板谷内科クリニックブログ

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内科の後遺症についての記事一覧

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インフルエンザの後遺症について

内科に関する記事です。
この記事では「インフルエンザの後遺症」について解説していきます。後半部分では「インフルエンザ後遺症の一般的な症状」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 インフルエンザに後遺症はあるのか 後遺症と合併症の違い インフルエンザ後遺症の一般的な症状 インフルエンザ潜伏期間の一般的な長さ インフルエンザ後遺症の影響 コロナウイルスとの後遺症の違い インフルエンザの後遺症については板谷内科クリニックに相談ください   インフルエンザに後遺症はあるのか 結論を申し上げますと、インフルエンザは後遺症を引き起こす可能性があります。インフルエンザは、鼻や口から侵入した「インフルエンザウイルス」が肺や気道で感染・増殖することで引き起こされる疾患です。通常、インフルエンザウイルスに感染してから1~3日間程度の潜伏期間の後に、38℃以上の高熱、関節痛、頭痛、全身倦怠感などが突然あらわれます。そして、その後に鼻水・咳などの症状が出現し、約1週間程度で軽快するのが典型的なインフルエンザの症状です。ただし、一部の患者さんでは、インフルエンザ後にさまざまな後遺症が発生することがあります。最も一般的な後遺症の一つは、肺炎や中耳炎などの二次感染症の発症です。また、心臓や脳に影響を及ぼすこともあるため、「ウイルス性肺炎」や「インフルエンザ脳炎」などの合併症が起こることがあります。さらに、インフルエンザがトリガーとなって免疫系が過剰に反応し、肺炎球菌や赤痢菌などの他の病原体による感染症が引き起こされることもあります。したがって、インフルエンザ感染後に体調に異常を感じたら、速やかに医療機関を受診することが重要です。   後遺症と合併症の違い 合併症は、病気や手術、検査の過程で関連して発生する症状や疾患を指します。例えば、インフルエンザの合併症は、インフルエンザに罹患したことが原因で、別の疾患や症状が発生することを意味します。一方、後遺症は、ケガや病気の急性期が終わった後に残る、あるいは長期間継続する症状を指します。合併症が発生すると、通常、治療期間が延長されるため、後遺症の発生リスクは高くなります。   インフルエンザ後遺症の一般的な症状 インフルエンザ後遺症の一般的な症状は、以下の通りです。 ・喉が痛くて声が出ない ・熱や寒気、倦怠感が続き睡眠障害がある ・味覚障害や嗅覚異常、鼻水などの副鼻腔炎の症状がある ・咳や痰が長引き息苦しい インフルエンザは、免疫力の弱い子供だけでなく、大人でも重篤な合併症を引き起こす可能性があります。高齢者や心疾患、呼吸器疾患を持つ方は、上記の症状に加えて「インフルエンザ脳炎」や「ウイルス性肺炎」などの合併症を併発する可能性が高まります。重篤な合併症になった場合、後遺症が出現するだけでなく、死亡する可能性もありますので、ご注意ください。   インフルエンザ潜伏期間の一般的な長さ インフルエンザウイルスの潜伏期間は、一般的に1~3日が平均とされています。ただし、潜伏期間は年齢や体質、体調によって個人差があり、この期間が長くなることもあります。例えば、子供や高齢者は通常、免疫系が未発達または衰えているため、潜伏期間が長くなることがあります。また、基礎疾患を抱えている方も同様です。インフルエンザウイルスの潜伏期間は個人差が大きいため「インフルエンザ陽性者」との接触があった場合は十分に注意してください。   インフルエンザ後遺症の影響 インフルエンザウイルスに感染すると、約1週間で回復する場合が多いです。しかし一部の患者さんでは「咳や痰が長引いて息苦しい…」「喉が痛くて声が出ない…」などインフルエンザ後にさまざまな後遺症が発生することがあります。また、「インフルエンザ脳炎」や「ウイルス性肺炎」といった重大な合併症が現れて重症化する場合もあります。したがって、早期の医療介入が重要です。速やかに医療機関を受診し、適切な治療を受けることで後遺症のリスクを軽減できます。また、予防接種を受けることでインフルエンザ感染のリスクを軽減し、後遺症の発症を予防することができます。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方には、積極的にインフルエンザ予防接種を受けることをお勧めします。   コロナウイルスとの後遺症の違い 一般的に、新型コロナウイルスに感染した人は、インフルエンザ感染者よりも後遺症リスクが高いと考えられています。名古屋工業大学の調査では、インフルエンザに感染してから2カ月以内に「せき」や「頭痛」で受診するリスクは、感染していない人に比べて約1.8倍程度であり、倦怠感に関しては「ほぼ変わりなし」と報告されています。一方、新型コロナ感染者と感染していない人を比較すると、せきで受診するリスクは約8.20倍、呼吸困難は約7.92倍、味覚や嗅覚の障害は約5.97倍、倦怠感は約3.64倍、頭痛は約2.87倍と、インフルエンザの場合よりも高い傾向が示されています。このことから、一般的に新型コロナウイルスに感染した人は、インフルエンザ感染者よりも後遺症リスクが高いとされています。   インフルエンザの後遺症については板谷内科クリニックに相談ください インフルエンザウイルスに感染すると、約1週間で回復する場合が多いです。しかし「インフルエンザ脳炎」や「ウイルス性肺炎」といった重大な合併症が現れて重症化する場合もあります。したがって、重症化のリスクを下げるためにもインフルエンザ予防接種を推奨いたします。特に、高齢者や基礎疾患をお持ちの方には、インフルエンザ予防接種を強く推奨いたします。なお、当院ではインフルエンザ予防接種を実施しております。診察時間内であれば当日の接種も可能ですので、突然の接種希望にも柔軟に対応できます。インフルエンザ予防接種をご希望の方は、お気軽にご連絡ください。また、インフルエンザ感染後から体調不良が続いている方、あるいはインフルエンザ感染後の後遺症についてご相談したい方などいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。 当日の順番予約はこちらから

2024.04.10