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保護者の方へ:子供の麻疹(はしか)の症状と対処法
内科に関する記事です。
この記事では、「子供の麻疹」について解説していきます。後半部分では、「麻疹の合併症」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
麻疹とは:子供における基本知識
麻疹の感染経路
麻疹の経過と症状
子供に見られる麻疹の初期症状
麻疹の合併症
子供の麻疹症状に対する家庭での対応策
子供の麻疹に対する治療方法について
子供の麻疹予防:ワクチン接種の重要性
子供の麻疹についてはいつでも板谷内科クリニックに相談ください
麻疹とは:子供における基本知識
麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。麻しんウイルスの感染力は極めて強いため、感染者と同じ空間にいるだけで感染(空気感染)することがあります。そのため、しっかりとした予防策をとることが重要です。なお、麻しんウイルスは、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症します。そして一度感染して発症すると「一生免疫が持続する」と言われています(一度感染した方が高齢になってから修飾麻疹を発症される例が報告されていますが、極めて稀と考えられています)。「麻疹について解説しているサイト」や「感染症情報センター」でも同様のことを伝えています。
麻疹の感染経路
麻しんウイルスは空気感染、飛沫感染、接触感染を経て感染します。そして、麻しんワクチンを接種せず麻しんウイルスに感染した場合は90%以上が発病します。不顕性感染はほとんどありません。なお、麻しんウイルスは伝搬性が非常に高いため、麻疹の免疫がないグループに1人の発症がいると、12人~14人の方が感染すると言われています。
麻疹の経過と症状
麻疹の経過は3つの期間に分類され、次のような流れで発症から回復にいたります。
<カタル期(2〜4日)>
・倦怠感、不機嫌
・38度前後の発熱があり、いったん下がる
・咳、鼻水、くしゃみ
・目の充血、目やに
・口の中の白い斑点
<発疹期(3〜4日)>
・全身の発疹
・倦怠感、不機嫌
・再び発熱し、高熱になる
<回復期(7〜9日)>
・熱が下がって発疹が消失するけれど色素沈着が残る
子供に見られる麻疹の初期症状
麻疹ウイルスに感染後、10~12日間の潜伏期を経て38℃前後の発熱が2~4日間続き、体のだるさ、喉の痛み、鼻水、咳、充血、目やになどの症状が現れます。そしてその後、熱は一度下がりますが、半日ほどで39℃前後の高熱が再び現れ、首、耳の後ろ、おでこなどに赤い発疹ができ、2日ほどで全身に広がっていきます。この時期には前述した「風邪症状」が悪化しますが、3~4日後には熱は下がり、様々な症状も改善します。ただし、油断してはいけません。麻疹が重症化すると肺炎や脳炎を引き起こす可能性がありますので、ご注意ください。「国立感染症研究所」でも同様のことを伝えています。
麻疹の合併症
麻疹の合併症としては、以下のものが挙げられます。
【麻疹の合併症1】肺炎
肺炎とは、肺の組織が炎症を起こす疾患です。麻疹に感染すると、免疫系が弱まり、肺炎を引き起こすリスクが高まります。麻疹によって呼吸器系の免疫が低下し、通常は対処可能な細菌やウイルスによる肺炎にかかりやすくなります。また、肺炎は重症化すると呼吸不全を引き起こし、命に関わる場合もあります。したがって早期に適切な治療を受けることが重要です。なお、麻疹の肺炎には「ウイルス性肺炎」「細菌性肺炎」「巨細胞性肺炎」の3種類があります。詳しくは「厚生労働省のホームページ」をご覧ください。
【麻疹の合併症2】中耳炎
中耳炎とは、中耳の組織に炎症が起こる疾患です。麻疹に感染すると、免疫系の影響で中耳の炎症が起こりやすくなります。特に子供の場合は、中耳炎のリスクが高まります。中耳炎は痛みや聴力の低下といった問題を引き起こすだけでなく、重症化すると膿がたまる膿瘍や乳様突起炎を合併することがあります。したがって、早期に医師の診察を受け、適切な治療を行うことが重要です。
【麻疹の合併症3】心筋炎
心筋炎とは、心筋(心臓の筋肉)に炎症が起こる疾患です。麻疹に感染すると、免疫系の影響で心筋炎が発生するリスクがあります。特に心臓が弱い人や免疫が低下している人は、麻疹による心筋炎のリスクが高まります。心筋炎は心臓の機能を低下させ、重篤な合併症を引き起こす可能性があります。したがって、心筋炎は早期に診断され、適切な治療が行われることが重要です。
【麻疹の合併症4】クループ症候群
