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内科のヒトメタニューモウイルスについての記事一覧
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ヒトメタニューモウイルス感染症にご注意ください
内科に関する記事です。
ヒトメタニューモウイルス感染症は呼吸器に炎症を引き起こす病気です。1~3歳の幼児の間で流行することが多いのですが、大人にも感染します。そのため、幼児だけではなく大人も注意が必要な病気だと言えるでしょう。
この記事では、ヒトメタニューモウイルス感染症について解説していきます。後半部分では「ヒトメタニューモウイルス感染症の予防対策」についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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【目次】
ヒトメタニューモウイルス感染症とは?
ヒトメタニューモウイルス感染症の特徴
ヒトメタニューモウイルス感染症の症状
ヒトメタニューモウイルス感染症の原因
ヒトメタニューモウイルス感染症の治療方法
ヒトメタニューモウイルス感染症の予防対策
登校許可証について
ヒトメタニューモウイルス感染症とは?
ヒトメタニューモウイルス感染症は呼吸器に炎症を引き起こす病気です。ヒトメタニューモウイルスは一般にあまり聞き慣れないウイルス名だと思いますが、2001年にオランダの研究グループが発見して報告した比較的歴史の浅いウイルスです。ヒトメタニューモウイルスは感染力が非常に強く、くしゃみや咳による飛沫感染や、ウイルスが付いた手や鼻水を拭いたタオルなどによる接触感染で広がります。ですので、普段から「手洗い」「うがい」、保育園や幼稚園で流行している時は「タオルやコップは別々にする」などの対策が必要です。
ヒトメタニューモウイルス感染症の特徴
ヒトメタニューモウイルス感染症は一年中感染する可能性はありますが、中でも3~6月が多く、ほぼ毎年流行がみられます。主に1~3歳の幼児の間で流行し、症状は「インフルエンザのような39度台の高熱が続き、RSウイルス感染症のような喘鳴が認められる」のが特徴です。RSウイルス感染症については「RSウイルス感染症について解説している記事」をご覧ください。
ヒトメタニューモウイルス感染症の症状
ヒトメタニューモウイルス感染症は咳、鼻水、発熱などの症状が主にみられます。症状はRSウイルス感染症と似ています。成人も含めて多くの場合は上気道炎(喉や鼻の風邪)症状のみですが、0~5歳の乳幼児や高齢者に感染すると気管支炎や肺炎を起こしやすいです。重症化すると呼吸困難に陥ることがありますが、命に関わることは極めて稀です。気管支炎と肺炎については下記をご覧ください。
【ヒトメタニューモウイルス感染症の症状1】気管支炎
気管支炎とは、気管支に炎症の中心があって、咳や痰などの呼吸器症状を引きおこす病気の総称です。 急性に起きる気管支炎の大半はウイルスやマイコプラズマなどによる感染症です。一方、慢性の気管支炎とは、数週間から数カ月の間咳や痰などの症状が続く場合を言います。
【ヒトメタニューモウイルス感染症の症状2】肺炎
肺炎とは、肺に炎症を起こす病気のことを指します。この炎症は、細菌やウイルスなどによって起こります(細菌やウイルスは、鼻や口から侵入し、のどを経由して肺の中に入り込みます)。健康な人は、この細菌やウイルスをのどでブロック出来ますが、風邪をひいたり免疫力が落ちている時は細菌やウイルスがのどや気管を通りぬけて肺まで侵入し、炎症を起こします。この状態を肺炎と言います。
ヒトメタニューモウイルス感染症の原因
ヒトメタニューモウイルス感染症の原因は、ヒトメタニューモウイルスに感染することです。このウイルスを保有している人から、飛沫感染・接触感染によって感染します。飛沫感染・接触感染については下記をご覧ください。
【ヒトメタニューモウイルス感染症の原因1】飛沫感染
飛沫感染は感染者の口から出た咳やくしゃみなどで飛び散ったウイルスを吸い込むことで感染します。
【ヒトメタニューモウイルス感染症の原因2】接触感染
接触感染は感染者の咳やくしゃみ、鼻水の飛沫が付いたタオルや食器に触れる事で感染します。
ヒトメタニューモウイルス感染症の治療方法
ヒトメタニューモウイルス感染症に特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法(症状を和らげる治療)が行われます。症状が強い時は、咳止め、解熱剤などのお薬を出すことがあります。水分をしっかりととり、温かくして、ゆっくりと休んでくださいね。
ヒトメタニューモウイルス感染症の予防対策
ヒトメタニューモウイルス感染症を予防できるワクチンは現在のところありません。ヒトメタニューモウイルス感染症の予防には手洗いやうがいを徹底して行ってください。以下、主な予防対策です。
【ヒトメタニューモウイルス感染症の予防対策1】手洗い・うがい
もっとも重要な予防対策は「手洗い」と「うがい」です。手洗いは石けんと流水でしっかり洗ってください。なお、手指の消毒にはアルコール手指消毒薬を使ってくださいね。
【ヒトメタニューモウイルス感染症の予防対策2】マスクの着用
せきが出ている年長児や成人はできる限り、ヒトメタニューモウイルス感染症の流行時期はもちろんのこと、流行時期でなくてもマスクを着用してください。また新生児、乳児への接触を避けることが感染予防につながります。マスクの着用とあわせてご注意ください。
【ヒトメタニューモウイルス感染症の予防対策3】身の回りの消毒
子供たちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめに消毒してください。消毒には、アルコール系消毒薬や次亜塩素酸ナトリウムを使うか、熱による消毒を行います。手すりのようなよく手が触れる場所は、アルコール系消毒薬や次亜塩素酸ナトリウムでこまめにふき掃除をしてください。なお、子供たちが日常的に触れるおもちゃはできるだけ個人専用にしてくださいね。
登校許可証について
学校や幼稚園に通っているお子さんが、感染症にかかった場合、感染症が拡がるのを防ぐため、感染の恐れがある間は登校・登園を控えていただく場合があります。ご注意ください。尚その後、感染の恐れがなくなり登校・登園する場合、学校や園によっては「登校許可証」が必要になる場合があります。「登校許可証」をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
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2022.09.17
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