧上昇とは違い、安静時でも慢性的に血圧が高い状態が続いていることを指します。具体的には「収縮期血圧が140mmHg以上」「拡張期血圧が90mmHg以上」の場合をいい、どちらか一方でもこの値を超えていると高血圧と診断されます。高血圧は自覚症状がほとんどありません。しかし放置してしまうと心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながるため「サイレント・キラー」といわれています。高血圧が引き起こす合併症について知りたい方は「高血圧の症状にお困りの患者の方へ」をご覧ください。
糖尿病の血圧値について
日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」では、糖尿病患者さんの降圧目標を、130/80mmHg未満としています。ただし、高齢者では厳しい血圧コントロールは、ふらつきや起立性低血圧などの原因となる可能性があるため、やや高めに設定されています。高齢者では、それぞれの患者さんの病気の状態に合わせて慎重に血圧コントロールをしていきます。詳しくは「高血圧治療ガイドライン2014」に記載していますので、ご興味のある方はご覧ください。
糖尿病と高血圧予防
糖尿病と高血圧予防に有効な対策は「食生活の改善」と「運動」です。順番にご説明していきますね。
【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善
食事は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えてさまざまな食品をまんべんなくとることが大切です。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよく噛んで、腹八分目で食べるよう心掛けてください。バランスのとれた栄養を1日の必要量のカロリーでとることで、すい臓の負担は軽くなり、すい臓の能力は回復されます。
糖尿病と高血圧予防|食事のポイント
糖尿病と高血圧を予防するためには「食べ方」も大切です。食事する際は以下のポイントに注意してください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント1>野菜類から食べる
野菜類から先に食べることで食後の血糖値の上昇が緩やかになります。また、野菜や豆類などで少しお腹をふくらませておくと、肉類やご飯の量を減らすこともできます。ですので、食事をする際は、野菜類から食べるようにしてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント2>ゆっくり食べる
早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント3>規則正しく3食を食べる
1日に2食や、間隔の空き過ぎた食事の取り方はよくありません。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、規則正しく「3食」を食べることを心掛けてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント4>腹八分目
慢性的な食べすぎは、余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。いつもお腹いっぱいに食べないと満足できない人は、注意が必要です。とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を控えてください。
【糖尿病と高血圧予防】運動
運動をすることで、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促進され、インスリンに頼らずに糖分が細胞や筋肉の中に吸収されるようになり、血糖値の低下が期待できます。また、長期的には、インスリン抵抗性を改善させ、血中のブドウ糖の量を良好にコントロールできるようにすることが期待されます。なお、おすすめの運動は「有酸素運動」と「レジスタンス運動」です。それぞれの運動については下記をご覧ください。
<糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動1>有酸素運動
有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことです。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。
<糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動2>レジスタンス運動
レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。
糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について
運動の頻度は「できれば毎日」少なくとも週に3~5回行うのが良いといわれています。しかし、普段から運動に親しんでいない方(または高齢の方)などでは、急激な運動はかえって体の負担となり、思いがけない事故を引き起こしてしまうこともあります。ですので、無理のない範囲で行なってください。運動は定期的に長く続けられることが秘訣です。自然の中で風景を堪能しながらの「ウォーキング」や楽しく続けられる「スポーツ」など、自分にあった運動の方法を探してみてくださいね。
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2022.10.05
コロナワクチン接種後の運動について解説
内科に関する記事です。
コロナワクチン接種後に…運動ってしてもいいの?
このような疑問を抱えている方はいませんか?
「コロナワクチン接種当日の運動はダメ」「コロナワクチン接種の翌日も運動はダメ…」「いや、最低でも1週間は運動を控えよう!」など、コロナワクチン接種後の運動については情報が様々あります。
今回はその疑問にお答えするため「コロナワクチン接種後の運動」について解説したいと思います。
この記事では、コロナワクチン接種後の運動と併せて「コロナワクチン製造メーカーの見解」についても解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
【目次】
コロナワクチン接種後の運動について解説する前に
コロナワクチン接種後の運動について解説
コロナワクチン接種後の運動はいつからOK?