クループ症候群は、気道の狭窄や閉塞を引き起こす呼吸器疾患の一つです。麻疹に感染すると、気管や気管支の炎症が悪化し、クループ症候群が発生するリスクが高まります。特にクループ症候群は子供に多く見られ、発熱、咳、声のしわがれ、呼吸困難などの症状を引き起こします。クループ症候群が重症化すると呼吸不全や窒息の危険性があります。したがって、早期の診断と適切な治療が必要です。
【麻疹の合併症5】脳炎
脳炎とは、脳の組織に炎症が生じる疾患です。麻疹に感染すると、ウイルスが中枢神経系に侵入し、脳炎を引き起こすリスクが高まります。特に幼い子供や免疫が低下している人は、麻疹による脳炎のリスクが高まりますので、注意が必要です。脳炎は重篤な合併症であり、発熱、頭痛、意識障害、けいれん、神経学的な症状などを引き起こすことがあります。したがって脳炎は早期に診断され、適切な治療が行われることが極めて重要です。
【麻疹の合併症6】亜急性硬化性全脳炎
亜急性硬化性全脳炎は、中枢神経系に影響を及ぼす重篤な合併症の一つです。麻疹に感染すると、ウイルスが脳組織に直接侵入し、亜急性硬化性全脳炎が発症するリスクが高まります。亜急性硬化性全脳炎は、進行性の神経学的症状を引き起こし、失語、運動失調、痙攣、認知機能の低下などが引き起こされる可能性があります。したがって、早期の診断が極めて重要です。
子供の麻疹症状に対する家庭での対応策
麻疹症状に対する家庭での対応策は、次の通りです。
【子供の麻疹症状に対する家庭での対応策1】熱を測って観察
熱があるときは、朝・昼・夕方と1日3回熱を測ってください。もし高熱が持続する場合は、速やかに医師の診察を受けることをお勧めします。なお、熱を測る際は熱だけでなく、前回測定した時からの熱の上がり方にも注意してみてくださいね。
【子供の麻疹症状に対する家庭での対応策2】水分補給
麻疹では高熱や発疹により体内の水分が失われやすくなります。したがって、水分補給が非常に重要です。子供に十分な水分を摂取させ、脱水症状を予防してください。
【子供の麻疹症状に対する家庭での対応策3】なるべく安静に
安静にしていることで免疫システムが活性化し、症状の軽減に役立ちます。しがたって体が楽になるまで抱っこしたり、添い寝をしたりして、お子さんが静かに休めるようにしてあげてください。
【子供の麻疹症状に対する家庭での対応策4】部屋の環境に気をつける
室温は暑すぎたり、寒すぎたりしないようにしてください。部屋を暖めすぎると室内が乾燥し、余計に辛くなることもあります。ですので、数時間おきに窓をあけて換気したり、ぬれタオルや洗濯物を部屋にかけて湿度を保つなどしてください。なお、加湿器を使う場合は、水をこまめに換えて清潔にしないと雑菌を部屋中にバラまいてしまうことになりますので、ご注意ください。
【子供の麻疹症状に対する家庭での対応策5】お風呂を控える
お風呂は体力を消耗するため、症状が悪化することもあります。したがって、高熱がある場合や体調がすぐれない時は、湯船に入るのを控え、シャワーで身体を洗う程度にとどめるようにしてください。体力を温存し、安静に過ごすことが症状の回復につながります。
【子供の麻疹症状に対する家庭での対応策6】衣類に気をつける
熱が高い時は、布団をかけすぎたり、厚着にしないように気をつけてください。熱があるからといって厚着をさせる必要はありません。普段、着ている枚数で大丈夫です。なお、熱が上がっている時は、軽い衣類で体を覆い、汗をかいたら着替えさせるよう心掛けてください(背中に手を入れて汗をかいていたら着せすぎです)。
子供の麻疹に対する治療方法について
残念ながら麻疹に有効な治療はなく、解熱剤や点滴などの対処療法しかありません。そのため、発熱に対しては解熱剤の投与が行われ、体温を下げることで患者の体力を温存します。また、栄養状態が悪い方にはビタミンAが有効との報告があります。なお、合併症の予防や治療のために抗生物質が使用されることもあります。ただし、抗生物質は細菌感染にのみ効果があり、麻疹ウイルス自体には効果がありません。このため、抗生物質の適切な使用が重要です。麻疹は合併症が生じやすい疾患であり、重篤な合併症を発症するリスクがあるため、早期の医療処置が重要です。
子供の麻疹予防:ワクチン接種の重要性
麻疹は感染力が非常に強く、空気感染もするため「手洗い」「マスク」だけでは予防できません。麻疹の予防接種が最も有効な予防法と言えます。麻疹ワクチンの接種により「麻しん」に対する抗体ができ、罹患しにくくなります。また、麻疹の患者さんに接触した場合、72時間以内に麻疹ワクチンを接種することで、麻疹の発症を予防できる可能性があります。したがって、麻疹ワクチンの接種を推奨いたします。なお、麻疹ワクチン接種によって、95%以上の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができるとされています。麻疹ワクチンについて詳しく知りたい方は「麻疹(麻しん)ワクチンの種類と特徴:効果や期間について」をご覧ください。
子供の麻疹についてはいつでも板谷内科クリニックに相談ください
