千葉県千葉市の都賀駅周辺で慢性腎臓病にお悩みの方へ

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どんな病気?

慢性透析患者の生命予後が悪いことはよく知られています。最近の疫学研究により、極軽度の蛋白尿や腎機能障害でも生命予後や心血管疾患(狭心症、心筋梗塞、脳卒中、脳梗塞、脳出血)の発症に重体な影響を与えることが明らかになりました。
腎機能障害を早期に捉え、原因疾患の治療や危険因子(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)をコントロールすることにより、末期腎不全や心血管疾患の発症を抑制できることが分かっています。
軽度の蛋白尿(アルブミン尿)や腎機能障害を慢性腎臓病として捉え、積極的に治療することが現在では推奨されています。
症状が感じられない場合が殆どのため、検診などで指摘されたら、早めに治療することが大事です。

診断方法

慢性腎臓病を診断するためには尿検査や血液検査などで腎臓を調べる必要があります。
尿にタンパク質が含まれていないか、老廃物が含まれているかなどを見ることで腎臓の働きを確認し、(慢性)腎臓病を患っていないかを検査します。
その他画像検査(エコー検査など)で腎臓の形や合併症(結石や腫瘍など)が生じていないか確認することもあります。

腎臓に異常が継続して見られる場合は腎生検という腎臓の一部を採取して検査する方法をとり、腎臓の状態を明らかにします。

治療方法

慢性腎臓病の治療方法は発症した病気によって様々です。
食事療法としては腎機能の低下を防ぐためタンパク質やエネルギー、塩分摂取量の制限などを行います。薬物療法はむくみなどの症状を和らげるための対処療法と免疫系、血液の異常に対する原因療法の2つに分けることができます。
慢性腎臓病の治療は長期に渡ることがほとんどです。適切な食事管理や治療法をとって腎臓病の悪化を防ぎながら、食事・睡眠・運動の生活習慣を見直して根気よく治療に励みましょう。