糖尿病の方へ

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糖尿病とは?

糖尿病は体内で作られるインスリン(血糖値を抑えるホルモン)の働きが不足することで高血糖の状態になってしまうことが特徴の病気です。糖尿病は血糖値だけでなく脂質やタンパク質などほぼ全ての体内代謝に異常を及ぼしてします。また糖尿病はさまざまな合併症を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞といった大血管障害や網膜症や腎症、神経障害といった細小血管障を発症する恐れがあります。糖尿病の主な症状としては疲労感や手足の痛み・感覚低下、目が霞む、感染症にかかりやすくなるなどがあります。

糖尿病は大きく1型と2型に分けられますが、主な違いは糖尿病が起こる原因にあります。インスリンの働きが不足するということはインスリンが血糖値を抑えられない(抑えるほど効かない)か、もしくはインスリン量自体が足りない状態のいずれかもしくは両方となります。このため糖尿病のお薬についても種類がいくつかあり(①インスリンそのもの、②内因性インスリン分泌を促すもの、③インスリンの効き方を増強するものなど)、患者さまそれぞれの病態に合わせて選んでいくことになります。

1型糖尿病

1型糖尿病はインスリンを作る膵臓に異常が起こることで発症する糖尿病で、インスリン依存型と呼ばれます。子どもや青年といった若年層を中心に幅広い年齢層で発症しますが、割合は世界の糖尿病全体のうちのわずか5%です。主な治療方法は薬物療法で、インスリン製剤を注入することで症状の改善を行います。

2型糖尿病

2型糖尿病とは生活習慣や遺伝によって引き起こされる糖尿病です。2型糖尿病ではすい臓から分泌されるインスリン(ホルモン)が働かなくなることで血糖値が上昇してしまいます。2型糖尿病の原因となるインスリン作用の低下が起きてしまう理由は主に2つで、1つは体内組織のインスリン抵抗性が増すことです。筋肉や肝臓などの組織がインスリンの作用に鈍感になり、インスリンが分泌されているのにもかかわらず効きにくくなってしまいます。2つ目はすい臓に異常ができることでインスリンの分泌量が減ってしまうことがあげられます。
これらの要員は遺伝などのほか食べ過ぎ・飲みすぎや運動不足などの生活習慣の乱れによって引き起こされることもあります。

糖尿病の治療方法

  • 食事療法

    糖尿の原因は血糖値が高まってしまうことにあるため、普段の食生活のコントロールがとても大切です。食事療法の基本的な考え方としては、バランスの取れた食事と必要以上のカロリーを抑えることですい臓の負担を軽くすることが大切です。そのうえで糖尿病はインスリン量が不足して起こる1型と生活習慣の乱れなどでインスリンの働きが悪くなることで起こる2型に分けられるので、それぞれに応じた適切な食生活を心がけましょう。

    1型糖尿病の方の治療は主に外からのインスリン摂取なので、食事から摂取をサポートできるような食事療法となります。2型の方は取り入れるブドウ糖をコントロールするため、主に炭水化物の量を制限することで改善を目指します。

  • 運動療法

    運動をすることで、筋血流増加による直接の血糖値の低下や体重減少を介したインスリン抵抗性の改善です。運動の方法としては有酸素運動が効果的で、ウォーキングや水泳、自転車やラジオ体操などを無理なく続けることが大切です。近年は、短時間高負荷の無酸素運動による筋肉トレーニングの効果も注目されています。

  • 薬物療法

    種々の経口薬や注射薬(インスリンやGLP-1)があります。それぞれの方に合った治療法をご提案するほか、注射が苦手といった細かなご要望にも可能な限りお応えします。

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