麻しんウイルスに感染すると、約10日後には発熱や咳、鼻水などの風邪のような症状が現れます。そしてその後、2~3日間熱が続き、39℃以上の高熱と発疹が出現します。さらに、肺炎や中耳炎を併発しやすく、1,000人に1人の割合で脳炎が発症するとされています。また、稀にではありますが、脳炎や肺炎による死亡例も報告されています。したがって、麻疹(はしか)を放置してはいけません。発疹や高熱など、麻疹の症状がある場合は「麻しんの疑いがあること」を医療機関に伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示に従ってください。なお、当院では、麻疹に関する相談や診察を行っています。麻疹についてご相談したい方、あるいは自分が麻疹なのか気になる方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
当日の順番予約はこちらから
2024.03.29
麻疹(麻しん)ワクチンの種類と特徴:効果や期間について
内科に関する記事です。
この記事では、「麻疹ワクチンの種類」について解説していきます。後半部分では、「麻疹ワクチン接種時の注意点」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
麻疹(麻しん、はしか)とは
麻疹ワクチンの種類と特徴
麻疹ワクチンの効果と期間
麻疹ワクチンの副作用(副反応)
日本で接種可能な麻疹ワクチン
麻疹ワクチン接種時の注意点
麻疹についての相談なら板谷内科クリニック
麻疹(麻しん、はしか)とは
麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。麻しんウイルスの感染力は極めて強いため、感染者と同じ空間にいるだけで感染(空気感染)することがあります。そのため、しっかりとした予防策をとることが重要です。なお、麻しんウイルスは、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症します。そして一度感染して発症すると「一生免疫が持続する」と言われています(一度感染した方が高齢になってから修飾麻疹を発症される例が報告されていますが、極めて稀と考えられています)。「厚生労働省のサイト」や「感染症情報」でも同様のことを伝えています。
麻疹ワクチンの種類と特徴
ここでは、麻疹ワクチンの種類と特徴をご紹介します。
【麻疹ワクチンの種類1】麻疹ワクチン
麻疹ワクチンは、麻疹(はしか)を予防するためのワクチンです。麻疹ワクチンの接種により「麻しん」に対する抗体ができ、罹患しにくくなります。麻しんは感染力が非常に強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。したがって、麻しんの予防接種が最も有効な予防法と言えます。麻疹ワクチンの接種をすることで、麻しんの発症を予防できる可能性がありますので、どうかご検討ください。なお、麻しんウイルスの主な感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染になります。
【麻疹ワクチンの種類2】麻疹風疹混合ワクチン( MR)
麻疹風疹混合ワクチン MRは、「麻しん(はしか)」と「風しん」を予防するためのワクチンです。麻疹風疹混合ワクチンの接種により「麻しん(はしか)」と「風しん」に対する抗体ができ、罹患しにくくなります。近年、成人の麻しんや風しん感染者が増加しています。成人が感染すると、子供に比べて重症化する可能性が高いため注意が必要です。また、妊娠初期の妊婦が「風しん」に感染すると、赤ちゃんが先天性風しん症候群という重篤な病気を持って生まれる可能性があります。したがって、現在では成人への接種が推奨されています。
【麻疹ワクチンの種類3】麻疹おたふくかぜ風疹混合ワクチン(MMR)
麻疹おたふくかぜ風疹混合ワクチンは、「麻疹(はしか)」「おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)」「風しん」を予防するためのワクチンです。麻疹おたふくかぜ風疹混合ワクチンの接種により、3種類のウイルスに対する免疫を獲得できます。したがって、麻疹おたふくかぜ風疹混合ワクチンは、それぞれのワクチンを個別に接種するよりも簡便です。麻疹おたふくかぜ風疹混合ワクチンは、1回の接種により3種類のウイルス全てに対する免疫を獲得できるため、接種率の向上に役立つ有益なワクチンだと考えられています。
麻疹ワクチンの効果と期間
麻疹ワクチンを接種後、約2週間で麻しんウイルスに対する抗体が血液中に現れ、「麻しん」に対する免疫を獲得できます。そして一度抗体が獲得できれば一生涯免疫が続くと考えられています。ただし、1歳未満で接種した際には、血液中に残っている移行抗体の影響でワクチンの効果が十分に発揮されない恐れがあります。したがって、通常は2回の定期接種(1歳と小学校入学前1年間)が推奨されています。
