板谷内科クリニックブログ

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コロナ後遺症はいつまで続く?よくある症状や治療法を解説

内科に関する記事です。
この記事では「コロナ後遺症」について解説していきます。後半部分では「コロナ後遺症の治療と対処法」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box { text-align: center; } .cv_box a{ text-decoration: none !important; color: #fff !important; width: 100%; max-width: 400px; padding: 10px 30px; border-radius: 35px; border: 2px solid #fff; background-color: #ffb800; box-shadow: 0 0 10pxrgb(0 0 0 / 10%); position: relative; text-align: center; font-size: 18px; letter-spacing: 0.05em; line-height: 1.3; margin: 0 auto 40px; text-decoration: none; } .cv_box a:after { content: ""; position: absolute; top: 52%; -webkit-transform: translateY(-50%); transform: translateY(-50%); right: 10px; background-image: url("https://itaya-naika.co.jp/static/user/images/common/icon_link_w.svg"); width: 15px; height: 15px; background-size: contain; display: inline-block; } 【目次】 コロナ後遺症とは コロナ後遺症のよくある症状 コロナ後遺症はいつまで続く? 長期にわたるコロナ後遺症の事例 コロナ後遺症の治療と対処法 コロナ後遺症に悩む方は当院へご相談ください   コロナ後遺症とは コロナ後遺症とは、新型コロナウイルス感染症から回復した後にも、罹患後症状(いわゆる後遺症)として、様々な症状が見られることを指しています。具体的には、原因が明らかでないもので、罹患してすぐの時期から持続する症状、回復した後に新たに出現する症状、そして症状が消失した後に「再び生じる症状」の全般を指しています。なお、WHOでは、コロナ後遺症のことを「post COVID-19 condition(long COVID)」と名付けています。そして、「新型コロナウイルスに罹患した人にみられ、少なくとも2カ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの(通常はCOVID-19の発症から3カ月経った時点にもみられる。)」と、コロナ後遺症について定義しています。「厚生労働省のホームページ」や「東京都保険医療局のホームページ」でも同様の見解を伝えています。   コロナ後遺症のよくある症状 コロナ後遺症の代表的な症状として、下記のものが報告されています。 <呼吸器症状> ・咳 ・喀痰 ・息切れ ・胸痛 <精神・神経症状> ・記憶障害 ・集中力低下 ・頭痛 ・不眠 ・抑うつ <全身症状> ・疲労感 ・倦怠感 ・関節痛 ・筋肉痛 ・筋力低下 <その他の症状> ・嗅覚障害 ・味覚障害 ・動悸 ・下痢 ・腹痛 ・脱毛(抜け毛) ・発熱(長期間にわたって微熱が続くこともあります) コロナ後遺症の症状について詳しく知りたい方は「コロナ後遺症(罹患後症状)について」や「厚生労働省のホームページ」、もしくは「千葉県のホームページ」をご覧ください。   コロナ後遺症はいつまで続く? コロナ後遺症は、一般的に時間の経過とともに、その大半は改善すると考えられています。ただし、明確な期間については決まっていません。コロナ後遺症は「新型コロナウイルスの感染時期」、「感染株の種類による違い」、「重症度による違い」なども症状の改善に影響する可能性があります。したがって、コロナ後遺症がいつまで続くのかは個人差が大きいです。なお、国内で実施されたコロナ後遺症に関するアンケート調査によれば、診断から12カ月後でも、罹患者全体の約30%が1つ以上の後遺症を示していました。しかしながら、いずれの症状においても、経時的に有症状者の頻度は低下する傾向が認められました。12カ月後に5%以上の頻度で残存していた症状は以下の通りです。 ・疲労感・倦怠感(13%) ・呼吸困難(9%) ・筋力低下・集中力低下(8%) ・睡眠障害・記憶障害(7%) ・関節痛・筋肉痛(6%) ・咳・痰・脱毛・頭痛・味覚障害・嗅覚障害(5%) コロナ後遺症に関する分析報告について詳しく知りたい方は「東京都保険医療局のホームページ」や「千葉県のホームページ」をご覧ください。   長期にわたるコロナ後遺症の事例 社会が新型コロナ後に向けて動き出す中、実は今も続いているのがコロナ後遺症の問題です。感染が以前より落ち着いた今も、新型コロナウイルスの後遺症で苦しんでいる人は多くいます。後遺症の方の中には、日常生活に影響が出るケースも少なくありません。例えば、高校2年生の女性は、去年11月の感染以降乗り物に酔うようになり、毎日、電車で学校に通ったり、部活動に参加したりすることが難しくなっていると伝えています(コロナ後遺症1000例の分析)。また、有症状者の中には「倦怠感」と「だるさ」などの症状に1年以上も苦しんでいる方がいます(感染1年半後でも4人に1人が訴え)。したがって、コロナ後遺症は長期にわたって社会生活に影響を与えると考えられています。なお、コロナ後遺症の特徴は、症状の多様さです。代表的な症状としては、上述した通り、脱毛、咳、喀痰、疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、息切れ、胸痛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下などが挙げられます。   コロナ後遺症の治療と対処法 残念ながら、コロナ後遺症の症状に特化した治療方法はありません。そのため、後遺症のリスクを避けようと思うのであれば、ワクチン接種や感染予防がより重要になります。また、対症療法も大切です。コロナ後遺症の症状は、時間経過とともに改善することが多いため、各症状に応じた対症療法(症状を和らげる治療)が行われることもあります。なお、現在、日本の塩野義製薬では、新型コロナの飲み薬「ゾコーバ」が後遺症の緩和に効果があるか研究を進めています。また、一部の医療機関では、鼻の奥を強くこする「上咽頭擦過療法」が、コロナ後遺症の症状を改善したという報告が出されています。したがって、将来的にはコロナ後遺症の症状に特化した治療法が開発される可能性があると考えられています。「厚生労働省のホームページ」でも国内外で研究を進めていると伝えています。   コロナ後遺症に悩む方は当院へご相談ください コロナ後遺症は、一般的に時間の経過とともに、その大半は改善すると考えられています。しかし、新型コロナウイルス感染者の中には、感染症から回復した後にも、咳、倦怠感、疲労感、息切れ、下痢、抑うつ、睡眠障害などの症状が続き、1年以上も苦しんでいる方がいます。したがって、コロナ後遺症を放置してはいけません。コロナ後遺症は長期にわたって日常生活に影響を与える可能性がありますので、体調に異常を感じている方は速やかに医療機関を受診してください。なお、当院ではコロナ後遺症に対する診療を行っております。コロナ後遺症についてご相談したい方、あるいは体調不良が続いている方などいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。 当日の順番予約はこちらから

2024.04.27