板谷内科クリニックブログ

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呼吸器内科の改善についての記事一覧

呼吸器内科

呼吸器疾患の症状とは?治療法や改善策を解説

呼吸器内科に関する記事です。
咳が止まらなかったり、息苦しいと感じた際に、調べてみると「呼吸器疾患」という言葉を目にすると思います。 呼吸器疾患の症状はさまざまあり、主に喉や肺に原因がある病気です。この記事では呼吸器疾患の症状や原因、改善方法などを解説します。 この記事を読むことで早急に症状を和らげられる可能性もあるので、ぜひ最後までご覧ください。 呼吸器疾患とは? 呼吸器疾患の特徴として、腫瘍、感染症、アレルギー、自己免疫性疾患などの疾患の種類が多いということです。 また、呼吸器疾患は「気管支喘息」「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」「肺がん」の呼吸器感染症が呼吸器疾患の4大疾患と言われています。 呼吸器疾患の症状 上記でも記載したとおり、呼吸器疾患は複数の症状を指しています。 呼吸器疾患(呼吸器の病気)にかかることで、身体に様々な症状が出現します。 咳が止まらない 健康な身体でも1日に何回かは咳は出ます。しかし、何度も続く咳や、痰の絡みが激しい咳がある場合、呼吸器疾患の疑いがあると判断できます。 痰が異様に絡む 咳と同様に、健康な身体であっても痰はでますが、いつもよりも痰の量が増えたり、色(黄色や茶色)が付いたり、血液が混じる(血痰)などは異常のサインです。 息切れ(呼吸困難)がある 普段の生活を送っていて「呼吸が苦しい」などの症状がある場合、呼吸器疾患の疑いがあります。 通常、息切れ(呼吸困難)は、酸素が不足しているときなど、酸素消費量が多い運動後に出ることが多いですが、呼吸器疾患の進行によっては、運動をしていなくても息切れが起こるなど自覚するようになります。 喘鳴(ぜいめい)|変な呼吸音が鳴る 喘鳴とは、呼吸に伴って連続的に発生する異常な呼吸音のことです。診察に行かれる患者さんは自身の症状を説明するときに、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と表現することが多いです。 気管支喘息の発作や、異物の誤飲などがある際、気管や気管支が狭くなり、そこを無理やり通過する酸素が笛のようになって、喘鳴を出します。 胸の痛みを感じる 胸痛は、多くの疾患で出現するので、胸の痛みを訴えるだけでは疾患名(病気・症状の名前)を特定できないケースがほとんどです。 ただし、胸痛がある疾患には、狭心症・心筋梗塞などの緊急を要する病気があります。 胸痛を訴える患者さんを担当した医師は、急な発症かどうか、以前にも同じような胸痛を経験したか、他の既往症(持病)があるかなど、早急に問診します。仮に心臓の疾患であれば、循環器科もしくは呼吸器科が担当します。 嗄声(させい)|声が枯れている 声が枯れている(しゃがれ声)ということは、声帯に異常がある可能性が高いです。 こういった症状では、耳鼻咽喉科の医師が診療を担当します。 一方、声帯は大丈夫でも、それを担当する「反回神経」がマヒを起こしても声が枯れることもあります。 反回神経麻痺(=嗄声)の患者さんは声帯が正常に閉じないので、液体や麺類を食べるときむせやすくなるなどの症状が挙げられます。 参照:呼吸器の病気|一般社団法人日本呼吸器学会 ここからは上記で挙げた呼吸器疾患症状別の原因などを解説していきます。 咳喘息の原因 咳喘息は、慢性的に咳が続く気管支の病気です。風邪などに併発して起こることが多く、風邪を引いた後に2~3週間以上咳が続くことがあれば、この病気の可能性が高いです。 1日中激しめの咳が出る・タバコの煙・寒暖差・会話をする際に咳が出やすいのも特徴です。また、咳の発作が激しいと、胸に痛みが出てきます。 成人の中では、女性に多い傾向があり、咳喘息の再発を繰り返します。 こういった症状は、気管支喘息とは違い、呼吸困難や喘鳴はありません。さらに発熱や痰などの症状もないケースがほとんどです。 咳喘息の原因として、さまざまな刺激に対して気管支が過敏になり、気管の炎症・咳の発作が起こります。 原因として、たばこの煙(受動喫煙を含む)・室内外の温度差や天気(雨天等)・ストレスなど、さらにホコリやダニなどのハウスダストなども咳の発作の要因になると言われています。 慢性塞性肺疾患(COPD)になる原因 慢性閉塞性肺疾患(COPD) は 咳・たん・息切れが主な症状です。 