コロナワクチン接種後にしてはいけない激しい運動ってなに?
【コロナワクチン接種後にしてはいけない激しい運動1】マラソン
【コロナワクチン接種後にしてはいけない激しい運動2】水泳
【コロナワクチン接種後にしてはいけない激しい運動3】球技
コロナワクチン接種後の運動(コロナワクチン製造メーカーの見解)
【コロナワクチン接種後の運動】ファイザー社
【コロナワクチン接種後の運動】アストラゼネカ社
【コロナワクチン接種後の運動】武田/モデルナ社
コロナワクチン接種後の運動についてシンガポールの対応
【コロナワクチン接種後の運動】シンガポール
まとめ
コロナワクチン接種後の運動について解説する前に
コロナワクチン接種後の運動について解説する前に、大切なことをお伝えします。
それは、「コロナワクチンを接種すると副反応が起こるかもしれない」ということです。
副反応とは、コロナワクチン接種後、ウイルスに対する免疫ができる過程で、様々な症状が現れること。
具体的には、注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛みなどになります。
これらの症状は、基本的に数日もすれば回復していきます。
ですが、なかには症状が悪化して苦しいという方もいるかもしれません。
なのでもし心配な方、あるいは症状が悪化して苦しいという方は、「千葉県新型コロナワクチン副反応等専門相談窓口」といった自治体の支援制度もご活用ください。
こちらの窓口は24時間体制で相談できるようになっております。
千葉県新型コロナワクチン副反応等専門相談窓口
電話番号 03-6412-9326
受付時間 24時間(土曜日・日曜日、祝日含む)
コロナワクチン接種後の運動について解説
コロナワクチン接種後に運動はしてもいいのか?
接種後、1週間程度は激しい運動をするのはお控えください。
特に若い方(中でも男性に多い)では、接種後4日目くらいから心筋炎が報告されています。
報告では軽症例のみとなっていますが、不整脈などで突然死する可能性が指摘されています。
接種後胸部症状がある方は、特に症状が消失するまでは激しい運動はお控えください。
コロナワクチン接種後の運動はいつからOK?
上記で、コロナワクチン接種後の運動は避けるべきだとお伝えしました。
では、いつから運動はOKなのか?これに対する答えはありません。
コロナワクチン接種後の副反応は個人差が大きく、発熱して2日間寝込む人もいれば、翌日からいつも通りに生活している人もいます。
そのため、運動しても問題ない期間について一概にお伝えすることはできないのです。
こちらについてさらに詳細の情報をお求めの方は厚生労働省のホームページをご覧ください。
コロナワクチン接種後にしてはいけない激しい運動につきまして
基本的にはワクチン接種後すぐの運動は推奨できません。
運動の内容にもよりますが、マラソンや球技、水泳といった一般的な運動はできるだけ控えるか、軽度のトレーニング内容に抑えてください。
コロナワクチン接種後の運動(コロナワクチン製造メーカーの見解)
コロナワクチンの製造メーカーは接種後の運動について、どのように述べているかをみていきたいと思います。
【コロナワクチン接種後の運動】ファイザー社
ファイザー社では、コロナワクチン接種後の運動について、「接種当日の激しい運動は控えてください」と述べております。
具体的な運動について記載はありません。
さらに「〇〇日後から運動OK」という記載もありません。
なので、翌日以降は自分の体調を見ながら各自で判断してください、という意味になるでしょう。
ファイザー社のコロナワクチンについてもっと知りたい方は「ファイザー社のホームページ」をご覧ください。
【コロナワクチン接種後の運動】アストラゼネカ社
アストラゼネカ社では、コロナワクチン接種後の運動について、ファイザー社と同様に「接種当日の激しい運動は控えてください」と述べております。
こちらも「具体的な運動」や「日数」についての記載はありません。
なので、翌日以降は自分の体調を見ながら各自で判断してください、という意味になるでしょう。