麻疹ワクチンの副作用(副反応)
ここでは、麻疹ワクチンの副作用(副反応)について解説します。
【麻疹ワクチンの副作用(副反応)1】麻疹ワクチン
麻疹ワクチン接種後5日~14日後を中心として、接種者の約5%前後が「37.5度以上38.5度未満」の発熱があります。また、約8%前後が38.5度以上の発熱、および約6%前後が「麻しん様の発疹」を経験することがあります。ただし、発熱は通常1日~2日間で解熱します。そして発疹は、「少数の紅斑」や「自然麻しん」に近い場合があります。なお、その他にも、接種部位の発赤や腫れ、熱性痙攣、蕁麻疹などが見られます。しかし、それらの症状はほとんどが一過性のものになります(稀に生じる重い副反応としては「脳炎脳症」や「急性血小板減少性紫斑病」があります)。
【麻疹ワクチンの副作用(副反応)2】麻疹風疹混合ワクチン
麻疹風疹混合ワクチン接種後、5日~14日後に「発熱」や「発しん」が多くみられます。また、接種直後から数日の間に、過敏症状と考えられる発熱、発疹、掻痒(かゆみ)などが現れることもあります。ただし、これらの症状は通常1日~3日で収まります。なお、稀に生じる重い副反応としては、アナフィラキシー様症状(ショック症状、蕁麻疹、呼吸困難等)、血小板減少性紫斑病、脳炎及び痙攣等が挙げられます。
日本で接種可能な麻疹ワクチン
日本で接種可能な麻疹ワクチンは次の通りです。
・麻疹ワクチン
・麻疹風疹混合ワクチン( MR)
・麻疹おたふくかぜ風疹混合ワクチン(MMR)
※日本で接種可能なワクチンの種類について詳しく知りたい方は「国立感染症研究所のホームページ」や「感染症情報センターのホームページ」をご覧ください。
麻疹ワクチン接種時の注意点
麻疹ワクチン接種時の注意点については、以下をご覧ください。
【麻疹ワクチン接種時の注意点1】接種後30分位は安静に
麻疹ワクチンを接種した後、30分位は安静にしてください。もし、その間に体調の異常を感じましたら「医師」または「看護師」に申し出てください。
【麻疹ワクチン接種時の注意点2】飲酒や激しい運動
麻疹ワクチンの接種当日は、飲酒や激しい運動は避けてください。なお、入浴は問題ありませんが、注射部位をこすることはやめてください。
【麻疹ワクチン接種時の注意点3】注射部位を清潔に保つ
麻疹ワクチンを接種する際は、注射部位を清潔な状態に保つことが重要です。清潔な環境で接種を行うことで、感染症やその他の合併症のリスクを最小限に抑えることができます。接種前には、注射部位の周囲を適切に清拭し、接種後も清潔な状態を維持するように心掛けてください。
【麻疹ワクチン接種時の注意点4】発熱や発しん
麻疹ワクチンの接種後5日から14日後に「発熱」や「発しん」が多くみられます。これらの症状が酷い場合や、筋肉痛、頭痛、関節痛などが現れて辛い場合は、「医師」または「看護師」にご相談ください。
【麻疹ワクチン接種時の注意点5】妊娠
麻疹ワクチンは弱毒生ウイルスを含むため、接種後2ヶ月間は妊娠を避けるようにしてください。
【麻疹ワクチン接種時の注意点6】予防接種を受ける際の間隔
麻疹ワクチンの接種後、1ヶ月以内に医療機関を受診する際は、麻疹ワクチンの予防接種を受けたことを医師に伝えてください。麻疹ワクチンの予防接種を受けてから27日以上の間隔を置かないと、他の予防接種を受けることができない可能性がありますので、ご注意ください(他の予防接種を受ける際の間隔については医師の指示に従ってください)。
麻疹についての相談なら板谷内科クリニック
麻しんウイルスに感染すると、約10日後には発熱や咳、鼻水などの風邪のような症状が現れます。そしてその後、2~3日間熱が続き、39℃以上の高熱と発疹が出現します。さらに、肺炎や中耳炎を併発しやすく、1,000人に1人の割合で脳炎が発症するとされています。また、稀にではありますが、脳炎や肺炎による死亡例も報告されています。したがって、麻疹(はしか)を放置してはいけません。発疹や高熱など、麻疹の症状がある場合は「麻しんの疑いがあること」を医療機関に伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示に従ってください。なお、当院では、麻疹に関する相談や診察を行っています。麻疹についてご相談したい方、あるいは自分が麻疹なのか気になる方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
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2024.03.28
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