頑固な咳やたんが続き気管支が狭くなる「慢性気管支炎」と肺の組織が破壊されて徐々に進行する息切れや呼吸困難を起こす「慢性肺気腫」のどちらか、もしくは両方の症状により、肺に送る空気(酸素)の流れが悪くなる病気です。 初期症状では自覚症状がほとんどないケースが多く、徐々に進行して気付けば重症となります。 慢性塞性肺疾患(COPD)は進行してから、患者さんが咳やたん・息切れなどの症状に気づく場合が多いです。 この症状を「年齢のせい」と思う方も多いので、必ず見逃さないように注意しましょう。 日本では40歳以上の8.5%(男性13.1%,女性4.4%)、COPDの潜在患者は530万人以上と推測されていて、治療を受けているのはそのうち5%未満と言われています。未治療の患者さんが多いのも特徴です。 また、慢性塞性肺疾患(COPD)は「別名タバコ病」とも言われています。この病気の最大の原因は喫煙で、患者さんの90%以上は喫煙者です。副流煙も含む喫煙が大きく影響し、タバコを吸わない人でも4.7%の人がCOPDにかかっています。 参照:慢性閉塞性肺疾患(COPD)の別名はタバコ病 気管支喘息になる原因 喘息は、呼吸するときに空気の通り道である気道(気管支など)に炎症が起きて、空気の流れが制限される病気です。 気道はいろいろな吸入刺激に反応して、発作的な咳が出たり・気管支が鳴る・たまに呼吸困難が起きます。 この症状は、治療により改善したり、自然と治ったりしますが、治療の継続を怠れば繰り返し症状が出てきます。 ※年に数回軽い喘息発作を起こすだけで、たとえ無症状でも気道では長い期間炎症が継続しています。 適正な治療を行わないと、炎症とその修復が繰り返される過程で気道の壁が厚くなり、空気の流れが元に戻らず、気道の過敏性も増します。 また、家の中など、室内のアレルギー物質として最も多いのがハウスダストやダニです。 ほかにも、花粉やカビ・薬物・排気ガスなどの大気汚染物質・呼吸器感染症(かぜやインフルエンザなど)・タバコ(副流煙)・ストレスなどが知られ、その原因は多くあります。 呼吸器疾患の治療方法 呼吸器疾患の治療方法は、症状や生活の質を改善し、病状や体力の悪化を予防することが重要です。 その治療の基本は禁煙で、病状の進行を遅らせたり合併症を予防することが見込めます。 そのほかには、運動療法(呼吸リハビリテーション)・薬物治療(気管支拡張薬や抗炎症薬の吸入、去痰剤など)・栄養療法などを組み合わせて治療を行います。 どの治療も、日常生活の中に取り入れて習慣化し継続することが、早期解決の秘訣になります。 呼吸器のリハビリもある 呼吸器官のリハビリも現代の医療では行われています。 息切れを和らげること・生活を見直すこと・運動習慣をつけることなどの私生活でも行える治療法です。 リハビリは患者全身の状態をあらゆる角度から診療し、状態を評価します。患者さんごとに、そのときの症状や状態に合う生活習慣の改善やリハビリの計画を考えます。 呼吸筋のストレッチやマッサージ、機器を使用する呼吸器の訓練、呼吸を整える歩行訓練、日常動作の工夫などを身に付けていく治療法です。 呼吸器疾患の予防や改善方法 呼吸器疾患は感染によるものが多いです。しかし、単なる感染ではなく生活習慣と深く関わりのある病気とも言われています。 上記でもお伝えした通り、たばこ病とも言われるほど患者の90%以上が喫煙者なのです。この事から分かるように呼吸器疾患最大の危険因子は喫煙であることは間違いありません。 喫煙での発症リスクは、喫煙を始めた年齢・タバコの本数・喫煙年数に比例し、喫煙量が多いほどリスクが高くなる傾向にあります。 また、喫煙者本人でなくても他の喫煙者から出る副流煙(受動喫煙)も危険因子になります。 呼吸器疾患を予防するにはまず禁煙から 上記でもお伝えしたようにCOPDなどの呼吸器疾患の原因は「喫煙」が多いです。 改善・予防方法として、「たばこを吸わないこと」に尽きます。発症リスクは喫煙年数などに比例しているので、1日でも早く禁煙に成功すれば予防効果が大きくなります。 また、COPDなどの呼吸器疾患が発症している方でも、すぐに禁煙を始られれば治療効果が上がり、症状の進行を止めることが可能です。 長い年月の間でたばこを吸っている人によっては、「今さら禁煙しても遅い」と考える人も多いのが現状です。 しかし、禁煙に「遅い」ということはなく、呼吸器疾患のリスクは格段に減少することができます。 喫煙は「喫煙者本人だけの問題」で終わらせるのではなく、受動喫煙が起こす被害を抑えるためにも、家族や職場内に喫煙者がいるなら、禁煙をサポートするか、分煙を徹底する必要があります。 参照:全国健康保険協会【呼吸器の病気】肺の生活習慣病といわれる「慢性閉塞性肺疾患(COPD)

2021.05.25