アストラゼネカ社のコロナワクチンについてもっと知りたい方は「アストラゼネカ社のホームページ」をご覧ください。
【コロナワクチン接種後の運動】武田/モデルナ社
武田/モデルナ社では、コロナワクチン接種後の運動について、ファイザー社と同様に「接種当日の激しい運動は控えてください」と述べております。
こちらも「具体的な運動」や「日数」についての記載はなし。
ですので、翌日以降は自分の体調を見ながら各自で判断してください、という意味になるでしょう。
武田/モデルナ社のコロナワクチンについてもっと知りたい方は「武田/モデルナ社のホームページ」をご覧ください。
コロナワクチン接種後の運動についてシンガポールの対応
海外の対応についても一部紹介いたします。
こちらは7月に発表されたシンガポールの対応についてです。
シンガポールでは、コロナワクチン接種後の運動について、下記のように述べております。
【コロナワクチン接種後の運動】シンガポール
シンガポールでは、シンガポール保健省が2021年7月5日に新型コロナウイルスワクチンの「最新ガイドライン」を公表しました。
それによると、接種から1週間は激しい運動を控えるよう勧告しております。
シンガポールでは、コロナワクチン接種後に10代の男性1人が心不全に陥るなど、若い男性を中心に「心臓に問題が出るケース」が数件確認。
そのため「さらに慎重を期す措置」として1、2回目ともに接種後1週間は激しい運動を避けるように求めているそうです。
シンガポールはコロナワクチン接種開始当初、運動禁止期間を「12-24時間」としていたそうです。
そう考えると、日本も状況次第では「1週間は運動を控えてください」と勧告される可能性が十分に考えられます。
そうならないためにも、個々が運動を控え、安静に過ごすことが重要です。
【2022年2月追記】新型コロナワクチン接種の当院の状況につきまして
当院ではオミクロン株の新型コロナに対するワクチン接種を行なっております。
接種券をお持ちの方はこちらの千葉市のコロナワクチン予約サイトからご予約ください。
現在非常に多くの患者様に当院をご利用いただいており、お電話でのお問い合わせは大変繋がりにくくなっております。
また誤解されていらっしゃる方もおりますが、当院ではお電話で新型コロナワクチンの予約はできません。
当院では予約を取っておりませんので、診察をご希望の方は以下より当日の順番をお取りいただいた上でご来院いただけるとスムーズに診察が可能です。
当日の順番予約はこちらから
まとめ
では、これまでの内容をまとめますと
コロナワクチン接種後の運動について解説する前に
コロナワクチン接種後の運動について解説
コロナワクチン接種後の運動はいつからOK?
コロナワクチン接種後にしてはいけない激しい運動ってなに?
【コロナワクチン接種後にしてはいけない激しい運動1】マラソン
【コロナワクチン接種後にしてはいけない激しい運動2】水泳
【コロナワクチン接種後にしてはいけない激しい運動3】球技
コロナワクチン接種後の運動(コロナワクチン製造メーカーの見解)
【コロナワクチン接種後の運動】ファイザー社
【コロナワクチン接種後の運動】アストラゼネカ社
【コロナワクチン接種後の運動】武田/モデルナ社
コロナワクチン接種後の運動についてシンガポールの対応
【コロナワクチン接種後の運動】シンガポール
以上になります。
コロナワクチン予防接種終了のお知らせ
この度、当クリニックにおける新型コロナウイルスワクチンの予防接種について、令和6年3月31日をもちましてすべての接種を終了いたしましたのでお知らせいたします。
今後の接種に関するお問い合わせは不要ですので、ご了承ください。
引き続き、皆様の健康を第一に考えた医療サービスの提供に努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
2021.08.17
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